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伝説の女 しげ太1

メンヘラ引当率20%。

どーも、かなたです。

今日は「しげ太」という2個上の女性のお話を。

しげ太はもともとセフレだった。
しげ太は同じ会社の部署違いの後輩。何回か飲んでるうちに、そういう関係になったのだ。
俺が一方的にセフレ扱いしていたわけではなく、しげ太が望んだ関係だった。

しかし、ある日、結婚に焦ったしげ太から逆プロポーズを受けて婚約した。
「お互い、本当に好きな人ができたら別れよう」という前提で。

実際に合計1年ほど一緒に住んでいたが、しげ太は俺を「小野さん」と呼んで敬語を使っていた。

京都で一緒に暮らしてから月日が経ち、俺はもう他の女に気持ちが向いていて、遊び歩いていた。
そんな俺にしげ太は「婚期を逃しそうだ」と、不安を感じていたのだろう。

ある日しげ太と2人で風呂に入っていると、シャンプーをつけたての頭をこちらに寄越してきた。

しげ太「オノシャン…アラッテクダシャイ」

別に俺にシャンプーをしてもらうことを【オノシャン】という業界用語で言っているのではなく、『小野さん』と俺のことを呼んでいるのである。

もちろん冗談だと思う俺。

俺「やだよ笑」

しげ太「エエエー!アラッテクダシャイ!」

え。こわい。うそだよね?

俺「やだって!!笑」

笑っているけど、いやだから少し強めに言った。

しげ太「グェェェ!アラッテヨォー!アラッテヨォー!!」

怖すぎる!!!

俺「やだって!自分でアラッテヨォー!」

裸で泣き喚きだすしげ太
怖すぎてしげ太が乗り移る俺

しげ太「ゲシャァァァァ!!ナンデーー!アラッテヨォー!!」

なにこれ。
結末は覚えていない。

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