【消滅都市】タロット&キャラクター考察 メシエの正体【女帝】 10 海鮮かきあげ | Kaisen-Kakiage 2020年11月28日 15:14 本記事は、YouTubeに投稿した女帝のタロットとメシエの動画についての補足です。YouTubeでは消滅都市のタロットシリーズをウェイト版タロットの象徴や背景と結び付けてキャラの特性や性質を深堀りしております。この記事と併せて動画もご視聴いただけるとうれしいです。普段ウェイト版タロットをベースに消滅都市のキャラの特性を掘り下げていますが、メシエに関してはマルセイユ版やトートタロットの要素を取り入れているのではないかと思い様々な視点から考えてみました。・ウェイト=スミス版タロット・マルセイユ版タロット・トートタロット上記の3デッキを使って女帝のタロットを解説しています。また、動画では具現化された鳥(双頭の鷲)のことも字幕で少し触れました。よければご参考ください。--------------------------------▼はじめに--------------------------------当記事は公式情報ではありません。あくまでも個人の憶測と見解としてお聞きください。--------------------------------▼メシエの正体=エジプト神話の地母神説--------------------------------消滅都市のストーリー上で一切触れられていないメシエの本当の名前(女神の名前)しかし、タロットカードの図像や歴史的背景から考えるとメシエはエジプト神話の女神「イシス(※)」ではないのかと個人的には確信を持っています。※ギリシア神話の豊穣神デメテルと同一視される女神です。同時に、メシエが具現化した2つの頭を持つ赤い鳥(双頭の鷲)は、女神イシスと男神オシリスの子といわれる鷲頭の神「ホルス」をイメージしていたのではないかとの仮説も付け加えておきます。これは神話と深いつながりがあるトートタロットを深読みした持論ですが、ゲーム中の会話からもメシエ=女神イシス説を裏付ける根拠があります。--------------------------------▼ブリキとメシエの会話から窺える正体--------------------------------①「メシエ」という名前に女神名との関連性はない →メシエは便宜上の仮名だと推測、シャルも同様だと思われる②美や愛にこだわるブリキがメシエを越えるため張り合うシーン(天上の世界9-3) →女神イシスは豊穣や愛と美を司る大地母神だとされている③タマシイを夢の中に閉じ込めるメシエの力 →言い換えるとこれは『死者を守護する力』ではないか? →女神イシスは死者を復活させたり魂を守護する古代エジプトの秘儀を使ったとの伝承が残されているメシエとブリキの会話や行動から推測すると…メシエに豊穣神や愛と美、ひいてはすべての母なる存在の女神として崇拝されていたイシスの頃の面影が残っていたのではないかと考えています。つまり、・メシエは仮名であって本当の名前ではない・メシエはタイヨウによってイデア界から地上に降ろされた女神・メシエに本来の力がない理由は、地上世界から女神崇拝や信仰が失われ人々から女神の存在が忘れさられたことが原因?・トートタロットの女帝は女神イシスの象徴私の勝手な憶測ですが、女帝のタロットカードを受け取ったメシエの正体は女神イシスではないかと仮説立てました。--------------------------------▼トートタロットに描かれた女帝と女神--------------------------------トートタロットに描かれている女帝は女神イシスの象徴だとされています。トートの女帝には2つ頭の鳥(双頭の鷲)も描かれていますので、タロットの3大デッキを見通すとエジプト神話に由来する女神イシス説へと至りました。ちなみに、ブリキはケルト神話の女神「ブリジット」説がありますが、彼女も豊穣を司る女神だったそうです。神話の発祥地域こそ異なりますが「豊穣」という点では女神イシスと性質が少し似ているかもしれません。だからこそ、ブリキは自分にはない美と愛を追求しメシエに対抗意識を抱いていたとも思えます。--------------------------------▼女神の存在証明--------------------------------古代では神々を信仰・崇拝する存在として女神崇拝が行われていました。歴史を遡ってみると最古の偶像崇拝は「女神」だという一説もあり、古代エジプトでは女神イシスを崇拝していた伝承も残されてます。