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「臨機応変」という言葉でわかる良い組織とダメな組織

起立!気を付け!礼!

よろしくおねがいします!

どうもカメレオンマン4℃12です。

「その名前何やねん!?」って思った方は↓を参照してみてください)

今日は、「臨機応変」という言葉の使い方でその組織が「良い組織」か「ダメな組織」か分かるよね!ってお話です。

学校関係者に関わらず、一般企業含めて全ての人に関わる話だと思います。

4分程度で読み終わるはずなので、よろしければどうぞ。

「臨機応変」ってなに?

「goo辞書」さんに聞いてみると、

「臨機応変」:状況に応じた行動をとること。場合によって、その対応を変えること。▽「臨機」は事態にのぞむこと。「応変」は変化に応じる意。

ってことですが、この言葉が使われる場面としては

「不測の事態が起こっても、冷静になって落ち着いて行動する」

というように、プラスの意味で用いられることが多いと思います。

例えば、「臨機応変な対応を心掛けてください。」とか

臨機応変な行動のおかげで助かりました。」とか…


「じゃあ『臨機応変』って言葉がたくさん出てくる組織は、想定外の出来事が起こっても落ち着いて対応することができるってことやから、良い組織ってことですよね?」

って思うかもしれませんが、ここにめっちゃ危険な落とし穴があります。

もう一歩踏み込んで、その「臨機応変」の正体を暴く必要があります。

(お前は本当に「臨機応変」なのか!それとも・・・)

「臨機応変」という言葉の正体

ということで、

ここで、ある学校現場のワンシーンを見てもらいたいと思います。。。

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<入学式会場の入り口にて>

教員A:「本日は誠におめでとうございます。」

保護者A:「ありがとうございます。・・・あ、あの~、すみません。」

教員A:「はい?どうかなさいましたか?」

保護者A:「すみません。スリッパ持参って指示があったと思うんですが忘れてしいまして・・・」

教員A:「あ~、なるほど。分かりました。え~っと…B先生!予備のスリッパ持ってきてもらってもいい?」

教員B:「はい!わかりました!でもスリッパってどこにあるんですか?」

教員A:「ん~俺もわからんな~。教頭先生は知ってるかな?とりあえず、聞いてみて!」

<入学式会場のトイレ付近にて>

保護者B:「あ、すみませ~ん。女子トイレが混んでて、このままだと式の開始に間に合わないと思うんですけど、どこか別の場所ないんですか?」

教員C:「えっと~。少々お待ちくださいね。。。D先生、どこか別のトイレってありますかね?」

教員D:「ん~。じゃあとりあえず、○○棟の1Fに案内してみます?」

<入学式終了後>

校長:「え~、教員の皆さん。本当にバタバタでしたが、皆さんの臨機応変な対応で無事に素晴らしい入学式を行うことが出来ました。お疲れ様でした!」

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学校現場に限らず、このような場面に遭遇した人は少なくないはずです。

この校長の「臨機応変」って、ホンモノの「臨機応変」ですかね??

実際、僕が学校現場で聞いた「臨機応変」のうち、ホンモノの「臨機応変」はわずか3%程度です。(カメレオンマン4℃12教育研究所調べ)

じゃあ、残り97%のニセモノの「臨機応変」の正体は何なのかというと…

そうです。

「準備不足」

だったんです。

だって「入学式」って毎年実施しますよね?…「マニュアルを作って、実施後に反省を行い、改善する」というサイクルが出来ていれば、そんなものに「臨機応変」の余地なんかほとんど残されていないはずなんです。

もちろん、どんなに改善を重ねても、毎回改善点は出てくると思いますが、毎回同じミスをしたり、同じところでバタバタするのは「臨機応変」でも何でもなく、ただの「準備不足」だと僕は思っちゃいます。

しっかりとした「準備」の上にしか「臨機応変」は成立しないんですね。

整理すると・・・

良い組織:「準備」⇒「臨機応変」
ダメな組織:「準備不足」≒「臨機応変」

ということになります。 

特に管理職や上司が「準備不足」に目を向けず「臨機応変」という言葉を乱用している組織は危ないよ!っていうお話でした。

(「臨機応変」という言葉はダメな組織を見つけるリトマス試験紙)

まとめ

ということで、今日のお話をまとめておきますと、

「臨機応変」って言葉って良い意味で使われがちだけど、それって本当に「臨機応変」なの?「準備不足」と履き違えてないか、よく考えよう!

ということでした!

こういうダメな組織(管理職・上司)にはどのように対応すればいいかについては別の機会にお話したいと思います。

では、本日はここまで。

起立!気を付け!礼!

ありがとうございました!


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