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2025年1月最新版 1カ月で17冊聴破!Audibleヘビーユーザーが選ぶ面白かった作品ベスト3!
実は私、Amazon Audibleのヘビーユーザーです。
気づけば1月だけで17冊を聴了。もはや「聴いてるかな?」というレベルではなく、生活に支障が出かねない勢いで聴きまくっています。たま~に休会しつつも、基本は1~2日に1冊ペースで楽しんでいます。
そんなわけで、今回は1月に聴いた作品の中から、特に印象に残ったものを振り返りたいと思います。
1月にAudibleで聴いた17冊を振り返り、特に印象に残った3冊をランキング形式で紹介します。正直1月は「これは大当たり!」という作品こそなかったものの、じわじわと心に残る作品や、最後まで一気に聴いてしまった作品がいくつかありました。それでは、ベスト3を発表します!
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第1位:『真犯人』 /翔田寛
「真犯人」は、30年前の未解決事件を現在の再捜査班が地道に追い、ついに真実へとたどり着くという緻密なミステリー。現代・過去・時効直前の再捜査という3つの時間軸が交錯し、丁寧に伏線が回収されていくストーリー構成が絶妙でした。派手な演出こそないものの、地道な捜査と確実に積み上げられていく証拠の描写がリアルで、まるで本当に事件を追っているかのような臨場感を味わえます。
あまりにも良かったので、wowowドラマ版(全5話)も一気に視聴しました。こちらも再現度が高く、原作の魅力がしっかり詰まっていました。
重藤特別捜査班 管理官がステキ!
Audibleでのミステリー作品を探している人にはぜひおすすめしたい一作です。
第2位:『あやかし草紙 三島屋変調百物語五之続』 / 宮部みゆき
宮部みゆきの人気シリーズ第5弾。
このシリーズの魅力は、怪異が日常に溶け込んでいるような、不思議と説得力のある世界観。宮部作品ならではの「気がつけば物語にどっぷり浸かっている感覚」が存分に味わえます。
フィクションのラインが巧妙に引かれているため、読者は超常現象を自然に受け入れ、納得しながら物語を楽しめるんですよね。「ああ、そういうものなのか」と思わせる語り口の上手さは、さすが宮部みゆき。長く続いているシリーズですが、今後も期待したいです。
次巻から黒白の間の聞き役が交代するそうです。
第3位:『ダブルマザー』 / 辻堂ゆめ
「ダブルマザー」と、同じく毒親をテーマにした「サクラサクサクラチル」の2冊を今月は聴きました。特に「ダブルマザー」は、ゴシップ的な要素がありながらも、深いテーマを扱っているのが印象的でした。
辻堂ゆめさんの作品は、ストーリー展開がスムーズで、重たいテーマでも気負わず読めるのが特徴。毒親問題はフィクションでありながらリアリティがあり、読んでいて考えさせられる部分も多かったです。
テーマ的に「重すぎるかも」と敬遠しがちな人でも、比較的読みやすいのでおすすめです。
番外編:『近畿地方のある場所について』 / 背筋
最近、ホラー小説界で大きな注目を集めている背筋さんの作品。「近畿地方のある場所について」は、ホラーとしての完成度が高く、かなり楽しめました。
ホラー小説って、面白い作品になかなか出会えないのですが、この作品は都市伝説やローカルな怪異のリアリティが絶妙で、じわじわと怖さが染み込んでくるタイプのホラー。
今、背筋さんはホラー作家としてめちゃくちゃ売れていて、ベストセラー連発中ですよね。この勢いで、もっと新しい作品を出してくれたら嬉しいなと思います。
総評
今月は大当たり!という作品こそなかったものの、しっかり楽しめる作品が揃っていました。
特に『真犯人』はミステリー好きなら外せない一冊。『あやかし草子』はシリーズを追っている人には安定の面白さ、そして『ダブルマザー』は社会問題を扱いつつも軽快に読めるバランスの良さが魅力でした。
そして番外編として挙げた『近畿地方のある場所について』は、最近のホラー小説の中でも群を抜いて面白かったので、ホラー好きにはぜひチェックしてほしい作品です。
Audibleで何を聴こうか迷っている人の参考になれば嬉しいです!また来月も良い作品に出会えるといいなと思います。