マーケティングには対象と方向性がありますよ! - マーケティングの範囲とは?

導入POINT
マーケティングには対象と方向性がありますよ!


マーケティングって何?

「マーケティング」という言葉が指し示すものはとても広く、掴みにくいです。
・営業なら商品を顧客に売る人
・エンジニアならプログラムやシステムを作る人
・デザイナーならUIUXや外観に関わることを設計する人
など大枠は掴みやすいです。


マーケター、マーケティングをする人は
「マーケットやユーザー、人間のニーズを見極め、ニーズに答えて利益に変える人」
・ニーズを見極める人
・そしてニーズを利益に変えるために動く人
の総称です。

つまり、これはマーケティング部だけの仕事ではないですね。
顧客主義、ユーザーファーストの時代ですから、顧客に直接的に関わらない人たちも考えないといけないことです。


対象

マーケティングする「対象」は大きく2つあります。
そして派生や複合で9つあります。

代表的な一つ目が「商品」
多くの企業には商品がありますから、その商品を顧客に届けるために工夫を凝らしていますね。コップや本や家電などです。
代表的な2つ目が「サービス」
「ものを売ってるんじゃない、サービスを売っているんだ」という経営スタイルが2000年前後から増えてきて、今では消費者と関わる方はサービス精神がなければ販売できない時代になってますよね。美容室やタクシーなどです。

ここからが派生系や複合系になります。
・体験
体験はよりエモーショナルな部分へ働きかけます。スターバックスやバルミューダーなど、体験に注力している企業も増えてきています。スターバックスの体験の違いが他のカフェとは異なりますよね

・イベント
単発のプロモーションのためのイベントなどです。お祭りなんかが含まれます。

・場所
地方創生などです。鎌倉や箱根は東京からは少し離れていますがそれぞれの魅力が浸透しています。

・人
弁護士や会計士、芸能人など、その人自身と価値というのが切り離せない人は自身をマーケティングします。近年は個人の時代とも言われてきており、人のマーケティングが上手な方はSNS上で人気になっている例が多いですね。

・資産
不動産や株式など、人気票が価値の重要な秤になるものは、マーケティングの対象になります。

・集団(企業)
採用マーケティングはこちらに入ります。企業イメージを求職者や外部パートナーへ伝えることは欠かせなくなっています。

・情報
学校が代表です。知識に値段をつけて販売しています。加えてビックデータ時代にはデータ資産として、経営の中心に据えている企業も増えてきています。


方向性

・顧客に向けたもの
マーケティングというと、こちらが思い浮かびやすいと思います。4P4Cフレームワークを利用して、自社のリソースを収益へ最大化させようと日々工夫をしていますね。

・社会に向けたもの
CRSなどがこれに当たります。7月1日からビニール袋の有料化が開始します。このようなトレンドに向けたマーケティング活動はこれから徐々に重要度を増してくるでしょう。これまでは収益が成果指標の中心でした。しかしただ自社だけが儲ければいいんだ、という考え方ではいけないよね、地球や地球上に住むすべての人にむけて何ができるか考えてみよう、という流れがグローバル化で進んでいるように思えます。

・業者やパートナー向け
流通業者、代理店、協力会社などに向けて自社をマーケティングする方向もあります。営業の方がメインにやられている場合が多いです。しかしFreee株式会社さんは、士業の方向けに取り扱い説明書を作成したり、アフィリエイターの方に説明書を作成して成功している例もあります。

・社内向け
経営層や上司、部下、に対して、顧客視点で長期的に取り組んでいかないといけない理由を説明したりするときはこちらに当たります。教育や採用、動機付けなど、すぐに結果がでるものではないが、長期的には大きな差になるようなことです。こちらは非常に重要でここに取り組んでいない企業は短期的施策で上手に言っても、いつか体力に衰えがきてしまいます。こちらは別の動画で取り上げたいと思います。


終わりに

マーケティングの定義だけではなく、方向性と対象について詳し目にお話ししました!
「マーケティング」と一口に行っても様々な方向性と対象があることを知っていただけたら、興味を持って取り組む方が増えてくれたら嬉しいです。

是非コメント欄に、ここはもう少し詳しく教えて欲しいとか、コメントください!