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地域でLet’s challenge! ~若者の挑戦に伴走する岐阜の地域コーディネーター~

NPO法人G-net
棚瀬規子(たなせ のりこ)さん

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シゴトリップ
参画地域コーディネーターインタビュー

「コーディネーターっていったいどんな存在なの?」「どんな活動をしている人?」
シゴトリップに参画している地域団体のコーディネーターさんにお話をお伺いして、その活動や人柄などを取材してみました!


ここで何かやったら面白いかも!ーチャレンジできる地域を目指して

ーまずは、棚瀬さんが所属するG-netについて聞かせてください。

G-netは、岐阜、名古屋を拠点にチャレンジする若者と地域・地場産業をつなげるコーディネート機関です。
この地域に住みたい!この地域で働きたい!ここに行くとチャレンジできそうな気がする!と人が自然に集まってくる地域になるといいんじゃないかと思い、活動しています。

ーそれは素敵ですね!人が集まってくる地域にするために、どのような活動をされているのですか?

主に、地域で頑張っている企業さんや頑張る人たちがチャレンジしたい人を受け入れる・一緒にチャレンジする環境を整えていくために、大学生を対象とした実践型インターンシップやミギウデ人材の採用育成に特化した就職採用支援事業をしています。最近は兼業・副業のような新しい働き方が増えていて、地域に興味を持ってくれる人が増えているので、社会人の兼業やプロボノのマッチング支援もしています。

ー「チャレンジできる地域」というのは惹かれますね。

若者がここで何かやったら面白いかも!と思うような地域づくりをやっていこうと色んな活動をしている感じです。

若者が飛び込めるフィールドを用意することは地域が良くなることに繋がる

ーその中で、棚瀬さんご自身はどのようなお仕事をされているのですか?

社会人や大学生などと、地域の中小企業をつなぐコーディネーターをしています。特に大学生の皆さんと関わりが深いのは、インターンシップなどの社会と繋がるプログラムかと思います。インターンシップとはいえ、G-netには色々なインターンシップがあって、長期の「ホンキ系インターンシップ」や大学と連携した1カ月くらいのインターンシップ、今回のシゴトリップのように短期のインターンシップなど幅広いインターンシップがあります。学生たちが自分のやってみたい経験に合わせてプログラム提供できるようにインターンシップをしていて、そのコーディネートをしています。

G-net棚瀬さん活動写真トリミング

ーそうなんですね。では、コーディネーターとして活動する想いを教えてください。

高校生や大学生の子たちは、特定の仕事を決めなきゃいけないだったり、インターンシップをしなきゃって思っていたり、頑張らなくちゃと考えていると思うんですよね。でも、実際にやってみて自分の選択肢や好きなことに気づく子たちの方が多い。そういった若者がチャレンジできるような、興味があったら飛び込めるフィールドを作ることが彼らの成長や将来的に日本や地域が良くなることに繋がると考えています。また、そのフィールドには段階的なものがあると考えていて、ホンキでインターンシップをやりたい子や、仕事を知りたい、将来心配だから大人と話して自分の好きを見つけたいという子、それぞれ参加する選択肢があると良いなと思うところが、インターンシップのコーディネーターを続けている理由です。

ー私自身もインターンシップを始めて「働く人」を見たことで仕事に対するイメージが変わりました。

高校生や大学生はバイト先の店長や親御さん、先生や教授しか大人と接する機会がなかなかないと思うんです。世の中には面白い大人たちいたり、色んな地域があります。それらを経験できると自分の世界が広がっていくので、関わるチャンスや機会を与えることをやっていきたい。

地域の大人たちと接する機会。迷っているなら参加すべき!!

