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【注意!】中国で感染が拡大しているヒトメタニューモウィルス(HMPV)とは?


みなさま、こんにちは🌞


中国で、今、インフルエンザに似た症状を伴うヒトメタニューモウィルス(HMPV)という、あまり知られていないウィルスが大流行しています。


北京市の病院では患者が溢れ、呼吸器科の混雑が深刻化し、医薬品も不足してきています。


中国のある報告によると、呼吸器疾患検査の陽性率の6.2%、呼吸器疾患による入院の5.4%をHMPVが占める状況になっているとのことです。


しかし、中国政府は、この事実を公式に認めていません。まるで新型コロナウィルスの感染拡大が始まった時と同じように、中国政府は、その実態を公表せず隠そうとしているように思えます。


HMPVとは?いったいどんなものでしょうか?


HMPVとは、ヒトメタニューモウィルスの略で、2001年にオランダで発見された比較的新しい呼吸器系のウィルスです。新型コロナウィルスよりは古くから存在しているので、未知のウィルスではありません。


今、中国で、このウィルスの感染が増えてきており、症状は一見普通の風邪やインフルエンザに似ているそうですが、高熱、激しい
咳、息苦しさなどの症状もあり、幼児や高齢者、基礎疾患のある方は重症化する例も報告されています。感染力も驚異的で、咳やくしゃみによる飛沫感染、接触感染など日常生活のあらゆる場面で感染リスクがあります。


HMPVの脅威の拡散は、中国だけではなく、周辺国や周辺地域にもじわじわと広がりつつあります。


マレーシアでは、2024年に327件、インドやカザフスタンでも30件の感染例が報告されています。 
カンボジアの感染症管理部門は、HMPVがcovid-19やインフルエンザに類似していることを警告しています。


中国当局は、HMPVの流行を公式には認めておらず、複数のインフルエンザ様疾患の発生率が上昇傾向にあるとの報告にとどめています。さらに、中国外務省は、中国は旅行者にとって安全であると述べています。


このままでは、無防備なまま中国を訪れた旅行者が自国にウィルスを持ち帰り、感染を拡大することにつながってしまいます。
新型コロナウィルスのような世界的な流行を未然に阻止できるか、今の中国の振る舞いが重要だと思います。


感染すると、1週間程度で症状は治まりますが、1回の感染では免疫が獲得できず、何度
か繰り返して感染する可能性があります。 
年齢が上がるにつれて徐々に免疫がつき、症状が軽くなる傾向があるので、幼児や高齢者、基礎疾患のある人以外は、極端に恐れる必要はないという説もあります。


子供は、保育園・幼稚園や小学校などでの集団感染に注意する必要がありますので、家に帰ってきたら、手洗い、うがいを徹底しましょう。 また、家庭内でもご兄弟、ご両親、おじいさん、おばあさんに感染してしまうことがあります。
お子さまの調子がよくないときは、感染が拡がらないよう、マスクを着用する、タオルや食器を分けるなどの感染対策をしましょう。


本日は以上です。
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