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多様性

友人の結婚式に参加をした。
大学時代の友人は皆、立派に数学の教員を勤めていて
久方ぶりの再会も会話の内容は生徒の話、授業の話、学校運営の話。等々。



いつも思う。
僕とは住む世界が違うんだなーって。

あ、勘違いして欲しく無いのは
これは寂しいことって訳ではなくて、
多様性の話なんだ。
共通項の多い話題が主題になることはこの世の常だから。

僕にとって彼らは学生時代、
長い時間を共有した仲間で、
今も僕の活動を応援してくれる大切な友達。

お酒を交わしながら、楽しい時間を過ごしていると、
時折僕らは学生時代の顔に戻る。

教員になりたいと心から願っていた仲間と、
夢も目標も何も持たずただ毎日をダラダラ過ごしていた僕。

あの頃のみんなはキラキラして見えた。
みんな努力家だったから、全員がしっかり夢を叶えた。

今も尚次なる目標に向けて、目の輝きを失っていない友もいれば、
そうでも無さそうに見える友もいた。

大学卒業して6年が経つのか…


卒業式の翌日から一人ずつ岡山を巣立っていった。
僕は一人ずつ涙を流して送り出した。
あぁ、時間って本当に残酷だ。
果てしなく長いと思っていた4年間。
あの頃の僕はまだ18歳の子どもだった
育った土地も環境も違った仲間と離れるのがこんなに寂しいなんて。
あれから気づけば6年が経過をした。
肌のはりも、髪型も、身につけているものも皆変化をした。

皆、僕のことを凄いと褒めてくれた。
具体的な内容では無いけれど凄いと言ってくれた。

僕はあの日と同じSUNTOの腕時計を身につけている。
髪型も何も変わらない。

本当に凄いのはみんなだよ。
そう答えると、またまた〜と嫌味っぽく捉えられてしまう。

いつからか、少数派な生き方を選択していたんだな。

僕はまだ何者でも無い。

僕は何者なのだろうか?
そんな問いを自分自身に問いかけながらまた一歩ずつ
歩いていこうと思う。

そんな道の途中でまた仲間と話のできる
共通項が少しでも生まれれば嬉しいな。

久しぶりの岡山は
周りに山が無いこともあり、
空が低く感じた。

いつでも手が届きそうな空がある。

この雰囲気が相変わらず好きだな。岡山。

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