伝説の女 SHIGETA3
俺が前に婚約していた女はメンヘラ。
俺のメンヘラとのお付き合いは20歳の時と、28歳の時の2回きり。
その2人めのメンヘラの顔はアジアン隅田にそっくりだった。
そんな彼女には俺から告白をした。
いきさつはこうである。
はじめは定期で誰かとセックスしたかった俺。
告白して振られる。
「え?おれこのブスに振られたわけ?」とわけわからないプライドで推し続けてセフレになり、
セフレのまま一緒に暮らし、
付き合い、
婚約し、
別れ、
セフレのまま一緒に暮らし、
俺が引っ越すタイミングで2度と会わない関係になった。
婚約の提案は、当時31歳で結婚を意識していたSHIGETAからだった。
俺は「いいよ」と答える形で話は進んでいた。
なぜ、俺がOKしたかといえば、俺はもう前回の彼女以上に好きな女が現れないと覚悟していたので、
もし結婚という契約をするなら、その辺の中国人に籍を売ってもいいくらい、結婚相手へのこだわりがなかったからだ。
アジアン隅田の顔でもOKしたのは、要は「誰でも良かった」のである。
結婚にこだわりのあったはずのSHIGETAは俺の「OK」を聞くやいなや、家事をまったくしなくなった。
俺が残業して帰ってきてもゴロゴロと携帯ゲームをして過ごし、
顔見るなり「お腹が空きました」といい、
ホコリ玉が部屋に転がっていても掃除機もかけず、
洗濯物を外に干したまま雨が降っても携帯ゲームに夢中で取り込まず、俺が帰ってから急いで取り込むという、
お前の結婚ってどういうことを言ってんの?
と問いたいくらい「誰かの奥さん」になることへの意識の低さが半端なかった。
「そんなんじゃ結婚したくない」など、いろいろ訴えても
「うるさいですよ~、ほんとにこまかいですねぇ~」
とのたまうSHIGETA
ちょお~~~~~~~ムカツク~~~~!!!!ww
はっきり言って、誰でもいいといっても、好きではないブスな女に尽くすストレスはいらないので、
半年間我慢してからSHIGETAを手放すことにしたのであった。
で、俺とSHIGETAのピンク色要素の強い歴史の話に戻るけどその「セフレのまま一緒に暮らし」ていた時期の、
もうすぐ「俺が引っ越す」タイミングで、ある出来事は起きた。
その日は珍しく夕飯をSHIGETAが作って待っていたのだ。
普通に腹減ってたし、誰かが作って待っててくれたことが嬉しくて「うめえな」といいながら食べていると、
突然泣き出すSHIGETA
俺「どうしたの?」
即座に料理に毒でも入れたのかと本気で思った。
SHIGETA「私…こうやって夕飯を作って、KNTさんの帰りを待ってる時間が一番しあわせだったのぉ〜!」
クッッッソムカツク~~~~!!!!ww
どの口が言ってんだよ笑
おめえ、白米炊くことさえ俺の指示がなけりゃしなかったじゃねえか笑
と、思ったので、俺もよせばいいのに言ってしまう。
俺「いや…いやいやいや…」
俺は今までのSHIGETAの所業を説明し、
俺「それで…その幸せだった時間っていつのこと??」
マヂ疑問。
SHIGETA「ひどいぃぃぃ!だったらその時いってくれたらいいじゃないですか!いままで何も言わずにこんなときにそんなふうに攻撃するなんて!!」
ひぃぃぃぃ!!!お前一体誰だよぉぉ〜!!
目の前に居るのは散々俺が家事分担の在り方に文句言ってきたSHIGETAではなかったようだ。
記憶喪失か、別人だったのだろう。
俺もそれくらい色んなこと忘れたら人生楽しそーと思ったのだった。