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イスラエルとイランの争いについて

みなさま、こんにちは☁️


今日は、なぜ、
イラン🇮🇷とイスラエル🇮🇱は争っている
のか?
について、簡単にわかりやすく
解説できたらと思います。


まず、理解する上で、中東情勢
の根深い問題である
イスラエルとパレスチナの争い
について振り返ります。


この対立は、1948年のイスラエル
建国に遡ります。イスラエルの
建国に伴い、多くのパレスチナ人
が難民となり、土地を巡る対立が
激化しました。


イスラエルの建国にはいくつかの
要因があります。主な理由は、
第二次世界大戦後のユダヤ人難民
の問題です。


ユダヤ人の多くは、ヨーロッパから
逃れてきた難民であり、彼らに
新しい国を提供することが目的の
一つでした。


そこで、1947年、国連はパレスチナ
をユダヤ人国家とアラブ国家に分割
する提案を行いました。
この提案に基づき、1948年にユダヤ人
の国家であるイスラエルが建国され
ました。


イスラエル建国後、多くの
パレスチナ人はイスラエルの領土
から追放され、周辺の国々に避難
しました。
約70万人が難民となり、主に、
ヨルダン、レバノン、シリア、
エジプトに移住しました。
また、一部のパレスチナ人は
イスラエルに残り、現在の
パレスチナ自治区(ヨルダン川西岸
とガザ地区)に住んでいます。


その後、1967年の第三次中東戦争で
イスラエルが
「ヨルダン川西岸」と
「ガザ地区」
を軍事的に占領しました。
イスラエルとパレスチナの間で
領有権を巡る対立が今も続いて
います。


イスラエルがガザ地区を攻撃する
理由は複雑で、主な理由の一つは、
ガザ地区を実効支配する武装組織
ハマスとの対立です。


ハマスはイスラエルに対して
ロケット弾を発射するなどの攻撃
を行っており、イスラエルはこれに
対する防衛措置としてガザ地区を
攻撃することがあります。


また、イスラエルはガザ地区の
武装勢力を弱体化させることを
目的としており、これにより自国
の安全を確保しようとしています。
この対立は長年にわたり続いており、
解決が難しい状況が続いています。


そして、もう一つイスラエルと
対立する勢力がヒズボラです。


ヒズボラは、レバノンに拠点を置く
シーア派のイスラム教組織で、
1980年代初頭に設立されました。
主にイスラエルに対する抵抗運動
として知られていますが、政治的、
軍事的、社会的な活動も行って
います。


ヒズボラは、レバノン国内での
影響力が強く、特に南部レバノン
での活動が活発です。
また、
社会福祉や教育活動も行っており、
地元コミュニティからの支持を
得ています。


このハマス(ガザ地区を実効支配
する武装組織)とヒズボラを
支援しているのが、イランになり
ます。
  



イランは元々、イスラエルとは
比較的良好な関係を築いていま
したが、関係が悪化する転機と
なったのは、1979年のイラン革命
でした。
革命後に成立したイランのイスラム
共和国がイスラエルを敵視するよう
になったのです。この背景には、
イランの指導者たちがイスラエルを
「シオニスト政権(※)」と位置付け、
パレスチナ問題においてパレスチナ
側を強く支持する姿勢を取ったこと
が影響しています。


(※)
シオニスト政権とは、シオニズム
に基づく政権のことです。
シオニズムは、19世紀末にヨーロッパ
で始まったユダヤ人の国家建設運動で、
ユダヤ人が自らの国家を持つことを
目指しました。この運動は、特に
パレスチナ地域にユダヤ人国家を建設
することを目標としていました。


そして、イランはイスラム教国家
ですので、イスラム教徒にとっての
大切な大切な聖地である「エルサルム」
を占領しているイスラエルはイラン
にとって許し難い存在なのです。


昨年10月から、イスラエルと
ハマス、ヒズボラとの争いが続いて
いましたが、イスラエルによる
レバノン各地への大規模な空爆、
ヒズボラの指導者(ナスララ氏)
暗殺、レバノンへの地上侵攻、
などを行った結果、ヒズボラを
支援しているイランの堪忍袋の
緒が切れて、先日、イランが
イスラエルに180発の弾道ミサイル
攻撃を行いました。


イスラエル軍は、これらの大部分
は迎撃したと言っていますが、
これを受けてイスラエル軍は、
レバノン中心部への攻撃を激化、
地上侵攻も拡大しています。


ここまでが現在の状況ですが、
今後、この報復合戦がエスカレート
して、中東戦争のみならず第3次
世界大戦に発展するのか?
それとも、停戦や和平に向かうのか?


これは、私たちにとっても、
遠い世界の出来事ではありません。
イスラエルを支援する欧米諸国
がイランに対して経済制裁を
行えば、日本にも影響が出てきます。


イランは日本にとって友好国で、
重要な石油輸入先国の一つです
ので、経済制裁によって、灯油、
ガソリンの値上げだけではなく、
インフレを引き起こす可能性も
あります。


ですので、中東情勢は非常に複雑な
問題を抱えていますが、
平和的な解決に向かうように
祈りたいと思います。🙏

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