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誰とでも親密な関係になれる36の質問。その10


いくつかの共通点があれば、誰とでも恋に落ちる可能性があるのではないか。
36個の質問を交互にしてお互いのことを知ろう!

という有名な心理テクニックを使ったら、本当に恋人ができちゃった。
という興味深い記事を『パレオな男』こと鈴木祐さんが紹介していらしたので、その36個の質問を一人で勝手にしゃべるという内容となっております。

今回は
育ってきた環境を変えられるなら、何を変えたいですか?

これをマジで考えるとかなり辛辣な考えが浮かんでしまいますよね。笑
私は、私の声を聞いて向き合ってくれる人がいてくれたらよかったな。と思いました。

どうしてそう思ったのかと言いますと、私は人と対話することが苦手です。自分の本心が言えないし、相手の話を聞いて尊重することが難しいのです。だから人に相談できないし、なにか問題を抱えていたとしても相手と話さないので全て想像の中で戦わなければならないのです。なのでストレスが溜まると思い込みが激しくなったり、被害妄想が強くなったりします。精神的に幼い原因です。
では、なぜそれが育った環境からきていると思うのかという話を少ししたいと思います。

私は幼いころから話を聞いてもらったことがありませんでした。断言してしまうのは間違っているけど、みんな自分のことが精一杯で私がどんなことを考えているかまで気が回らなかったんだと思います。両親が離婚し父に親権が渡り、何もできない父は祖父母に私を押しつけました。父は若かったし、無知でした。自分だけが大変な思いをしていると思っていたのだと思います。気持ちはわかります、父は子育てなんてしてこなかったし、家事もできません。辛い経験をし新しい恋愛もしたいし、遊びたい。とにかく父は自分が優先で大事だったのです。家がある学校に行ける、それはきちんと提供してくれていた、それは感謝しています。ただそれ以上のことがないのです。親戚に私が"ちゃんと育った"ことを褒めたられた父は「勝手に育った」と何か含みを持たせて笑ったのを見たとき、それは正しいと思ったし私は全く育っていない。とやるせなくなりました。

家族に相談なんてしたことがありません。思い返してみれば、父に2,3度ほど「お父さんには嘘をつかなくていい。何でも話せ。」と言われたことがあったけれど、「うん。」とだけ返事をして何もしませんでした。今思えばそれが父の精一杯だったのでしょう。でも私は『あなたのことを信用していない』と取り合わなかったのです。

反抗期は父の力で押さえつけられました。家事や育児ができないことは百歩譲って仕方ないにしても、人間関係を暴力という形で乗り切ろうとした、これは父の最大の失敗だったと思います。あまりにも簡単で脳みそを使わなすぎる。父も周りに「娘の反抗期は力で押さえつけた。」と意気揚々と語っていて、反抗期の鎮静化に成功したかのように思えたのですが、私が社会人になり扶養を抜られるようになると私は父をいない存在として扱いました。5年は口をきかなかったし、目も合わせなかった。許せなかったとかそんな感情ではなく、自分の幸せのためだけにいない存在にしたのです。結婚する時も特に父には言いませんでした。祖父母から伝われば十分だと思ったから。彼が実家に挨拶に来た時、父は「俺が父親だ」と言わんばかりに対応しました。私としては祖父がいれば十分でしたが、揉めるのが面倒だったのでそのままにしておきました。3時間の我慢をすれば後は楽になるんです、父も自尊心が保ててwin winだとするならその選択肢を取らない理由がありません。

今こうして振り返ってみると、私も父と向き合おうと思ったことがないのですね。父が私と向き合おうとしなかったように。子供の頃に軽蔑した大人に私はなってしまったと思ったら自分に失望してしまいそうだけれど、しかし私もそんな大層な人間ではないと思うと、やはり父の子だと思います。

しかし、もしその向き合い方を知っていれば今の状況と変わったのか?その疑問は残ります。親子関係だけで考えるとより悪くなっていたかもしれません。いろんなことを一つにまとめて比べることはできないから”ただの人間関係”としたときの理想になってしまうのですが、もし向き合い方を知っていれば、自分のことばかり考えないで相手の事情をことを考えることができたんじゃないかと思います。相手にどう思われているかとか、自分には価値があるのかとか、自分の気持ちを話して自分で自分を受け入れることができて、相手をそのまま受け入れることができる。そんなことができたのかもしれない。そう理想化してしまうのです。
そう言いつつ、実はこれができる人は世の中にはいないくて、これは人間が持つ人として生きることへの幻想だとも思ってます。

さて、大事なのはこれからどうするかということです。
今までこんなこと人に話したことがありませんでした。匿名だし、私の周りの人は私がnoteを利用していることを知らない。だから書けたのだと思います。今まで何度か父との関係を少しnoteで書きましたが、やはり話し慣れていないせいか、かなりざっくりで繋がりのない文章になってしまいました(繋がりのない文章はいつもか)。ですがこうやって客観視してみると新しい発見もありました。結局私はずっと父に甘えているのかもしれません。
本当は知っているのです。父だけのせいにしていられないし、自分の責任だけでもない。足りないモノは何かわかっている、自分に足りないものは自分で補うしかないのです。自分の内面にしか興味がないくせに、核の部分を避けてきたのでこれからは少しずつ触れてみようと思います。かなり見て見ぬ振りをしてきたので時間がかかるかもしれないけれど、まずは自分の言葉を聞いて受け入れてみたいと思う。


36個の質問を今すぐ知りたい!という方は、「パレオな男」で『誰とでも最速で親密になれる36の質問』をGoogle検索してください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
リディア


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