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チャレコミ20周年記念「地域コーディネーターサミット」開催報告

こんにちは!チャレコミ事務局です。

クラウドファンディングや当日のご参加などたくさんの方々のお力添えにより、2024119()に無事に20周年記念イベント「地域コーディネーターサミット」を開催しました

全国から約160名の皆さまにお集まりいただき、さまざまな地域での取り組みが共有される場となりました。

チャレコミとしては約5年ぶりの東京で皆さんと集まる機会でしたが、今回初めてチャレコミの場にご参加いただいた方も多く、大変うれしく思っております。
改めてありがとうございました。

「好きなまちで仕事をつくる」という言葉は、チャレコミがこれまでもこれからも大切にしていく言葉であるとともに、
皆さんが「好きな地域」があることが地域でのチャレンジを生み出し、地域に挑戦の生態系を生み出していく原点だと思っております。

これまでチャレコミに関わってくださった方にとっても、今回をきっかけに関わってくださった方々にとっても
「これからも、好きなまちで仕事をつくる」ための地域でのチャレンジを生み出す機会となっていれば幸いです。

今回は、当日の会場の様子をお届けします。
各分科会の内容・議論は、DRIVEメディアに掲載予定ですので、しばらくお待ちください。

会場の様子


クラウドファンディングでご支援いただいたお花が会場を飾ります。
20周年のお祝い感をとても盛り上げていただけました。ありがとうございます!
懐かしの写真と資料(チラシやパンフレットなど)を展示。
終了後に写真が欲しいという声もありお持ち帰りOKにしたところ、すべての写真が
欲しい方の手元へ渡ることになりました。お持ち帰りいただいた皆様、大切にしてください!
開会前には写真を見ながら、思い出話で盛り上がりました
懐かしい写真の数々に思い出話にも花が咲きます
会場のドリンクもクラウドファンディングで皆さんからご支援いただきました。
ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます!!
お子さま連れも何組かいらっしゃいました^^
(ドリンクもとても喜んでいただきました)
お子さんがぐずったり泣いたりしても参加者の皆さんが温かく見守ってくださり、
気兼ねなく参加できる雰囲気もチャレコミらしい一面でした

オープニングセッション

全体進行は、株式会社なんで・なんで 篠原万里さん!(写真右)
終わった後も多くの人から「司会めちゃくちゃよかったよ!」と声をかけられる名司会でした!
実は前日入りして会場の装飾づくりなどお手伝いいただいていました^^
最初にチャレコミの源流やこれまでの取り組みを改めて振り返り。
年表とともに「どの時期からチャレコミに関わり始めましたか?」と質問したところ、初参加者の方が想像以上に多く、自然と会場から拍手が沸き上がりました。感動。
オープニングトークではチャレコミの20年から各地の取り組みをふりかえるために
それぞれの方に登壇いただきました。

東京都市大学 教授 佐藤 真久 氏「実践型インターンシップと地域への広がり」
NPO法人G-net 代表理事 南田 修司 氏「地域の中小企業とともにチャレンジし続ける」
株式会社御祓川 代表取締役 森山 奈美 氏「復興と地域で仕事をつくるということ」
一般社団法人umi 代表理事 山下 実里 氏「自分自身も地域でチャレンジする」

分科会ターム①

能登復興の現場から考える地域とお金の良い循環

登壇者
長野県みらい基金 代表 高橋 潤氏
株式会社御祓川 代表取締役/七尾未来基金設立準備会 事務局 森山 奈美氏

長野県みらい基金さんの取り組みを事例に、
地域でのコミュニティ財団の役割を会場の皆さんと共有。「少額でも必要な場所に必要なお金が届く」仕組みの重要さ、
そしてその担い手を探していく大切さについて深くうなずいていらっしゃいました
地域の取り組みを推進するために、コミュニティ財団とコーディネーターの連携可能性についてディスカッションを行いました。今後も積極的に連携していきたいと思います!

副業で地域コーディネーターに挑戦!養成講座を受講し、各地と協働する副業コーディネーターと一緒に仕事をしませんか?

登壇者
NPO法人ETIC. NAGAKNOCK!副業コーディネーター 池山 貴大
NPO法人ETIC. iBARAKICK!副業コーディネーター 村上 義晃
NPO法人G-net ふるさと兼業事務局 掛川 遥香氏
NPO法人ETIC. ローカルイノベーション事業部シニアコーディネーター 伊藤 淳司

ご登壇いただいた都市部で働く副業コーディネーターの池山さんと村上さん。
「副業コーディネーターと一緒に仕事をしたい地域の団体」と
「自分も副業コーディネーターとして関わりたい都市部の人材」の両者が参加しました。
ふるさと兼業を主催するNPO法人G-netの掛川さんからも
現在の地域での副業のトレンドをお伝えいただきました。
「コーディネーターが足りない!」との声も

地域ベンチャー就職-若者編
「どうすれば若者が地方に来やすくなる?〜キャリアと地方の未来を探る作戦会議〜」

登壇者
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 事務局次長 松本 裕也氏
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 寺田 杏寿氏
NPO法人ETIC. ローカルイノベーション事業部 渡邉 蛍都

フィッシャーマン・ジャパンの松本さんから今回の分科会を実施するに至った問題意識を共有。
「どうして若者は地域に就職しないの?」
「そこに対して自分たちは何ができるの?」という問いから始まります
仕事がない・地元で受け入れる人がいない・イメージが持てない・一回は東京で働きたい…などなど様々な理由が挙げられます
地域ベンチャー留学OBOGの学生も参加し、熱い議論が交わされました。

