ユダヤ人に成功者が多いのは、たった一つの習慣があるから?
みなさま、こんにちは🌞
今日は、ユダヤ人に成功者が多い理由と
も言われている習慣についてです。
安息日(あんそくにち)、もしくは、
シャバットという言葉を聞いたことは
ありますでしょうか?
私がこの事を知ったのは、
作家のひすいこたろうさんの
YouTubeでした。
ひすいこたろうの名言セラピー
(末尾に掲載)
安息日(あんそくにち)とは、その名の通り
休息の時間のことです。
ユダヤ教では金曜日の日没から土曜日の日没
までが安息日とされています。
ヘブライ語では「シャバット」と呼ばれ
親しまれています。
安息日(シャバット)では、公共交通
機関が全てストップし、ショッピングモールやスーパーなどもすべてクローズします。
安息日の起源は、旧約聖書の記述にあります。
安息日は休息日のみならず、聖なる日ともさ
れており、ユダヤ教徒は神と同じく週6日間働き、安息日には休息をとることにしています。
なぜ、シャバットがいいのか?
シャバットは、精神的なリフレッシュや
コミュニティの結束を促進する重要な宗教的
な行事です。
この期間に行われる、祈りと瞑想は、心の平安をもたらします。脳科学では、前頭葉・前頭前皮質の活性化・扁桃体の活動
抑制に関連し、情緒の安定がもたらされま
す。瞑想は、脳波をα波(リラックス)に
シフトさせ、心身の安定を深めます。
また、体内のコルチゾール
(ストレスホルモン)が低下したり、
デジタルデトックスが可能になるので、
情報過多や精神疲労が軽減され、
注意・集中・記憶力の回復や睡眠の質の
向上が促進され、脳機能が回復されます。
さらに、家族や地域の絆を深める時間に
なるので、人々のつながりが強まり、
オキシトシン(愛情ホルモン)分泌が促進
され、ストレスの軽減や幸福感の向上にも
寄与します。
では、実際にイスラエルでは、どのように
して安息日を過ごしているのでしょうか?
正統派信者(宗教熱心な方々)と
世俗主義(宗教の影響をあまり受けていない ユダヤ人)で、違いがありますので、
分けて説明したいと思います。
正統派信者(宗教熱心な方々)の安息日の
過ごし方は?
宗教熱心な正統派信者は、神の仰せの通り、仕事(メラハー)をせず安息日を過ごします。会社に行くのはもちろんのこと、火や電気、車などを使うという行為も安息日には禁じられています。
また安息日には、携帯電話も使えないので、
金曜の晩に友達と会いたいならあらかじめ
待ち合わせ場所と時間を決めておくことも
必要です。交通機関も止まっていますし、
車を使うことも禁じられているので、
近所の友達と会うか、遠くに住んでいる
友達なら土曜日の安息日明けまでお泊り
ということになります。
安息日前の準備ができたら、聖なる日に
ふさわしい白い服を着て安息日の始まりの
祈りを捧げます。この祈りは女性の役目で、
祈りながらろうそくを付けた時点で安息日
が始まります。
金曜日の夜は、家族みんなで豪華な食事を
楽しみながら和気あいあいと過ごし、
土曜日はお祈りをしたり、聖書を読んだり、
お散歩するのが一般的な過ごし方です。
金曜日の晩はごちそうが用意され、家族や
親せきと共に食べます。
料理は家庭によって様々ですが、食事の前
にブドウ酒とパンでお祈りするのが一般的
です。
安息日の食事ですが、とにかく賑やかです。
親戚だけでなく友達や彼氏・彼女が加わることもあり、大人数で囲む食卓となります。
もちろん人数に合わせて料理のレパートリー
と量も多く、食べて飲んでおしゃべりし、
楽しい夜となります。
一方、宗教熱心ではない世俗主義ユダヤ人
の安息日は全くの別物です。
安息日は、金曜日の晩は夜遅くまで飲める
日というイメージで、ユダヤ教の決まりごと
はほとんど気にしません。
もちろん電化製品も使い、車にも乗り、
働く人もいます。お店やスーパーは閉まって
いますが飲み屋となると例外で、むしろバー
やパブやクラブなどは金曜日の夜は大忙し!
ウェイターにとっては一番チップの弾む日で、休みなく朝まで働いています。
若い人は金曜日のディナーを終えるときれいに着飾り、友達と共に夜の街へ繰り出します。
もちろん皆がバーやクラブに行くわけで
はなく、カフェでお話する人や家でのんびり
過ごす人もいますが、金曜日に友達と会って
夜遅くまで楽しむというのは共通して言えることです。
土曜日の過ごし方は、やはりお店が閉まっているので家族と会ったり、ピクニックや自然を堪能する楽しみ方が一般的です。
いずれにしても、シャバットは、宗教的な
安息日としてだけでなく、脳と精神の健康
に対しても多くの利点を有します。
脳科学的に、シャバットの実践がストレス
の軽減、注意・集中・記憶力の改善、情緒
の安定、そして社会的な絆の強化に寄与する
ことが示されています。
ユダヤ人に圧倒的に優秀な人が多いのは、
このように、「やらなければならないを手放
し、無駄な日を作り、何もしないを楽しむ」時間を週1回作っている習慣が根づいている
からと言えるかもしれませんね。
ひすいこたろうさんも言われていますが、
コツは、スケジュール表に一番最初に、
何もしない日を書き込むことらしいです。
そして、ひすいこたろうさんの名言:
休むことに罪悪感はいらない。
もっと何もしないを楽しんでいいんだよ。
ボーっとする時間だって大事なんだよ。
ボーっとする中に、無駄だと思うことの
中に幸せってあるんだよ。
自分の心地良い時間をちゃんと作ってあげて
ね。
それは、奇跡を起こす余地を生み出すことに
なるんだから。
※ひすいこたろうの名言セラピー