BECKというブランドを立ち上げます。
こんにちは。
みなさんごきげんよう。3年ぶりくらいにnoteを書きます。渡邉と申します。もしかすると初めて見てくださった方、たまたま見てくださった方もいらっしゃると思うので、サクッと自己紹介をすると、
ワタナベシンゴです。1998年生まれ。三重県四日市市出身。好きな食べ物は麻婆飯とカレーとフジロックです。
現在は新卒としてお世話になった会社を退職させていただき、36連休目の今日を過ごしながらちょくちょく自分のブランドの準備を進めたり、親愛なる友人のプロジェクトのお手伝いをしたりしています。
BECKをつくることにしました。
このたび、The BECK(ベック)というブランドを立ち上げることにしました。BECKはコーヒーをメインとした飲食店を主軸に、兼デザイン事務所として機能します。また、環境保護に関する発信をするメディアでもあります。BECKはそれら全てを創っていくクリエイティブチーム全体を指します。
BECKを構築する3つの部門
・BECK COFFEE LOUNGE (以下COFFEE)
・BECK NATURE CONSERVATION(以下NATURE)
・BECK CREATIVE WORKS(以下CREATIVE)
BECKはこの3部門の構成で動いていこうかなと思います。ややこしいのですが、これはBECKが3つの組織としてそれぞれ分かれている訳ではありません。
3つの部門に区分することによって、ブランドの思考や活動が上手に伝えることができるかなと思っています。
(補足)
A,BさんはCOFFEE、C,DさんはNATURE 、E,FさんはCREATIVE。という『組織としての区分』がある訳では無いです。発信aはCOFFEEから、発信bはNATURE から、発信cはCREATIVEから。というイメージです。
BECK COFFEE LOUNGE
夜までコーヒーが飲めるバーラウンジです。コンセプトは『境界線をつくらない、人と地域のハブに』です。
BECK COFFEE LOUNGE
LOUNGE(ラウンジ)とはなんぞ?ってとこなんですが、直訳だと待合室や客間、休憩室等のくつろげるスペースを指すようです。はっきりした定義はないようですが、パブリックスペースにおけるゆっくり過ごせる空間を表現することが多いようで、イメージと近いかなと。ホテルや空港でラウンジってありますよね。
言ってしまえばカフェやコーヒースタンドとお店のスタイルは変わりません。なのでBECK CAFE & BAR や BECK COFFEE STANDでもよかったんですが、スタッフとお客さん、お客さんとお客さんの境界線をあえてぼやかしたような店舗デザインにしてみたいな〜という想いからLOUNGEを採用してみました。
(一応ハブの説明もしておくと、、)ハブっていうのは、元々は車輪の中心部を指す語で、ケーブルなどを集約するデバイスを意味したりします。ここから派生した言葉でハブ空港というものがありますが、これは各地からの航空路が集中し、乗客や貨物を目的地に中継する機能をもった、その地域の拠点となる空港。だそうです。
規模は小さいですが、BECKはまさにハブ空港のような役割を果たすハコになればなと思います。人と地域を結ぶ、人やモノを集める場所です。
BECKは店舗で完結する場所でなく、地域や生活の中に一種のメディアとして機能させたいなと思っていて、、
ただ商品や体験を提供する場所でなく、来てくれた方の1日がちょっと楽しくなるような、その材料をお渡しできるような場所でありたいなと思っています。あとは任せます。お楽しみあれ!って感じで。
BECKを通して住んでる場所のいいところを再発見できたり、新しいコミュニケーションが生まれたりするといいなと思ってます。
ここがBECKブランドの顔であり、広めたい場所です。が、ホントにやりたいことは実は後の2つにあったりします。
(なぜコーヒーなのかってとこは長くなってしまいそうなのでまた後日、別のnoteで書いてみます。)
BECK NATURE CONSERVATION
(前置き)
やはり自然が好きである。
地域にもよりますが、日本という括りで見ると幸い、まだ自然に触れることのできる場所はたくさん存在します。僕は昔から毎日海で泳いで森で走って、、という自然派少年という訳ではなかったですが、それなりに自然と触れる時間は多くあり、生活とは切り離せない存在です。
