【銀行のスタバ化】大垣共立銀行のインナーマーケティングの取り組み
こんばんは、インナーマーケターの渡海です。社内向けマーケティングに取り組んで内部から会社を変えていく取り組みが私の役割です。
今日は大垣共立銀行の内部からの変革と取り組みについてまとめました。
銀行のお金の稼ぎ方を簡単に説明
銀行といえばお堅いイメージがありますね。銀行はお金を貸して、返済してもらうときにプラスアルファのお金を上乗せして貰うことで、お金を稼いでいます。
このプラスアルファを金利と呼びますね。銀行は金利が高くするとお金をたくさん稼げるんです。でもお客さんは安いところから借りたいのです。
簡単に言うと、銀行同士は、「なるべく金利を安く、なるべく多くの貸出を」する競争をしています。
大垣共立銀行は銀行をスタバ化した
金利を下げるのは地方銀行にはアフェーで試合をするようなものです。
体力もパワーもあるメガバンクに負けてしまいます。
そこで大垣共立銀行は、「脱・銀行」を掲げ、銀行がこれまで行わなかった取り組みを始めました。
・コンビニにあるような雑誌を銀行で販売→フランクに足を運んでもらう店舗作り
・ドライブスルーを併設→車生活を考慮した地方ならではの視点
・ATMは年中無休→今では当たり前ですが
・高齢者の多い地域に移動式ATM車両→ゆうちょは店舗数が多いです、移動式ATMで山奥に住む高齢者も利用できるように。
・銀行員をスーパーやコンビニに派遣し、接客の硬さを再教育→銀行接客からの脱却
・女性支店長の登用→男性中心の管理職を見直し
これらの取り組みが功を奏し、預金残高を8000億増加、顧客数13万人増加などを達成しました。
最近では、地銀としては早期にフィンテックへ取り組んでいます。
今回は、一度好循環が生まれると、内部から自発的に次々に良いアイディアが生まれるようになる例でした。
参照 大垣共立銀行IR 2020-2018年https://www.okb.co.jp/investor/ir/ir/ir202003.html
https://www.okb.co.jp/investor/ir/ir/ir201912.html
https://www.okb.co.jp/investor/ir/ir/ir201812.html