報告 8/9採れたて新鮮! monoのアウトプットマルシェ(プレ第2回)
新しい趣味は文章を書くこと。みずのです。
自分の学んだことを、熱量が下がる前にほかの人にアウトプット。
これにより、教える側、教えられる側の双方に学びがあるのではないか、という提案から始まったこの企画。
今のところはプレオープンとして、チャマ会議内で告知、開催しています。
(この記載内容は、心理カウンセリング力養成基礎講座で学んだmonoさんに、教えてもらった内容を書き留めた、いわば3次情報です。不明確、不正確な情報が含まれている可能性があることをご承知おきください。)
前回のプレ回で大好評だった、monoさんのアウトプット第二弾。
今回は『ラケット感情』という話でした。
ラケット感情とは、特定のシチュエーションで繰り返し起こる不快な感情のこと。この感情はニセモノで、背景に、無意識のほんとうの感情があるよ、といったこと。
例えば、繰り返し起こるイライラの背景に、無意識に悲しみがあることがあるよ、というようなこと。
終盤の、『なぜこんなことが起こるんだろう』という話で出てくるのは、成長の過程で親や周りとの関わりの中で身につけたこと、らしい。
今回は『ラケット感情というものがあるよ。こんな仕組みだよ。』
ということを教えてもらった段階で、
解決法に関する講義ではありませんのであしからず。
ラケット感情とは
この人といると、とか、この展開になると、いつもイライラする、など、
繰り返し起こる、定型的な不快な感じ。これをラケット感情というらしい。『ニセモノの感情』とも呼ばれ、真実の気持ちとは違う感情。
これに対して、ホンモノの感情である、『解決感情』。こちらの特徴は、繰り返さず、長引かず、1回でなくなるそうです。
例:
-畳んだ傘を横向きに持つ人を見るたびに、イライラを感じる。
-実家に泊まるとき、母親に『お風呂にはいりなさい』と言われるたびに激しくイライラする。
『パターン化している』、そのシチュエーションのたびに、『繰り返し』起こる不快な感情。
こんなのはラケット感情と思われる。
本人が気づいていない無意識にある、本当の感情が、隠れてるらしい。
ラケット感情(表に見えるがニセモノ)の具体例:
具体例を見るとわかりやすそうです。繰り返しこんな感情を表現する人、確かにいますね。
怒り、混乱、恐怖、ライバル意識、疲労、絶望、かんしゃく、甘えたい、同情、卑下、閉塞感など。
これらが『いつも起こる』『繰り返す』場合、それはラケット感情で、これはニセモノかも、ということ。
そして、この解決には、そのニセモノ感情の背景にある無意識に気づき、消化させる必要があるそうです。
解決感情(裏の本当の感情)の具体例:
表面に見えているが、実はニセモノな、ラケット感情の裏にある本物の感情は、
怒り、悲しみ、恐れ。この3種類が大半。
よろこび、いやな気持、楽しさ、などもあり。
特徴は、シンプルな感情であること、1回で終わること、だそうです。
解決感情の種類と特徴。
(ここはあまりよく理解できてませんでした。メモってることだけ。)
-怒りは今の問題を解決するのに必要。女性が苦手としやすい。(女性に、人前で怒っちゃダメ、という思い込みが多い?)
-悲しみは過去の出来事と決別するのに必要。男性が苦手としやすい。(男性に人前で泣いちゃダメ、という思い込みが多い?)
-恐れは未来に起こりうることと決別するのに必要。
-喜びは幸せを感じるのに必要。
タイプ別ラケット感情と、裏にある解決感情
表面に見えるラケット感情と、その裏にある解決感情の間には、ある程度パターンがあるそうです。これを知っていると、自分の表面に見える感情と、その背景にある無意識の感情に気づけそうな気がしますね。
ラケット感情(ニセモノ) 解決感情(裏にある本当の感情)
イライラ 悲しみ
キレる 恐れ
怖い、憂鬱、悲しみ 怒り
なぜラケット感情を使うようになるのか。
ニセモノであるラケット感情って、人はなぜ使うようになるんでしょうか。成長段階や、習慣から身に着けることが多いようです。
1.親がモデルを示した。
例:
ヒステリックな母をなだめる父を見て育った結果、ヒステリックにしていると人は言うことを聞いてくれる、という無意識が育った。
2.特定の感情にストロークされた。
例:
『男の子が泣くなんて』と言われ続けた結果、直接感情を表現することが悪いことであると認識した。
周りから『優しい子だね』と言われ続けた結果、怒りを表現できないようになった。
3.解決感情が間違って定義づけされた。
例:
泣いているのに無視され続けた結果、ホンモノの感情を外に出しても無駄だと理解した。
4.幼少期に親の愛を受けるのに役立った。
例:
ニコニコしてたら親の機嫌が良かった結果、自分の気持ちにかかわらず、ニコニコしているのが正しいと認識した。
ラケット感情は不合理な思考と結びついている。
ラケット感情は相手のストローク(反応)が欲しくてやっているそうです。
かつ、理想とする反応が合理的ではないらしい。
-悲しみに浸っていれば、誰かが助けてくれるだろう。
-おびえた感じでいれば、相手が合わせてくれるだろう。
-いじけてたら相手が誤ってくれるだろう。
-不幸にとどまっていれば自分が正しくなる。
例えば、会社や家庭などで不満そうにし続けてたら、本人も周りも不合理なのはわかっていながらその場は合わせてくれる(その瞬間は解決する)。だが根本は解決していないため、繰り返す。
なんとなく、ラケット感情が見えてきた感じがします。
なぜニセモノのラケット感情を使い続けるのか。
ニセモノで、根本的解決にならない、ラケット感情を使い続けるのでしょう?これも研究が進んでいるようです。
1.相手のストローク(反応)を得るため。
どうしたの?と、心配されたい。
2.環境を操作し、支持を得るため。
あの子がスネてるから合わせてあげよう
3.自分の非生産性を正当化するため。
気分が落ち込んで、何も手につかないわ。
4.脚本やゲームの源になっている。
人は人生の脚本に沿って生きている。自分が思ったように人生が実現していく。ゲームは生産的ではない。マイナスストロークの交換、交流を心理ゲームとして何度も繰り返し、長時間過ごし、嫌な気分が残ってしまう。
書いてみると、疑問だらけ。いろいろもっと知りたいことが見つかります。
次回以降の予定
前回はストローク、今回は不快な感情(ラケット感情)について教えてもらいました。次は自我状態についてお話しいただく予定です。
1回目(プレ回) ストロークについて
2回目(今回) 不快な感情(ラケット感情)
3回目(次回) 自我状態(自分の心の内側はどうなってるの?)
その後 (心理ゲームについて?)
感想
教えてもらっているときには、ハッと気づくことの連続だったのに、イザ文字に書こうとすると書けない。多くが『わかったつもり』であったことに気づきます。
monoさんのアウトプットマルシェで受講したこと。
熱量が下がる前に記録に残してみる。このアウトプット、大変勉強になってます。