でっかい自然のパワーを感じるたびに、自分の物理的、歴史的、生物的なショボさを感じて、あ〜なんてちっぽけな人間なんだって。いい意味で。
そして「あ〜これは子どもができたら一緒に来たいな〜。おじいちゃんになっても友達とキャンプしたいな〜」と思うわけです。
その想いに反して、世界の自然環境は止まることなく破壊されています。
近年、持続可能性(サスティナビリティ)、SDGsという言葉をよく耳にするようになってきました。それに関しては大変喜ばしいことですし、大企業が率先して取り組んできた結果、もたらしたインパクトとも言えます。
ただ、それらの言葉がただの飾りとして浮遊しているように感じる場面も多く感じます。本質はサスティナブルな製品であることを謳うことではなく、その開発でもなく、未来の地球のためになる選択を今の僕たちができるかどうかです。
言葉が知られ、なんとなく意味が分かっている。なんとなくそうやって謳う商品の方がイケてる。だから購入する。
実際イケてると思います。僕も企業がそれをプッシュすることは言うまでもなく肯定的なんですが、本質がどこにあるのか?という部分を製品とセットにして伝えなければ長期的に効果を出すことが難しいのでは無いかと考えています。
現在、地球環境はかなり深刻なものになっており、現在のCO2排出を続けた場合の気温上昇とそれに伴う熱波、水没、津波、洪水。多様な生物の絶滅、それによる飢餓や紛争など、影響は非常に大きく、現代の我々が義務的に背負うべき課題でもあります。
前置きが長くなりましたが、、、
BECK NATURE CONSERVATIONは「自然と生きる」をメインコンセプトに、我々の選択と行動により「少し、地球に優しく、少し豊かに」暮らすことができる状態を目指すブランドです。
現在の地球環境への課題に向き合い、3つのアプローチを取ります。
・BECKブランドの商品とセレクト商品の販売・発信を通して、自然環境に優しい製品の選択を気軽にできるようにする。
・売上の一部を自然保護団体に寄付、もしくは自分たちの非営利活動資金に充て、循環させる。
・地域の自然を発信し、「自然と生きる」モデルを提案する。
ファッションとしてのサスティナブルでなく、本質的なアクションを。ここは、うまくBECK COFFEE LOUNGEと連動できればなと思ってます。
これも構想段階なのですぐに実現できるかわかりませんが、BECKではマイカップ持参をスタンダードとし、紙コップはオプション扱いで追加料金をいただこうかなと思ってます。持ち帰り用の紙袋等も再利用可能なオーガニック素材を採用し、デポジット制(利用の際に料金をいただいて、返却の際に返金する)を採用する予定です。
お客さんから見たときの料金と利便性のバランス、お店側から見たときのオペレーション負荷と原価圧迫がその辺りのハードルになると思うので、構築するまでに様々な工夫が必要になってくると思いますが、この辺りは頑張っていきたいです。
また、BECK NATURE CONSERVATIONとしての売り上げは10%をIUCNやWWF等の自然保護団体・動物保護団体に寄付できる形をつくる予定です。
革新的なことはできません。ただBECKは、地球と全ての生物に良いモノを扱い、なぜ良いのかを発信します。そこに少しでも共感が生まれ、一緒に選択してくれる方が1人でも増えたら嬉しいです。
BECK CREATIVE WORKS
BECK CREATIVE WORKSはギルド型のクリエイティブチームです。
ギルド型とは(なんぞやという話はこれまた長くなるので詳しくは後日として、、)簡単に言うとプロジェクトごとにチームを編成して仕事をする組織形態で、半分会社、半分個人の集まり。というニュアンスです。
BECK COFFEE LOUNGEというのはCREATIVE WORKSの第1プロジェクトという位置付けにあります。今後、飲食店に限らず、様々な形で展開していく予定です。
COFFFEE LOUNGEは1つの作品でありCREATIVE WORKSがそのディレクションを取ります。
