複利の力
みなさま、こんにちは☔️
今日は、複利についての話です。
「複利」は、アインシュタインが、
「人類最大の発明だ」と言った程、
パワフルな概念です。
複利は利息に対する計算方法で、
毎年の利息が元本に追加され、
その元本が次年度の基準となります。
例えば、1,000万円の元本を年利5%で、
10年間運用した場合、
元本:1000万円
年利:5%
期間:10年
1年目: 1000万円 × 1.05 = 1050万円
2年目: 1050万円 × 1.05 = 1102.5万円
...
10年目: 1000万円 × (1.05)^10 ≈ 1628.89
万円
10年後には、元本1000万円が約1628.89
万円になります。これは628.89万円の
利益ですね。
一方、単利で運用する場合、毎年の利息
は元本のみに基づいて計算されます
ので、
元本:1000万円
年利:5%
期間:10年
年ごとの利息は、1000万円 × 0.05 = 50
万円です。
10年間で得られる利息は、50万円 × 10
= 500万円 です。
したがって、10年後の総額は、1000万円
(元本) + 500万円(利息) = 1500万円
となります。
複利の場合との差は、128.89万円です。
複利の魅力は時間と共に加速度的に資産を
増やす力にあります。簡単に言うと、
時間が経つほど利益が増えていきます。
もっと長い時間をかけると、さらに効果が
顕著に現れます。時間が経つほど元本が増え、その元本に対して利息が付くことで、
次第に成長が加速していくんです。
例えば、上記の例で30年運用した場合、
元本:1000万円
年利:5%
期間:30年
複利で運用した場合には、
4,321.94万円
単利の場合だと、
2,500万円
になります。
1821.94万円も差が出てきます。
また、少し感覚的な話になりますが、
1.01の法則と呼ばれるものもあります。
1.01の法則は、日々の小さな努力が積み
重なって大きな成果を生むことを象徴する
考え方です。
毎日1%の成長や改善を続けると、
1年後には約37.78倍の成長が得られる
というものです。
数学的には、1.01を365回かけた結果です。
つまり、日々の小さな努力や改善が、
時間をかけることで大きな成果を生む
ということです。
どんな小さな一歩でも続けることで、
驚くべき結果に繋がるのが、この法則の
面白いところです。
お金の面でいうと、
今30歳の人は、すぐにNISAなどで、
高利回りが期待できる米国株や
S&P500などのインデックスファンド
を始めて、30年間運用すれば、
非課税で30年間の複利のパワーの
恩恵を受けられます。
元本によって変わると思いますが、
60歳時点で、ある程度の資産が
できると思います。
複利で元本が2倍になるまでの年数が
わかる「72の法則」というものも
あります。
72を金利で割って計算します。
6%の複利で運用すると10年(72/6=12)
3%なら24年(72/3=24)
で元本が2倍になると分かります。
複利のパワーを活用できる人は、
どんどん活用してしまいましょう。
ただ、借金やローンなどの利息に
ついても、同じロジックが働くので、
こちらは要注意です!