「やる気」が出ないのは「やる気」のせい。行動経済学まんが ヘンテコノミクスが面白い。
20年ほど前に、小室哲哉さんと大阪ですれ違った。
難波橋近くの商店街。ものすごい数の女性が取り巻き、キャーキャーいわれながら小室哲哉が歩いていた。困った顔をしながら。
そして最近の引退会見の言葉が胸を打った。
「芸能人になりたかったのではなく、音楽家になりたかった。ヒット曲を作りたかったのではなく、好きな音楽を作りたかった」
この違いってなんだろう。そんなとき、めっちゃ面白いマンガ「ヘンテコノミクス」を読んだ。第一話はモチベーションについてよくできた寓話。
こんな感じで、人間の「ヘンな判断」をテーマに、行動経済学のキーワードをマンガで解説している。
原作は泣くクリエイターも黙るあの佐藤雅彦さん。さすがすぎる。
他のエピソードは「ヘンノミクス」で!
最近よく思うんだけど、モチベーションがあがらないのは「やる気」が原因じゃないか。お金や「やるぞ!」っていうやる気って、めっちゃ分かりやすいんだけど、長続きしない。モチベーションの「分かりやすさ」と本当の実行力は、反比例している。
毎日、99%は習慣的な行動で過ごしていると思うんだけど、習慣だからあまり意識しない。やる気はあまりにも無力でハッタリである。余計なことをしているという意味で、むしろ逆効果じゃないだろうか。
「やる気」が出ないのは「やる気」のせい。
行動経済学でその辺の研究は進んでいるのだろうか。もっと調べてみよう。
自分なりの「やる気」の出し方もあるけど個人的なので興味のある方だけで。
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