アントレプレナーシップ教育の未来

登壇者
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 教授 秋元 祥治氏
神山まるごと高専 副校長 鈴木 敦子氏(オンライン登壇)
NPO法人北海道エンブリッジ 代表理事 浜中 裕之氏
一般社団法人OWN WAY 代表理事 杉山 真之介氏

大学や高専、民間側などなどそれぞれの立場から
アントレプレナーシップ教育に取り組む4名のゲストが議論。
そもそもアントレプレナー教育は定義されていないことも多い、という声もあり
自分達は何を目指して取り組んでいるのかが重要では。といった意見も
最後には「#チャレコミ」でSNS投稿してね!という呼びかけで
参加者の皆さんがカメラを構える場面も。皆さんありがとうございます!

分科会ターム②

地域の高校生×地域でのキャリア教育の可能性

登壇者
株式会社TODAY 代表取締役 山田 かなこ氏
一般社団法人アスバシ 代表理事 毛受 芳高氏
一般社団法人アスバシ シニアコーディネーター 小柳 真哉氏

「どんな立場や関心で参加していますか?」とのアスバシ小柳さんの呼びかけには、
自分の地域で高校生と一緒に取り組みたい!という声も
アスバシの毛受さんからは、名古屋での取り組みやイギリスで取り組まれている「アプレンティスシップ」についても全体に共有
和歌山県田辺市で取り組んでいる高校生向けプログラムについて、
TODAYの山田かなこさんからもお話しいただきました

コーディネーターのキャリア論〜コーディネーターのスキルはキャリアでどう活かせる?〜

登壇者
サイボウズ株式会社 広島オフィス所長 西尾 陽平氏
合同会社ハピオブ 代表社員兼CEO 島田 勝彰氏
合同会社気仙沼の人事部 コーディネーター 岩本 華奈氏

サイボウズの西尾さんは、もともと奈良県でコーディネート団体を経営していました。
現在はサイボウズに移って広島所長として活躍しています!今回は久しぶりのチャレコミ!
今回の分科会を企画した岩本さんご自身も、キャリアに悩むコーディネーターの一人。
等身大の質問が参加者からも共感を得ていました。

地域ベンチャー就職 - コーディネーター編

登壇者
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 事務局次長 松本 裕也氏
NPO法人G-net 理事 田中 勲氏
NPO法人G-net ふるさと兼業事務局 掛川 遥香氏

地域ベンチャー就職後半の分科会では、
前半の分科会を踏まえて地域側・コーディネーター側として何ができるのか意見交換を実施
なかなかすぐに結論が出る話ではないですが、フィッシャーマン・ジャパンとG-netが連携し、
まずはプロジェクトを実施していくためのキックオフの機会にもなりました!
一緒に「地域ベンチャー就職」を仕掛けたいコーディネーターの皆様もお待ちしております^^

チャレコミ3.0の可能性を検討するワールドカフェ

登壇者
一般社団法人つながりのデザイン 代表理事 船木 成記氏
NPO法人G-net 代表理事 南田 修司氏
NPO法人ETIC. ローカルイノベーション事業部 伊藤 順平
チャレンジ・コミュニティ・プロジェクト事務局 瀬沼 希望

もともと、20年経ってチャレコミの次の戦略を考えたい!という思いから企画した分科会。
冒頭、事務局の瀬沼から「地域にコーディネーターは増えたし、挑戦する若者も増えたけれど、
チャレコミでつくりたい『挑戦の生態系』ってつくれているの?」という問いから始まります
その後各テーブルで様々な意見が交わされた様子。
改めてチャレコミの原点を思い出す機会にもなりました。
オンラインだけでは話しきれない機微や想いをどれだけ共有できるのかが
これからより大切になってくるのかなと予感しています。

クロージングセッション

まだ今日そんなに話してないな~という人同士でグループになってもらい、今日の学びをシェア
会場の熱気がすごかった・・・!
自分が参加していない分科会の様子を聴いたり、自分の学びを言葉にする時間になりました
最後は全体で今日の感想を共有。
それぞれがここまでの地域での取り組みや自分自身を振り返り、
これからの決意を語る時間に会場からは暖かな拍手が送られました👏

大交流会

交流会は、「石川県のことが好きな仲間たちが集まって語らうお気軽な飲み会」を
コンセプトに活動する
Ishikawa Drinks in Tokyo(IDiT)との共催で開催
途中、過去チャレコミでは恒例だった”ギャザリングコント”も一夜限りの復活。笑
今はそれぞれ新潟と三重で活躍しています
今回はIDiTで恒例となっている自分自身のプレゼンを学生たちが行い、
「チャレコミとの接点」や「アピールポイント」で各人の個性を発揮していました!

番外編

当日、サミットの運営には、地域ベンチャー留学OBOG12名が遠くは沖縄など全国から駆け付け、
学生ボランティアとして活躍してくれました。
学生ボランティアの皆さん、ありがとうございました!
久しぶりの再会にも!

ご参加いただいた皆様、クラウドファンディングでご支援いただいた皆様、
そしてこれまでもこれからもチャレコミと出会ったすべての皆様に感謝を申し上げます。
ありがとうございました!

これからも一緒に地域にチャレンジの生態系をつくっていきましょう!

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