DX化で学校は何が変わるか?
DXといわれても、それで何が変わるの?とイメージできていない人が多いような気がします。
自己紹介
こんにちは。ちゃま先生です。
11年間、公立の学校で働いていました。
2024年の3月に退職し、現在はOLをやっています。
先生やっていた頃は、政治・経済を教えたり、水泳部の顧問をしたりしていました。
このnoteでは、日々の愚痴も含めてちゃま先生が日々感じでいたことをつらつらと投稿しています。過去の記事もありますが、そのままにしてあります。
現在は、ホームページ(https://chama-dx.com/)にて、先生たちの業務削減のためのナレッジや、公民科に関する情報を発信中。
少しでも皆さんの負担が軽くなり、先生たちと子どもたちの笑顔いっぱいの教育界になりますように。
DX化で出来ること
学校でDXを推進すると変わることはなんだろう・・・?
と考えた時に、1番によぎるのが「業務の軽減化」ですね。
例えば、出欠管理や成績管理など。
めちゃくちゃ煩雑なんです、今。でももう少し楽になりそう。
特に成績管理とかは・・・
この業務を軽減できれば、生徒にかけられる時間も増えるし、教育の質がよくなります。
データかすれば、分析もできる。
問題演習とかやらせた後にも傾向分析とかできる。
出欠状況のデータと成績データの相関関係とか、平均算出だけでなく分散化処理、データマッチングにより学校の強み・弱みの分析もできる。
教育で、できることの幅が広がる気がします。
もちろん「生徒を管理」することが仕事ではないですから、このへんはほどほどで良いでしょう。
でも例えば日々の雑多な業務が自動化されたりすれば、それこそみんなの負担が減るはずです。
先生たちに心の余裕がなければ良い教育はできない
当たり前です。
でも正直、今の学校で「笑顔」でいるのは結構大変です。
別に仕事が嫌なわけではないと思います。そういう人もいるかもですが…
でも、とにかく「大変」なんです。
やることが多い。
責任も重い。
肉体的にも精神的にも大変な苦痛が強いられます。
でも・・・業務の大半がもっと時間削減できることなんです。
正直、学校の先生ってPCスキル低いと思います。
それもびっくりするくらい低すぎる、と思います。
あ、誤解しないでください。
高い人もいます。でもその能力ってその人個人の能力なんです。
組織として、PCスキルを育てる環境がありません。
まあ必須の能力では・・・ないですから・・・ね、今は。
でも、この先はそうもいかなくないですか?
正直子どものほうがPC、タブレット使いこなしてますよ。
それでいいの?まあダメではないのかな。
まあそれは置いておいて、私がDX化推進を掲げている理由は、
「先生たちの心の余裕を取り戻したいから」です。
あたりまえですけど、よい教育は、先生たちの心の余裕なしでは実現されません。
①心の余裕があれば、もっと生徒の行動・変容・言葉に注意を払って向き合えます。
今の先生たちが注意を払っていないわけではありません。でも正直私も、そんな余裕ないときいっぱいあります。そういうのって大体あとから発覚するんですよね。ああ気づいてあげられなかったなあ、って。じっくり話す時間とれてなかったなあって。
②心の余裕があれば、教材研究に時間をかけられる
良い教育のためには、我々の研鑽が必須です。
私は政治経済を担当していますが、日々アップデートされる社会の状況をキャッチするために、毎日相当な時間をかけて新聞やニュース記事のチェックをしています。
時間が足りません。正直、何もしないで過ごしてしまう日もあります。そういう時期の情報に疎くて、いざ授業で扱う時も引き出しが無かったり、古いままの情報で話をしてしまうこともあるんです。
いいの?これ?
どの教科だって同じですよね。もっともっと時間が必要です。
もうこれ以上言うことはありません。
DX化が進めば、学校が変わるんです。教育が変わるんです。
はやく何としないとなあ、って思います。