ーシゴトリップの参加を迷っている学生にメッセージをお願いします。

迷っているなら参加すべき!!
色んな仕事を想像だけでなく、社会人の話を聞いたりワークショップを体験することで、自分のやりたいことのヒントにもなると思います。なので、「やりたいことを見つけたい!」「面白いことを見つけたい!」「自分の好きなことを見つけたい!」「憧れの大人を見つけたい!」と思ったら、地域の色々な大人たちと接する機会でもあるので、ぜひ気軽に参加してください。
人間は一人の人生しか生きられない。でも、色んな人の話や人生を聞くと追体験となり、自分の視野が広がったり、進むべき道や面白いと思うことを増やすヒントとなるので、そういう経験をしてみてほしいです。


◆シゴトリップとは?
オンラインで全国各地の企業に訪問して社長の話や従業員の話を聞き、実際のシゴト体験ワークショップをしながら、自分の将来のキャリアについて考えるプログラムです。
詳しくはこちら!
https://www.challenge-community.jp/shigotrip/?fbclid=IwAR0ZIKmUngWlixyg5XoV0ptslWgRCSy8JI3zoRvbgLc1hMkcSme5DR-0gGE

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取材した印象

優しい雰囲気をお持ちの棚瀬さん。今回の取材では、地域や若者に対する想いを節々に感じました。特に、「チャレンジ」という言葉をよく使われていたことが印象的で、コーディネーターとして若者の挑戦にしっかりと寄り添い、伴走していく姿が目に浮かびました。

G-net棚瀬さんzoomトリミング

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団体紹介

「挑戦の伴走者に、熱意のつなぎ役に。」
学生が経営者のもとに弟子入りする「ホンキ系インターンシップ」など、学生がホンキで挑戦できる場やプログラム、仕組みを作り、〈実践の場〉を提供する岐阜の団体。
主体的に行動する前向きな若者と地域中小企業をつなぎ、人材育成を通じて地域活性に取り組む。

団体概要

団体名:特定非営利活動法人 G-net (ジーネット)
所在地:〒500-8844 岐阜県岐阜市吉野町6-2 ブラザービル2階
設立:2001年10月1日(法人登記 2003年5月26日)
代表:南田修司
社員数:常勤スタッフ 15名
    インターン生 2名
    ボランティア 約30名
主な事業内容
・ホンキ系インターンシップ(長期実践型)
 半年間の長期実践型インターンシップ。東海地域の中小企業、ホンキの経営者のもとで学生が仕事を任され、ホンキで取り組むプログラム。ホンキの想いを持つ大人と出会い、共にチャレンジする企業と学生をコーディネートする。
・シゴトリップ
 東海地域を支える中小企業へオンライン上で複数社訪問し、社内の雰囲気や経営者の想い、挑戦しようとしていることに直接触れることができるプログラム。
・ぎふ地域留学
 岐阜にゆかりのある大人たちと気軽に話す高校生向けのイベント。「地域をフィールドに、ワクワクするような出会いと経験を」というキャッチコピーのもと、フィールドワーク型、オンライン座談会型、ライブ配信型、SNS配信型の4つのプログラムを行っている。
・つながるキャンパス
 オンラインでキャンパスライフを楽しむことのできるプログラム。学生・社会・地域がオンラインで繋がり、多様な人たちに出会うことのできる自由なキャンパスを運営している。
・地域若者応援ファンド BEANS FUND
 若者の「チャレンジの芽」を育てるための若者応援ファンド。地域活性のために必要不可欠な地域を愛し、地域で頑張る若者。そんな若者たちの「チャレンジの芽」を育てるしくみを作っていくためのプログラム。
・ふるさと兼業
  地元や大好きな町へ”スキルや技術、経験”を投資し、支援をする兼業プログラム。愛する地域や共感する事業にプロジェクト単位でコミットできる兼業プラットフォームを運営している。
・地域中小企業のためのリモートワーク相談窓口
 中小企業のテレワークの初期導入支援からマネジメントの内製化まで課題に合わせて支援するプログラム。セミナーなども開催している。

参照:NPO法人G-net HP

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取材:小木曽希帆
三重大学3年生

愛知県出身で、大学では文化人類学をはじめ文化について幅広くを学んでいます。現在は三重県のキャリア教育団体〈わくわくスイッチ〉でわくわく長期インターン中です!インターンシップに関するイベントの学生向け広報やインターン生コミュニティの運営に携わっています。



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