自殺を止めたいならば
こんにちは!ちゃまです。
今回は、自殺を考えている人への接し方について、自分の経験を踏まえたお話をしてみたいと思います。実は僕自身、何度か自殺未遂をした経験があります。その中で、周囲から言われたことでさらに傷ついたことも少なくありませんでした。この記事が、誰かを救う手助けになればと思います。ちなみに、今の僕は全く死にたいとは思っていません!人生を楽しんでいます!
怒らない
「命を粗末にするな」と怒る人がいます。しかし、その言葉は本来向き合うべき当事者の問題から目を背ける結果になりがちです。確かに、その人が生きてほしいという思いから出た言葉だとはわかりますが、それは話している人自身の生に対する価値観でしかありません。相手の死生観を否定することは、その人の苦しみに寄り添うどころか、かえって孤立を深める結果になるでしょう。
本当に助けたいと思うなら、怒らないであげてください。
周りの人のことを考えさせない
「周りの人が悲しむよ」というのも、一見すると正しいように聞こえます。しかし、周りに迷惑をかけていると思い詰めた末に自殺を考える人も多いものです。その上でさらに「周りのために生きろ」と言うのは、本人の苦しみを軽視するような言葉になりかねません。
自殺を考えている人にとって最も大切なのは、自分自身の苦しみを理解してもらうこと。だからこそ、まずは「本人の気持ち」に目を向けてください。
人生なんとかなると言わない
「人生なんとかなるよ」と軽く励ますのも危険です。科学的に考えれば、それが真実である保証はありません。特に冷静に自殺を考えている人にとって、この言葉の矛盾は簡単に見抜かれてしまいます。むしろ、「あなたの経験がたまたまそうだっただけ」と受け取られる可能性すらあります。
無責任な励ましよりも、具体的で共感的な行動を選んでください。
ではどうすればいいか?
1. まずは一緒にご飯を食べる
人間には心のエネルギー(心的エネルギー)と体のエネルギー(身体的エネルギー)の両方が必要です。身体的エネルギーが不足していると、心的エネルギーも補充されません。一緒に美味しいご飯を食べることで、まずは体のエネルギーを取り戻しましょう。無理に食べさせようとせず、あくまで勧める程度で十分です。
2. 相手の言葉を待つ
何時間かかっても構いません。ただそばにいて、相手が話し出すのを待ちましょう。焦らず、ゆっくりと時間をかけてください。そして話し始めたら、ひたすら共感しながら傾聴することを心がけてください。自分の意見は控え、相手の気持ちに寄り添うことが大切です。
自己決定権について
自己決定権とは、自分の人生における選択を自ら行う権利のことです。たとえば、どんな仕事を選ぶか、どこに住むか、誰と付き合うかといった個人的な決定を他人から干渉されずに行える権利を指します。
この考え方を突き詰めると、「自分の命をどうするか」も本人の選択であるという結論に至ります。これが自己決定権の最もデリケートな部分であり、自殺というテーマに結びつく要素です。
ただし、この権利を認めるかどうかは非常に難しい問題です。だからこそ、死を考えている人に寄り添う際は、自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の気持ちを最優先にすることが大切なのです。
最後に
自殺は良いことか悪いことか、僕自身もまだ答えを出せていません。ただ一つ言えるのは、死んでほしくないと思うなら、怒りや押し付けではなく、労わりの心で接することが大事だということです。
この記事が、誰かの行動のヒントになれば幸いです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。