【映画感想2本目】ゴールデンスランバー
どうも、みなさんお元気ですか?ひらたくです。
「人間の最大の武器は、習慣と信頼だ」
2本目は「ゴールデンスランバー」です。高校の時に友達を無理やりつれて観に行ってから小説も読んでずっとずっと忘れられなかった作品です。
アマゾンプライムにもNetfrixにもなくて全然観れてなかったのですが、感想書くにあたってもう一度観たいと思いDVDを借りてきました。
あらすじ
首相公選制が存在する現代。仙台市では金田首相の凱旋パレードが盛大に行われていた。元宅配業の青柳雅春は数年前に暴漢に襲われていたアイドル・凛香を仕事中偶然にも助けたことで一躍時の人となり、地元では顔を知らない人がいない有名人。そんな青柳は数年ぶりに大学時代の親友・森田森吾に呼び出される。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は「お前、オズワルドにされるぞ」と告げる。なんのことか分からない青柳だったが、その直後に首相は、どこからともなく飛んできたドローンの爆発により暗殺され、警官が2人のところにやってくる。「お前は逃げろ」と促された青柳はその場を逃げ出し車を後にするが、森田は自動車ごと爆殺されてしまう。その頃、街中では早くも青柳の顔写真や映像がくり返し流され、首相暗殺犯として大々的に報道されていた。青柳は、警察やマスコミを意のままに操作出来る大きな何かが、自分を犯人に仕立て上げようとしていることを思い知らされる。_wikipedia参照
伊坂幸太郎原作で監督は中村義洋ということで「アヒルと鴨のコインロッカー」が好きな自分は絶対に外れないだろうと思っていた作品です。
伊坂幸太郎作品らしい日常がどんどん非日常になっていく、伏線が張り巡らされきれいにすべて回収していく。観てて気持ちいいいですね。
たくさんセリフが耳残るきがします。
「人間の最大の武器は習慣と信頼だ」
「お前はオズワルドにされるぞ」
「どうせ、おまえじゃねえんだろ」
主人公の青柳や、森田はじめいろんな人のセリフが独特というかいいこと言うんですよ。一番好きなセリフは
「俺にとって残された武器は、人を信頼することだから」この青柳のセリフがぐっとくくるんですよ。切る男にカップラーメンを作ってもらい、食べた後に行ったセリフです。いろんな罠にはめられて後輩のカズにも若干裏切られる形になった青柳が発するからこそぐっとくる気がします。
犯人に仕立て上げられて、なにもわからないまま必死に逃げてく中で大学時代の仲間だったり、連続通り魔殺人鬼だったり、いろんな人に助けられる。助けてくれた誰もが、青柳を犯人だと思ってないところが青柳の人の好さだったり人を信頼する力を示してます。
会社の先輩が逃げてる青柳にあった瞬間にいうんですよ
「どうせ、おまえじゃねえんだろ」
普通なら、会ったらびっくりして疑うじゃないですか。そこをただの日常会話のごとくさらっというですから青柳の信頼のされ方は尋常じゃないですね。
この会社の先輩がものすごくいい人なんですよ!青柳の逃走を手助けするんですが、逃げ切ったらチクリにこいよって言うんです。そして最後青柳がチクリにきたら超うれしそうな顔してロックだなって言うんですよ。もう泣ける。てか、一回観てるから最初にこの先輩が出てきたところですでに泣けるんです(笑)
あとは切る男ですね。連続通り魔殺人鬼なんですが、ひょんなことから青柳を助けるんです。青柳を心配したり邪魔な警察を殺したり、結局死んじゃうんですが、憎めないしいいやつなんです。しかも、濱田岳をイメージしたキャラクターで、それを濱田岳が演じてるからすごくあっているんです。
なんで犯人にされたのか、なんで首相は殺されたのか、いろんなことが謎のままおわりますがなんとなくすっきり観終われる映画です。
堺雅人はじめ、演技がうまい俳優陣がそろっているので安心してみることができます。音楽も素晴らしいです。ビートルズの「ゴールデンスランバー」が劇中流れますがいい歌なので聴いてみてください。ぜひレンタルしてください。何回も観れると思います。てか何回も観てください。
あとがき
ここまで読んで下さりありがとうございます。ずっとずっともう一回観たいと思ってみなかった作品でした。でもいろんなシーンを鮮明に覚えててこのシーンあったよなとか、この先こうなるんだよなとか記憶と擦り合わせたりできました。7泊で借りたからまた観よう。