瑞々しい感情を大切にする
所属しているオンラインサロン、箕輪編集室で、ある方のインタビューの書き起こしを担当しました。
その方はかなりの大御所と言える存在なのですが、インタビュー音源を聞いていると印象的なことがありました。
それは、その方が感情を隠さずに伝えて下さっているということ。
インタビュー中、ご自身が気づかなかったことをインタビュアーの発言から気づく機会があった際、
インタビュアーに対して「恥ずかしい」も「驚いた」も「面白い」も、格好つけることなく伝えて下さっていました。
しかも、インタビュアーはその方よりずいぶん歳下です。年齢を問題にするのはナンセンスかも知れませんが、それでも私は、なんと自然体な方だろう、と驚きました。
隠さずに伝えるといっても、感情の全てをただ相手にぶつけるということではもちろんありません。
しっかりと相手を尊重した上で、その時に伝えるべき感情を率直な言葉で伝えるというか(適切な表現ができないことが悔やまれます)。。
その、感情を無視せずに表現する様子がとても瑞々しかったのです。
その方が今なお作品を作り続け、多くの方の心を動かし、こうしてインタビューを求められるのは、そんな瑞々しさを持ち続けているからではないかなと感じました。
一方、私は相手に自分の感情を伝えるのが苦手です。
伝えることで相手や周囲の人を不快にさせるのではないか、などと考えてなかなか表に出せません。
好きなバンドのライブに行ってものすごく感動して、終演後に本人たちと直接話せる機会があっても、他に話している人がいると「待っているのは迷惑かもしれない…」などと思って何も伝えずに帰ってしまうこともあります。(THE こじらせ)
ですが、そうすると当たり前のように自分の気持ちと行動は乖離していき、少しずつ何かを諦め、世界に対して背を向けたような状態になります。
特に目の前の相手に大事なことを伝えられなかった時など、そういう自分がとても嫌になります。
そして、それを脱するためには自己肯定感を高めること、自信を持つこと、世界や相手を信頼すること…など、たくさんの乗り越えなければいけないものを感じていました。
でもその方のインタビューを聞いていて、まずは一瞬一瞬、目の前にある自分の瑞々しい感情を大切にすること。そこからスタートしようと思いました。
とても小さなことですが、書き留めておきたかったのでここに書いておきます。
#エッセイ #日記
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