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#112 FY24決算:キリンHD
こんにちは。年間配当50万円を目標に毎週約4.5万円ずつ配当株投資をしているチャレンジ配当です。
3日連続の決算確認。今回はキリンHDです。
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グラフでMax値を示す青色が全て右、すなわちFY25に並んでおり、FY25計画はバラ色のようです。その中で気になるのはFY24のEPS(一株利益)の大幅な減少。これは一体何でしょう。今回も決算短信に答えがありました。
㈱ファンケルの連結子会社化に伴う段階取得差損、協和発酵バイオ㈱のアミノ酸等の事業譲渡に伴う損失等、事業の成長に向けた基盤を整えるための決定を行ったことにより減益となりました。
協和発酵バイオの件は昨年11月に発表されていました。アミノ酸事業は協和発酵バイオの売上の多くを占めていたものの、原料高や参入メーカーの増加などで中長期的な収益性が見込めないと判断して中国企業に譲渡するものの一時的な損失が発生するというもの。将来を見据えての譲渡でありなかなかいい決断のように思います。
ファンケルの子会社化も3Q決算時には発表されていました。ファンケルは今後大きく収益化を図るヘルスサイエンス事業の一角を担う会社であり、違和感はありません。
FY25には増配も発表されており、もちろん投資は継続です。
以下、予習時のデータ。経常利益を営業利益に変えたのはINPEXや日本たばこ産業と同じです。EPSが3Q決算時の発表よりも大きくマイナスに振れたことになります。これは協和発酵バイオによるものです。
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さて、決算と同時に発表された「2027年に向けた計画」の中で、配当への言及がありました。スライド19です。
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累進配当が導入されるとともに、DOE5%以上を目安とした配当となるとのことです。
日経新聞電子版の8月22日の記事に以下のような図がありました。キリンHDの配当政策の信頼度は図の「△」から一気に「◎」に跳ね上がったことになります。素晴らしいです!
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最後に1年間と10年間の株価チャートです。決算発表の内容を見る限り、このままだらだらと下降を続けるとはとても思えません。
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それでは。