人類はテラフォーミングで火星に移住できるのか?
みなさま、こんにちは。
だんだんと涼しくなってきましたね。🍂
今日は、テラフォーミングについて
です。
最近、宇宙開発が白熱して
きており、テラフォーミングの
可能性についての議論もよく目
にするようになってきました。
「2050年までに、火星に100万人が
住めるようにしたい。」
とイーロンマスク氏は言っており、
スペースX社で宇宙開発を🚀進め
ています。
ちなみに、テラフォーミングとは、
簡単に言うと、地球以外の惑星(場合
によっては衛星)の環境を人類が
居住できる環境に人為的に改造する
ことです。
しかし、
火星にはテラフォーミングを実行する
ために必要な量の二酸化炭素が存在
しません。
火星の大気圧は地球の約0.6%しか
なく、研究によると、火星は地球
よりも太陽から離れているため、
液体状の水を安定して存在させるのに
十分なくらい温度を上げるには、
地球の大気圧と同じくらいの二酸化
炭素圧が必要になるようです。
二酸化炭素の供給源として、
最もアクセスしやすいのは火星極地の
氷です。
しかし、極地の氷を完全に気化できたと
しても、二酸化炭素圧は現状の2倍、
つまり
地球の1.2%にしか引き上げることは
できません。
この分析は、探査機による20年間に及ぶ
火星観測の末、つい最近完了したよう
です。
もう1つの選択肢は、火星の土壌を加熱し、
二酸化炭素を放出することです。
しかし、NASAはそれでも、必要な大気圧
の4%しか増えないと見ています。
コロラド大学のブルース・ジャコスキー(Bruce Jakosky)氏は、次のように
語っています。
「我々の研究結果は、大気中に解放して、
大きな温室効果を生み出すために必要な
量の二酸化炭素が火星に残っていないこと
を示唆している」
「加えて、火星にある二酸化炭素ガスの
大半は、アクセスしにくく、容易に利用
できる状態にはない。つまり、現在の
技術では、火星のフォーミングは不可能
です。」
また、ユニバーシティ・カレッジ・
ロンドンのムラード科学研究所の
アンドリュー・コーツ教授は、
「人々を火星に連れていくのが難しいだけ
でなく、私たちの身体をその違いに
順応させるのも難しいでしょう。
国際宇宙ステーションの外を旅する
宇宙飛行士は、胸部のX線検査を
150〜6000回受けるのと同レベルの
放射線にさらされると推定しています。
地球🌏の大気は私たちを放射線から
守ってくれていますが、火星の大気
は地球の100分の一しかないので、
火星の放射線レベルは、地表のあらゆる
ものを破壊💥する可能性が高い。」
と述べています。
また、火星でも育つような苔を研究
していて、火星にあるCO2で苔を
生育して、酸素(O2)を作り出そう
という試みもあるようです。
個人的には、
地球🌏の移住先として、
バックアップ地を作るという
テラフォーミングは、夢はありますが、
現状では、まだ無理がある気がします。
それよりも、どうしたらこの地球上で、
人類がこれから先も生活していけるか、
を考えた方が得策でしょう。
例えば、地球上にある多大な砂漠地帯
を普通に生活できるような環境に
作り変えるとか、この素晴らしい
奇跡の地球🌏を守っていく活動を
していくことが重要だと思います。