小口先生の施術 (よんかいめ)
とうとう、晴れて(天気の話ではないです、念の為…)県を跨ぐ移動になんの理由もいらなくなったので、堂々となんの言い訳もなく静岡県まで行ってまいりました!!!
それでもやや疑いを持ちながら 静岡に向かうと…
本当に先月まで何十と県境に置かれ、我が山梨県民を威圧していた「静岡県に今は来ないで!」の立て看板がきれいさっぱり消えている!!!!!
あいにく雲の多い天気で富士山は見えなかったけど…
今日は牛たちも のんびり草を食む姿を見せてくれはしなかったけど…
なんだか「ありがとう、静岡県!!!」という気持ちになるものですね。
そんなこんなで静岡県に拒否されることもなく、揚々と向かう足取りは…
実は重くて…
だけど、これは精神からくるものでも何でもなく…
単純に主人のパーキンソン病の症状が良くなくて文字通り「足が動かない!」という意味ですね!!!
今朝 出かけるにあたり、主人が口にした言葉がこれ。
「さぁて、いい感じだ!! 絶不調だぞ!!! 小口先生に会うのが楽しみだなぁ…」
実際私も支度する様子を見ていましたが、左半身がなかなか動かないからバランスが取れない…
ちょっとバランスを崩したものなら そのまま前のめりに倒れそうになる…
何とかバランスを立て直しましたが、手に持ったコーヒーは飲まれることなく ぶち撒かれるものだと確信したくらいです。
そして色々飛ばして目的地「本部道場」に着くと、道場では明日に卒業を控えた研修生の皆さんが真剣な眼差しで講義を受けている真っ最中!!!
受容器の勉強…
のびた、早く、引っ張られた、痛いぞ!!
あー、そうだ…
うん、勉強した…
そうだ、そうだ、ぞうだ、そうだ!!!
あれ?一匹象がいるぞ???
…なんて思いながら私も勉強し直し。
このままじゃ、落第だ…
早く施術の話にしよう…(´・ω・`)
…と午前の講義が一段落したところで 施術へ
今日は足から施術を始めた小口先生…
「今日は絶不調です!!」とは言ったけど、どこが、とは言ってないんだけど…
「右足が固まっちゃってるね…」と、小口先生
「そうなんです」と、主人
パーキンソン病というのは通常片側に症状が出ます。
主人の場合は、それが左。
でも それをかばうため、右側がカチカチになってしまっていたのです。
…ということは、左の症状もかなり良くないということ。
でも、あっという間に症状は落ち着いていきます。
小口先生が触れるところ、それは確実に主人が違和感を感じている場所なんだ、と後から主人に聞きました。
今回は研修中ということもあり、研修生の方に少し経緯と症状、小口先生の施術後の感じなどを 伝えさせていただき、その時にも言ったのですが、主人は相手をいきなり信用するタイプではありません。
疑ってかかるタイプであり、受け入れるまでには壁を作るタイプ。
でも、そんな主人が4回目にして (実際1回目ですでに落ちたのですが…笑) そこまで小口先生を信頼し、施術を受ける日を心待ちにしているのは、その無駄なく いきなり不調を感じる場所に触れる確実さ。
そして、その触れられた先から緊張が解けてゆく安心感。
小口先生は話術にも長けていらっしゃいますが、とにかく色んな意味で相手を読むのが早い…
これは腱引き師として、私も勉強させていただかなければいけないと いつも感心させられるところでもあります。
…今回も本当に短い時間に、主人は立つ動作も片足立ちも、難なくこなせるようになってしまいました。
もちろん上半身の改善も早く…
施術後、小口先生が仰ったのですが…
「緊張が出にくくなったよね」
「そうなんです、震えとかも、固まっちゃう感じも少し出にくくなってる気がするんです」と主人
「そういえば、私(一応腱引き師の端くれの端っこ)に、腕何とかして!とか言うことも少なくなったよね…」と私
…薬で止めるのとは、確実に違う方法で!!
小口先生曰く「それが一時的であれ、その症状を止めることができるということは、その時間が長く続けば、長期的に出なくすることも可能ってことなんだよね…」
私たちの感覚の中には「この改善された状態が、いつまで続くかわからないけど、少しでも長持ちしてくれるといいよね…」くらいな感覚しかなかったのですが、言われてみればその通り。
今回も帰宅して、今に至るまで、好調は続いています。
薬は飲めば効きます、でも面白いくらいに、その効き目はパタリと消え、症状は完全に元に戻ります。
徐々に効いている時間が短くなり、そうなると 薬の量を増やすか、より強い薬を選ばざるを得ません。
でも、小口先生の施術は薬の一錠も飲むことなく、身体が楽になる時間がちゃんとある。
難病と言われる、治療法が確立されず、進行を止める方法すら解明されていない病名を宣告された人にとって、このひとことが持つ意味は「希望の光」以外の何物でもありません。
…「また来月、静岡に来るのが楽しみだな!!」と口にした主人の心境は、今回の小口先生に対する満足と感謝そのものなんだろうな、と思いました。
小口先生、今月も素晴らしい時間をありがとうございました!!!
…そうそう!!
小口先生がこのあとドーパミンについて研修生の皆さんにも説明してくださいました。
こともあろうに、その内容の中で 頼りない私の脳みそに明確に記憶された事柄がひとつ…
「愛情が継続する時間は18~36ヶ月である!!!」
これを研究した博士の名前は忘れてしまいましたが…
なるほど、恋をすればドーパミンの分泌は増える、でも愛情がMAX3年なら…
遠慮なく恋をするといいよ、相棒!!!
現に私は恋をしているよ「sekai no owari」の深瀬くんにね♡
なにも今どき2次元に恋人がいたって驚かない時代なんだからさ!!!笑