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超絶カッコ良くて全少年の心を掴んだ「ジュニアスポーツ自転車」をふと思い出した
ソニー損害保険が毎年公表している 「新成人のカーライフ意識調査」によると2021年に新成人となった方々の運転免許保有率は51.3%、そのうちマイカー所有率は14.4%。
※参考までに、10年前の2011年では、免許保有率は51.8%、マイカー所有率は25.3%
若者の車離れと言われるが、単純に「免許証を保有する割合は変わらないが、マイカーを持たない新成人が増えている」ということだろう。
ニコニコレンタカーの登場で格安レンタカー文化が浸透し、続いて面倒な手続きがなくマイカー感覚で利用可能なカーシェアが登場。
もう、固定費を計算した時に交通網の発達した地域ではわざわざ車を持つ必要がなくなった。
ただそれだけである。
僕が社会人になって車を手放した理由
僕は大学生に入ってすぐに免許を取得し車を所有していたが、社会人になって週末に乗るか乗らないかの使用で維持コストで考えればあまりにももったいないため、早々に手放した。
2年間の車の維持費
※車検が2年に1回なので、1ヶ月平均を出す時には2年間で計算する必要がある
・駐車場代 36万円
・任意保険 24万円(22歳当時)
・車検 10万円
・ガソリン代12万円
・車税 8万円
・その他整備 4万円
合計 94万円 (約4万円/月)
週末にしか使わなかったので、タクシーを休日1日あたり5,000円程度も利用して、ようやく車を所有しているのと同等である。
毎休日ごとにタクシー5,000円といったら結構な金額である。神戸は交通網も発達しているし、電車でいいや、ってことで社会人2年目で手放した。
結婚しても子ども二人目までは、レンタカーとタクシーと3人乗り自転車を使ってしのいでいたが、さすがに子どもが3人となるとチャイルドシートの設置を計算すると乗れるレンタカーにも制限が出てくるし、自転車についても全員一度に乗せることができないので、大きな車を購入することにした。
車を買ってから当たり前に乗るようになった今となっては、車なしの生活は考えられなくなったが24~38歳まで何一つ不自由しなかった。
それほどレンタカー文化が発達したのだと思う。
ジュニアスポーツ自転車は少年の憧れだった
小学生の頃、僕ら男の子の心を踊らせた「すごい乗りもの」があった。
ジュニアスポーツ自転車である。友達みんなが乗っていた。ググって画像を探してみた。
これこれ!
懐かしいけど、今の40歳以上しか分からないだろうな。当時流行ってたスーパーカーブームに乗って自転車にオートマ自動車さながらの多段ギアシフト、フラッシャー(ウインカーやバックライト等)、今なら絶対にいらねーだろって思うけどチェーンオイル注入口まで装備するなどどんどん過激になっていった。
はっきり言って運転するとめちゃくちゃ重くて走りづらいけど、めっちゃ格好よかったし乗ってる自分に酔いしれて嬉しかった。
意味もなくギアチェンジしたり、別に曲がる必要ないところをウインカー出したくてわざわざ遠回りになるけど行ったり、暗くなってからのおつかいを喜んで行ったり、まさに僕の相棒だった。
横つきのカゴなんてめちゃくちゃ懐かしい!
ジュニアスポーツ自転車は「これならば、小学生でも買える」「乗れる、運転できる」を実現できたアイテムで、クラスの男子全員が持っていたと言っても過言ではない。
僕は乗り終わったら毎日家の中に入れていたが、外に置きっぱなしにしていた人達は定期的に盗まれていたし、それほど世間では大ブームであった。
しかし爆発的ブームはおそらく僕の年代が最後で、小学3年生くらいになるとシンプルタイプのスポーツ自転車が流行し始めた。
あっという間だったが僕達の小学校時代はジュニアスポーツ自転車にのめりこみ、将来お金を手にしたら車はスポーツカーにしたいって、こんなのに乗りたい、ってカー雑誌片手にみんなで話をしていた。
悲しいけど、我が部署ではこのジュニアスポーツ自転車を語って分かってくれる人が部長しかいない。今の人には分からないかもしれないが本当に格好よかったんだ。
コロナ禍でマイカーブームの到来!?
コロナの影響で、車を自己所有する動きが活発になったという記事を読んだ。それはそうだろう。確かに、コロナの実態がわからない当初は僕も仕事でカーシェアを利用する時にかなりの抵抗があった。電車でもそうだ。つり革や椅子など、どこに未知のウイルスが潜んでいるかわからないので、なるべく利用したくない気持ちになった。
2020年各月の国産中古車販売台数を、前年同月のそれと比較しすると7月以降は9月を除き中古車販売台数が常に前年を上回っている。軽乗用車の場合は特に顕著で3月には、前年比+67.2%という大幅な需要増を記録している(参考資料:カーグラフィック社「2020年中古車販売台数の前年同月に対する比率の推移」)。
短期間のデータだけで判断するのはよくないが、販売の回復はもしかしたら人々の自動車に対する見方の変化のようなものがあって車を必要な存在だと認識した結果かもしれない。
新車に関しては2021年も厳しい年となるだろうが、クルマの需要が消えることも進化が止まることもない。車が必要固定費化してしまった僕個人としては、大型車の低燃費化に進んでほしいと思う。小学時代に憧れたスポーツカーは、さすがに子育て中は無理かな。
今日はジュニアスポーツ自転車について調べてみた。理解できないかもしれないが、あれを乗っていた時は大人の気分になれたんだ。
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