『となりのトトロ』は『スタジオジブリ』の1つのプロジェクトであり、そのプロジェクトのために、チームが編成されています。作品が変わると、組織内でのチーム編成やポジションの役割が変わったりします。BECKもそのような感じです。
実はこれが1番やりたいことです。僕はほんとに友達や環境に恵まれていて、なんやかんやで、チープな感じではありますがそれなりに色んな経験をしてきたかなと。仕事の内容や属すコミュニティによって、人の価値観は変わっていったりする訳ですが、その中でも変わらないものもあったりします。
僕はそれが、『創ること』だな〜と思っていまして。何をつくるかはそんなに重要では無いんですが、とにかく0→1で何かプロダクトを作ったり、企画を動かしたりするのが楽しいです。
そしてそれは、個人よりもチームでやってるときの方が数倍ワクワクします。
僕の場合はデザイン関係の企業に属したことも無いですし、そういう家系でもないです。学生時代の専攻も全然違うんですが、、、やはり自分は芸術の分野に触れながら仕事がしたいなと思います。
天才的なアート作品をつくれるようなタイプでは無いですが、チームを編成しながらそれぞれの得意分野を活かして、1人ではできないものを。また、企業ほどのパワーと経済力はありませんが、とことん人や地域と一緒に考えるデザインができたらなと。気合い入れてきます。
BECKのビジョン
BECKというのはクリエイティブチーム全体のことを指し、それらは大きく3つに細分化されるということを書きました。
それぞれのコンセプト(と、いうかまだ何も着手していない状況なので、どちらかと言えば『活動テーマ』という表現の方が近いかも。)も掲げましたが、BECKとしては何を目指すの?という部分です。
BECKの理念は、
BE CREATIVE MAKE IMPACT
クリエイティブに。インパクトを。
です。「クリエイティブである」「インパクトを作る。与える。」という言葉を僕なりに定義付けすると、、
クリエイティブ
→既存の方法やデザインに捉われず、ジャンルに固執せず、組み合わせによって新しいモノや考え方を生み出すことができる。10+10の足し算でなく、10×10の掛け算の考え方ができる。プロジェクトに限らず、コミュニティの作り方、働き方、遊び方なども新しい視点を持って思考する。
例えば、、BECKは軌道に乗ったら2月は全てのプロジェクトを1度ストップさせて海外旅行をしたいです。(あくまで理想です。)それをするにはチーム1人1人のスケジュール管理や雇用確保、1ヶ月丸々止まっても支障をきたさない利益管理が必要です。そこを含めて、働き方という部分でもクリエイティブを表現できたらなと思います。
インパクト
→商品やサービスの提供者で留まらず、間接的に暮らしに入り込み、ユーザーが能動的に考えて商品を選択したり、企画に参加したりする。体験して終わりではなく、BECKに関わる人の生活や価値観に少し、変化を産むことができる。
例えば、、BECKは持続可能な社会の実現に向けた消費行動を、体験を通して変えれるといいなと思っていて、「BECKで持ち帰り用で渡されたミツロウラップ、このまま家でも使えるし、ラップ代浮くし、全部これでいいじゃん。」とかになったら嬉しく思います。
とまあ両方とも使い古された言葉ですし、横文字でなんとなくカッコつくだけじゃん。って感じもするんですが、やっぱり自分が何をしたいか掘っていったとき、本質に近いところはここかなと思います。本当にまだ言ってるだけなんですが、できるだけこれをチームとして表現できる状態をつくります。
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ここから余談
ここまでがBECKってなに?というブランドのざっくりとした説明の部分でした。ここからは余談というか、、、実はリリース前に何人かの友人に見せてフィードバックをもらいました。そしたら「シンプルに長いと思うぜ。」という声を多くいただきましたので、これ以降ははみ出した部分です。
ですのでここから先は、興味のある方は是非読んでください。僕個人の想いみたいなのがまとまり無くダラダラ書かれてたりします。本当は本文に入るはずだったが削除された文章たちです。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
BECKはどこでやるの?
