相談は踊るの最終回
TBSラジオで土曜夜19時から放送されていた、「ジェーン・スー 相談は踊る」が最終回を迎えた。
キリンジのテーマソングも最高だったし、未婚のプロとして101個もプロポーズされない理由を書籍化するスーさんの回答は早く、かつ断定的に突き放すこともなくあいまいにお茶を濁す事もなく、誰の気持ちにでも寄り添える懐の広さがあって、大好きな番組でした。
MUMMY-Dさんが出たときはかっこよすぎて胸を高鳴らせたし、厚切りジェイソンとの相性の悪さにはハラハラしたし、いわゆるスクールカーストの頂点を極め続けたエリートアナウンサーは、悩める庶民へ的外れな回答を放つときがあるなど毎週さまざまな人間模様を繰り広げてくださいました。
あまりに重い相談も寄せられる中、ひとつひとつ解決案に向き合われ、スーさんのお体に触ることがないかと心配することもありましたが、最終回の2日後、11日月曜からTBSラジオ昼11時の帯番組を担当されるとあり、ほんとにほんとに嬉しい気持ちになりました。
スーさんの実力なら、TBSラジオの看板そのものという役割も当然の結果と大納得でありますが、全然関係ないところでこの栄転を私自身の心の中に重ねてみれば、これはいつか報われる事があるのかと過去つらい思いをした仕事のかずかずに光があたったような気分になりました。まじめにやっていればいつか必ずいいことがある、、。だがそのためには、ルールもある。番組の中でスーさんはとっさに、そんなルールをたくさん教えてくれました。
相談は踊るの最終回も会社の退職日みたいに、花が渡されたり色紙が渡されたり、サプライズでスーさんを泣かせるような恐ろしいセレモニーがあるんだろうかと注意深く聴いてましたが、番組終了2分前まで相談に乗り、いつも通りあっさりと終わっていった番組にスーさんの仕事人間らしさを感じてますます好きになりました。
最後の相談も印象的でした。他人の幸せを喜べません。どうしたらいいですか?→自尊心を高めるしかない。自尊心を高めるには他人の評価が必要なこともあるが、まずは目の前のことにひとつひとつ向き合っていくしかありませんよ、ですって。
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