【転職】キャリアダウン転職のすすめ
突然ですが、みなさん転職を考えたことはありますか?
私は社会人歴10年超で、これまで転職を2回経験しています。
・1回目はほぼ同年収への転職【他業界同職種】
・2回目は30%程度年収の下がる転職【他業界他職種】
2回とも30代での転職です。
未経験転職ということもあり結果的にキャリアダウン転職になったのですが、キャリアダウン転職をしてよかったこと・転職活動を通じて後悔したことなど自分自身の体験談をご紹介します。
【1】転職のきっかけ
中距離恋愛をしていた30代前半で結婚をしました。
結婚前にマイホーム購入というなんとも稀有な人種だったため、
マイホーム完成までの間は夫と別々で暮らしながら、新卒から働いていた会社で勤務し続け、引っ越しのタイミングで退職するということで退職が絶対条件の状態で転職を決めました。
【2】転職ってどうやるの?
・情報収集・自己分析
転職活動をはじめるにあたり、まずは自分がどのような仕事をしたいか、自分にはどのようなことができるか、業務や能力、経験の棚卸し作業が必要です。ここをしっかりと準備しておくことで、どのような軸をもって活動していくか明確になり、スムーズな転職活動が可能です。
・履歴書・職務経歴書等各種書類作成
転職活動が趣味の友人がおり、職務経歴書のブランクのひな形をもらい、職務経歴書を作成しました。その友人の親族が転職関連の仕事をしているということで、友人が使用していた職務経歴書を使用させてもらいました。
自己分析で棚卸した内容をわかりやすく、漏れなく記入し、作成することが必要です。
・転職サイトへの登録・企業への応募
リクナビNEXTへ登録を行いました。
便利な機能として、履歴書や職務経歴書作成ツールがあります。
私は使用しなかったですが、初めての転職活動で履歴書や職務経歴書の書き方がわからない人にはおすすめのツールです。
・転職エージェントへの登録・企業への応募
リクルートエージェントへの登録を行いました。
その他のエージェントへも複数登録。
1回目は最終的にリクルートエージェント経由で転職しました。
転職エージェントに登録すると、自分の担当者がつき、企業選定・書類作成・応募・企業とのやり取り・内定後のサポートまで転職活動の始まりから終わりまでを担当してくれます。
仕事をしながらなので、エージェントの担当者とのやり取りが大変ですが、手厚くサポートしてもらえる点はとてもいいと感じました。
【3】キャリアダウン転職してよかったこと
・休日に仕事のことを考えなくていい
前職、前々職では、休日にも仕事のことを考えていました。
「納期遅延している部品はいつ納入されるだろう」
「不具合品について、どの程度金型修正する必要があるだろうか」
など、土日祝休みの私が一番楽しめるはずの土曜日に休日を満喫できない、
という現象が起こって、心が休まらない日々でした。
現職の事務職へ転職してからは、自分の仕事を淡々とこなすことが求められ、大きい責任は伴わないので、休日はしっかりと休め、楽しめるようになりました。
・仕事と家事の両立ができる
前職、前々職の時は、家事がおろそかになることも多かったです。
夫婦共働きで夫も忙しい職種のため、平日は帰宅の早い私がメインで家事をこなすことが必要です。職場には主婦の方も多いので、沢山残業することはなかったのですが、疲れ切った状態で帰宅し、家に帰ってからも仕事のことを考え、家事に集中できないということが多いのが実情でした。
事務職へ転職してからは、プライベートと仕事の線引きがしっかりとできるため、家事に集中することができるようになりました。
・心のゆとりがうまれ、体調がいい
忙しく仕事をしていた時には、常にせかせかしていて、精神的に病んでいました。実際に休職も経験し、病院に通っていたこともあります。
仕事のことばかり考えていると、日々の生活が楽しめていないなと感じました。やりたいこともできず、取りたい資格があってもなかなか勉強する気力がないという悪循環が続きました。
現在は、やりたいことにどんどん挑戦することができ、充実した毎日を送ることができています。
【4】こうすればよかったと思った後悔ポイント
・同職種ではないところへの転職
1回目の転職の話です。
もともと過酷な職種で数度体調を崩したにもかかわらず、転職エージェントに促され、確実に内定が出るところの面接を受けてしまいました。
結果、福利厚生のしっかりした大企業へ転職できたのですが、もともとの職種の過酷さ+前職より使用しにくいシステムへの改悪や業務上の様々な無駄を感じることが多く、わずか1年で再度転職することになってしまったことが1番の後悔ポイントです。
・転職エージェントの言うことに惑わされなければよかった
転職エージェントは転職希望者を転職させることにより、利益を得ることができます。色々話を聞いてくれたりするので、親身になってくれる存在のように見えますが、急かされるという感覚をもってしまいました。
これは担当者との相性もあるかと思います。どうしても担当者とあわない場合は、担当者を変更することも可能です。
・自己分析や自分のやりたいことを明確にすべきだった
退職までに転職先を決めたい!という期限付きの転職活動の焦りから、転職エージェントへ自分の意向を伝えきれていなかったと思います。
もっと自分自身が何を大切にして仕事をしていきたいか、よく考える必要があったのではないかと振り返ると悔やまれます。
もう少し自分自身の譲れないポイントを明確にして、転職活動に取り組むべきでした。
まとめ
1社目・2社目とかなり忙しく働いており、心身ともに不調なことが多かったです。もともと、経理部門へ配属されたかったということもあり、やりたくない仕事をこれから先もずっと続けていくことにいつからか耐えられなくなっていました。お給料は下がっても、毎日健康でストレスを感じない日々を送れるようになり、今はとても幸せな日々です。
この働き方が正しいか、今後どうしていきたいか、迷うこともありますが、いくつになってもやり直せるように色々なスキルを身につけていきたいです。
仕事をしていてどうしても辛くなったら、仕事を辞めるということも1つの選択肢に入れていいと思います。