ど貧乏借金女が普通の生活を手に入れた話し
洋服は友達のお下がり。家具は高校時代バイト代を貯めて買ったもの。布団は小学校から使用している。食器は道端で発見した御自由にお持ちくださいの箱から持ってきたもの。
お金の使い方が下手で、価値も分からぬ買い物したり、夢追い人になりお金稼げずむしろマイナスになり、最終的にはキャバクラで日銭を稼ぐ生活してました。
今日出勤しないと家賃払えない。給料貰えないと電車代ない。同伴では、お客さんドン引きするくらいドカ食いして食費浮かせる。
お金なくても身体売ればなんとかなるし、お客さんから裏引きして生活賄ったりして、それでも贅沢はしてなくて、冒頭に書いたような生活をしてました。
夢にしがみついて、思考がおかしかったんだと思う。その癖、努力してなかった。ただの亡霊。
付き合った彼氏にリボ払い怒られ、全額立て替えしてもらったのに、別れた後に再び借金する。家賃滞納して督促くる。カードキャッシングしすぎて引き出し出来ず止められ、払えず督促くる。
それでも、どうにかなると思考停止して現実逃げて、最終的に動けなくなりました。
2番目の義母を頼った結果、父と新しい義母に反論されましたが、最終的には2番目の義母の元に行ってよかったと思う。
既に家庭を持っていて私の入る余地などなかった筈なのに、庇ってくれて、愛してくれて、借金返済を手伝ってくれて、家に居させてくれた。
毎日地元のスナックで働き、義母がお金の管理をし、毎日家計簿を一緒にみて、返済をしていく。
罪悪感を感じ、死のうかと考えて更に迷惑をかける。そんな私を軽蔑する義母の子供。受け入れてくれた義母の旦那。
そんな生活を2年続け、無事返済し、車の免許を手に入れ、家も出れる事になり、新しい生活を手に入れました。
車は祖母のお下がり、家はスナックのお客さんから格安で借りたボロ事務所(防寒材なしの家で冬場は家にいても息が真っ白でした。)
それでも、自分で生活できるのが嬉しくて、スナックも辞めたくて、昼職にどうにかついて、嬉しくて仕方なかった。
面接で受かりたいから嘘つきまくって、昼夜逆転治す為に夜は睡眠薬で無理やり眠って、それでも得られたお金は生活ギリギリで、借金がなく、夢を追ってなくてもこんなにもお金はないのかと驚きました。
友人と遊ぶ時は、キツかった。お金がなくて遊べない。友人は夜職の子ばかりで、金遣いが豪勢で、誘われる度に冷や汗をかき、悩んだ結果、昼職と夜職の掛け持ち。
今度は夜職がキツかった。辞めたくて仕方なくて、最終的には友達と距離をおいて昼職1本へ。覚悟を決めた。
そんな時に今の旦那と出会い、一緒に住んで、貯金も出来るようになり、最近は株とFPを学びたいと思うようになり、勉強中です。
結局、結婚によって貧困脱出できたんだけど、毎日(あぁ、贅沢してるなぁ、幸せだなぁ)としみじみします。
特に先日、紅茶のティーパック2回目が薄く感じた時、舌が肥えた!とびっくりしました。
好きな時に好きな物が自分の給料で食べれる、食器は今じゃ自分で選んだ陶器の焼き物、洋服は好きなアパレルに買い物いけて、友達ともお金焦らず遊べる。
全部、旦那が生活費払ってくれてるお陰。
旦那の前にお付き合いしていた人は、実家住みで、お金の使い方が学生みたいな人でした。
ゲーセンで使い込みする。でも、外食は高いから行かない。ガチャガチャや趣味につぎ込み、デートは家だし、更に向こうは寝てるだけ。
あのまま彼と結婚していたら、同居生活で、また義母の家にいた頃みたいに、完成された家庭の中にお邪魔する生活で、今の生活は実現しなかった。
あのまま都会で借金続けてたら、ずっと現実から逃げてた。
あのまま夜職続けてたら今の旦那に会えなかった。
分岐点が沢山あり、今の生活はなんて恵まれているのだろうと実感します。