![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155104117/rectangle_large_type_2_736fcc573da244c10f9a59e80e9c5b96.png?width=1200)
アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語
みなさま、こんにちは🌞
今日は、
「今日、誰のために生きる?」
ひすいこたろう×SHOGEN
という本の紹介をしたいと思います。
アフリカのタンザニアのブンジュ村
というところに
「ティンガティンガ」というペンキアート🎨
を習いに行った、ショーゲンさんが、
幸せとは何か?どうしたら人は幸せに
なれるのか?を村人みんなから教えて
もらい、幸せがずっと続くその村が、
大切にしていたのは、「日本人」が教えて
くれた「心」だったという事に気づき、
涙が出るほどの体験をいっぱいさせて
もらった、という実話のお話です。
この本の中で、私自身の心を打った
お話をブンジュ村の村長さんの言葉を
中心に幾つかご紹介したいと思います。
・ショーゲンさんがあまりきれいに
洗濯が出来ず、それをごまかして
干していた時、
「失敗しても誰も責めないよ。
だから子供の前で、失敗を隠す
のはやめてね。失敗する大人を
見るから、子供は安心して未来
が描けるんじゃない?」
と言われました。
そうすることで、
子供は、「完璧じゃなくてもいいんだ」
と自分を肯定できるようになる
らしいのです。
・ショーゲンさんが人の手伝いをしよう
とした時、「ショーゲンには手伝って
ほしくない。」と言われてしまい
ました。
さらに、その人は続けて、
「人の心の中には喜びのグラスという
のがある。自分の喜びのグラスを
まず満たして、そこから溢れた時、
その溢れた愛情で人のためにして
あげたらいい。」
と言いました。
自分の心を満たさない限り、本当
の意味で誰かの力になれないことを、
この村の人々はみんな知っている
のです。
・ある時、日本人のお客様から頼まれた
絵を、これが売れたらお金がもらえる
と、一生懸命描いていると、
村長さんからこう言われました。
「それは自分のために描こうとして
いるのか?それとも人のために描こう
としているのか?人のために描くのは
いいけれど、そこに自分の喜びも
ないといけない。人のためにやって
人が喜んだとしても、自分が全く
喜びが感じられないんだったら、
それはやめとけ。」
この村では、自分の喜びを、とても
大事にしているのです。
自分の喜びを生きていく時、人は
自然に自分らしくなっていきます。
・ショーゲンさんがある時突然、
「2日前のお昼ご飯、何を食べましたか?」
と村長さんに聞かれました。
しかし、ショーゲンさんは、それに
答えることができませんでした。
すると、村長さんから次のように
言われました。
「ショーゲンにとって、食べるという
ことは作業だったんだね。そして、
ショーゲンはそこにはいなかった。
おそらくショーゲンは、食べながら
次の日のこと、1週間後のことを
考えていたんだろうね。」
その時間を思い出せないということ
は、その時間は「ない」に等しい
ことだとショーゲンさんは気づき
ました。
「その一瞬一瞬を味わい、感じる
ということが、生きるということ
だよ。」と村長さんは教えたくれ
ました。
・虫の音を聞ける日本語の秘密
ブンジュ村の村長さんのおじいちゃん
は、シャーマンだったそうで、
日本の縄文時代の人々と交信して
いたとのことです。
村長さんは、
「日本人こそが俺たちの先輩で、
真のアニミズムなんだ。
自然災害が来ないように、自然に
対して手を合わせるという心が
みんなの中にある。この地球上で、
虫の音がメロディーとして聞こえる、
虫と会話できる稀有な民族なんだ。
(日本人とポリネシア人だけ。)」
「自然ととてもいい距離感で向き合って
いて、小さな虫の音にまで耳を傾ける
ことができるほど、ものすごく
心に余裕がある人たちだったんだ」
とおっしゃっていたそうです。
村長さんには、虫の音が工事現場
の騒音のように、「ガーガーガー、
ガチャガチャガチャ」と聞こえる
ようです。
ちなみに、京都にある「鈴虫寺」は、
日本人にとって自然の美しい音楽を
聴ける場所ですが、外国では「騒音寺」
と呼ばれているそうです。
以上、幾つかご紹介しましたが、
他にも心温まる話はあります。
この本を読むことで、なぜか、
心がほっこりするというか、力が
ぬけるような心地よい気持ちに
なります。
遠く離れたアフリカの地で、
日本人の伝統を守りながら生活して
いる民族がいるのは、不思議な
気持ちとともに、日本人として
誇らしい気持ちになります。
しかし、残念なのは、これは縄文時代
の日本人の話で、我々は忘れてしまって
います。
村長さんの願い通り、今こそ、縄文時代
の日本人のDNAを少しずつ思い出して、
自然を愛して、争いの無い世の中が
作れたらいいなと個人的に思いました。
いいなと思ったら応援しよう!
![Chama-happy](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149225533/profile_4c76c55f64d85692feb035e4775e150e.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)