おしまいのありがとう
noteに何を書きたいのか分からなくなって、更新できないでいました。
夫が癌になって、びっくりして、大変なことになった!と思って。不安だったし、怖かったし、だけどどこか冷めている自分もいて。誰かに何かを聞いて欲しくて、書いてきたのだと思います。顔の見えない誰かにしか話せなくて。
いま、夫は元気です。本当に幸運なことに、薬がよく効いています。それで、いま家族みな平穏な日々を送っています。
でも、この薬が効かなくなったら、次の薬を試すことになります。そうやって一つずつ可能性が消えていくたびに希望をなくしていくのでしょうか。いや、まだ試せることがある、と心強く思えるでしょうか。次の局面でなにを感じ、なにを考えるか、想像もつきません。
夫が病気になって、あらためて、「いま」の大切さに気づきました。「いま」の気持ち。それに向き合うことは案外難しいと感じます。先々を憂いたり、人目を気にしたり。
気持ちを吐露するのではなく、気持ちをジャッジせず、自分の中にあるものを自分で認めること。
いま私は、気持ちを公開するタイミングではないんだろうな。
マガジン「まさかを登る胸のうち」は、これにて、おしまい。
ここまで、お読み下さり、本当にありがとうございました。読んでくださる方がいたからこそ、続けられました。noteと、ここにいる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
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まさかを登る胸のうち
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副業持ちサラリーマンの夫と、中学生、小学生、保育園児の三人の娘と暮らしています。私は製造業で材料調達を担当する会社員。まさか夫が癌になるな…
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