「もしも」のことを考えていることは秘密だから
「もしも一年後、この世にいないとしたら。」
以前から気になっていた書籍のタイトルだ。夫が癌になってしまった今こそ、やはり読みたいと思っている。だけど、私はこの本のタイトルを夫や子ども達に見られるわけにはいかない。
夫の気持ちを完全には理解できないと思う。だけど、ちょっとでも想像できたらな、と思っている。この本がその一助となってくれるのを期待している。
何にイライラしているのか、何をそんなにセカセカしているのか、何故ときどき妙に饒舌になるのか。
私は普段リビングで本を読んでいる。そんな姿を見て、娘たちも読者好きになったのかな。だけど、今は独りでこっそりと読書する時間が欲しい。
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