現代では太陽崇拝・土着信仰といった自然を祀るものや男神を祀る偶像崇拝へと変わり、女神を崇拝する風習は薄れていきました。人々が女神を崇拝しなくなれば、信仰心も薄れ徐々に女神の存在さえも忘れ去ってしまう。これはメシエがウチュウより力が劣っていた原因にも関係していると考えています。タイヨウによって地上へ降ろされたメシエは、イデア界にいた頃の女神の力を失っていたのでしょう。それは地上に降りる以前に、人々から信仰や崇拝される存在ではなくなったため既に本来の力を失っていたのではないでしょうか?メシエが自身を「女神になれなかった女神」と言ったのももしかすると、女神崇拝や信仰を集めていた頃の本来の力と今の無力な自分を重ね合わせていたのかもしれません。その女神崇拝されていた頃の本来の力や素質を引き出すために、メシエはベオから女帝のタロットを受け取った。そんな見方もできないでしょうか?それ以上に女神イシス説の一番の決め手は4thの公式スタッフ本なのですが・・・。もしお手元に消滅都市のスタッフ本がありましたら、メシエのラフ絵を確認してみてください。--------------------------------▼メシエは死んだのか?--------------------------------メシエが天上の世界に創り出した「消滅都市」この夢の世界(領域?)を維持するために女帝のタロットの力の代償を払ったのであれば、ストーリーの用語を借りてメシエは「死」ではなく「消滅」したのだと私は読み取っています。私がスマホゲーム「消滅都市」をプレイしていてずっと気になっていたことが「死」とは何か?です。少なくとも、ゲームストーリーに描かれていた「消滅」という用語は物質世界の「死」ではないと考えています。では、メシエの「消滅」をどう受け取るのか?イデア界で消滅した事実をどう受け取るかで変わるかもしれませんが、私の個人的な意見ではメシエの「死=消滅」は「無」になった。概念は残り続けた状態でメシエという存在が無になった。タクヤとユキたちも天上の世界に居る間はメシエのことを覚えているでしょうが、地上に降りたあとは忘れてしまう。それも、イデア界で消滅した存在ですから記憶から消える=居なかった存在になるのではないでしょうか?人々の記憶から消え去る(消滅する)ことが死んだことと変わらないのであれば、メシエの消滅は死んだことと同じなのかもしれません。タマシイの消滅=存在の消滅ただ、メシエが消えたとしてもメシエの想いや概念は残っており、その理由が「女神の存在証明」※の言葉にかかっているのだと思っています。※神話によると神々や星辰のなかには不老不死の存在とそうではない存在がいるそうです(国や伝承により諸説あり)--------------------------------▼さいごに--------------------------------今回はシャルとメシエの名前に捉われず、女帝のタロットの図像やブリキとメシエの会話から女神の名前を導き出してみました。私の個人的な見解ですので運営様や開発スタッフ様の言及がない以上、こじつけや憶測の域を出ることはありません。ただ、他の意見と比べて正しい&正しくないと決めつけるのではなく、それぞれの違いを楽しむことができるゲームファンでありたいと思います。消滅都市のストーリーで語られていた女神の存在証明について、何かのお役に立てれば幸いです。📺YouTubeチャンネル↓応援よろしくお願いします🔮💟https://youtube.com/@KaisenKakiage◆消滅都市に登場するストーリー用語をオカルティズム視点で解説https://note.com/chamclub/n/n2d1d46a57ceb◆2020/12/22更新シャルの正体をタロットの図像と背景から読み解きました【消滅都市】キャラクター考察【シャル】https://note.com/chamclub/n/n383672141ce9▼お願いこの記事が参考になりましたら引用または紹介してくださると嬉しいです!また、ご自身の考察およびゲームの感想にもぜひご活用ください(こちらへの報告は不要です)文章をそのままコピペ・自作発言・盗用・剽窃は為さらぬようお願いいたします。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #消滅都市 #消滅都市考察 #海鮮かきあげ #消滅都市タロット考察 #消滅都市タロットシリーズ #消滅都市キャラクター考察 #メシエ 10