伝説の女 スズキ7

メンヘラな元カノの伝説は終わらない。

当時、俺20歳、スズキ18歳(大体の年齢)




前回も書いたが、俺らがデートする場所は大抵図書館だった。


その日は勉強の合間にベンチで2人で休憩をしていると、
そこそこ仲良くなった図書館の職員に話しかけられた。




職員「今日、ここの部屋が空いてるから、使っていいよ。」



なんで貸してくれたかは忘れた。




その日、スズキは元気がなかった。

またかまって欲しいのかなー、めんどくさいなーと思っていると、


家の事情がつらたん…勉強がつらたん…


と泣き出すスズキ。



どうやってなぐさめたらいいかモハヤわからないので、とりあえずこっち来たから抱きしめておいた。





ぼけっとしてると、俺の腕の中で泣きながら、左手首にしている時計のバンドを見だすスズキ。



ちらりーん

ちらりらりーん


帰りたいのかと思ってスズキを見てると、

どうやら見ているのは文字盤ではなく、完全にベルトのつなぎ目だった。



はみ出る傷口。



こゎすぎて…リスヵしそうになった俺



リアルリスヵだった。



見ないふりをしようかどうか…


俺の顔チラッ

自分の手首をチラッ



出川よりほしがってんじゃねえか!!



俺「どうしたの!?それ!?」



つらたんすぎてやったらしく、
結構前からやってたが俺が全然気が付かなかったと恨みつらみがつらたん…_(:3 」∠)_




そして、取り出されるB5サイズのノート。


ノートを俺に差し出すスズキ


「これからは交換日記でもして近況をきいてほしいのか?」と思って受け取る。



スズキ「これ…帰ったら読んで欲しいの…」


と言って、その日は普通に帰って、
ゆっくり1ページ目を読んだ。



あれれ、2ページ目??


途中「死にたい」「死にたい」という見開き1ページメタルなシャウトを繰り返すページが恐らく40ページ目くらいにあって、




読み飛ばしてると、そこには完走しきったスズキがいた。




完走したスズキは、最後にリスカの腕をぺったんこ!


傷口と同じ形の血が付いていたのだ!



俺「▂▅▇█▓▒ (՞ةڼ ) ▒▓█▇▅▂」



5人に同じ手紙まわすアレかと思った。

家のゴミ箱じゃこわいから、
コンビニに捨てに行ったよね。




まじ免疫ネェ…


次の日スズキにあうと、


スズキ「読んでくれた…?」

俺「ス、スタンプあったよね^^;大丈夫なの?あれ」


スズキ「中学からずっとやってるから慣れてるの」


俺「へぇ…」



スズキ「定規でやるほうが傷口がボロボロになって治りにくいんだよォ〜」


なんで得意気?
てか定規の使い方知ってる?



そしてその日はかなり張り切って服を脱ぐスズキ。

このメンヘラは悩みをバネに性欲で発散していた。


俺はこの日、リスカな気持ちDe燃え上がるプレイ(メンヘラだけ)を経験したのである。

レベルが2下がった。


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