いったん、三重県四日市市拠点でやります。
僕は生まれも育ちも四日市で大きく拠点を変えたことがないので、外部から住んでる土地を観察したことが無いんですよね。なので正直なとこと、全部が「普通」であり、いいところも悪いところもあんまり分からないな〜と思ってました。
かと言って、絶対東京でやりたい!とかも無く。。
なので、地元を盛り上げたいから四日市でやるっていう流れではなく、実績も資金も無い今、一番ローリスクで始められることからしよう!ってなったらやっぱり地元か。っていう感じです。ただ、せっかくローカルでやるんだから、コミュニティつくりみたいなところには注力したいなと。
カフェバーをメディアとして機能させるって?
BECK COFFEE LOUNGEはメディアとして2つの役割を持っていて、、
・地域や人を繋ぐような働き
・環境保護に関する発信をする働き
ひとつめ、要はBECK COFFEE LOUNGE自体が四日市(もしくはその近辺)のおすすめポイントを紹介する雑誌や新聞みたいな役割を果たそうよ!ってことです。
例えば、、地元の無農薬野菜を育てるおじいちゃんおばあちゃんの直売所を期間限定で作ったり、持ち運び可能なモーニングパックを作って近隣のピクニックスポットと一緒に提案したり。
そうすることで、まさに人と地域を繋げる、ハブのような存在に育っていけるといいなと思っています。
また、BECKはTOGO(持ち帰り)ありきのお店にする予定です。BECKに寄ってどこか遊びに行く、BECKに寄って家に帰る。BECKに寄って仕事に行く。みたいな導線が生まれるようにします。
四日市って意外と自然が近くにあって、海の近くでご飯食べるとか、川辺でひと休みするとかが手頃にできるんですよね。20年以上住んでて最近ようやく、いいところなんだな〜って分かってきました。
ふたつめ、BECK COFFEE LOUNGEとBECK NATURE CONSERVATIONは相互に機能し合う関係性を目指しています。COFFEEを入り口にして環境問題について関心を持ってもらったり、環境保全のメディアとして認知されたNATUREからカフェに足を運んでくださる方がいればなと思います。
雑誌を立ち読みしてたら、映画の特集ページを見つけて、気になったから帰って観てみた。そんな感じで、コーヒーを飲みに来てくれ方に、ライフスタイルの選択肢を増やすカジュアルな提案ができるような場所に。
3部門の関係性
・BECK COFFEE LOUNGE(以下 COFFEE)
・BECK NATURE CONSERVATION(以下 NATURE)
・BECK CREATIVE WORKS(以下 CREATIVE)
これら3つの関係性については本文でなんとなく触れてますが、自分でもまだ分かりにくいかなと思ってまして、、また別のnoteで図解付きで改めて書くつもりですが、とりあえず要点をまとめると。
・COFFEEはCREATIVEのプロジェクト1号という位置付けである。
・NATUREで掲げているミッションはCREATIVEでの活動を通して社会に伝えたいメッセージである。(第2プロジェクトという位置づけでは無い)
・CREATIVEはCOFFEEというハコを設け、そこではNATUREとしての発信もしていく。
・The BECKというブランドはこれらを総称して名付けられている。
まず何をするか?
えー、やることが死ぬほどあるんですが、まず今からは商品開発とBECK COFFEE LOUNGEの店舗作成をしていきます。同時にCREATIVE WORKSでのプロジェクトがいくつかあるので進めつつ。
COFFEE LOUNGEのみを切り取ってざっくりと今後の流れをお話しすると、
・8月 初期展開商品のリリース・ネット販売スタート
・9月 改装
・10月 改装
・11月(テスト運転)価格設定・レシピ確定
・12月(テスト運転)オペレーション構築
・1月 オープン
このような流れを予定しています。
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ということで
・BECKというブランドを立ち上げてみようかなというお話と、
・それが3部門に分かれつつ、相互に機能し合う関係性をつくり上げたい。
・BECK COFFEE LOUNGEがまずはブランドの『顔』となるように構築する。
ので、
・みなさん興味があればチラッとチェックして欲しいなーと、
・チラッと興味が出るように気張っていきますのでよろしくお願いします。
です。また(できたら今後、日曜の夜に定期的に。できたら。)更新します!最後までお読みいただきありがとうございました。
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