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母と『裸足の女神』

今日はごはんはおやすみして、おんがくのお話を。

わたしの母は、好きな音楽があると、カセットテープにまとめては、
車の中で聞かせてくれる人でした。今思うと、小さいときからいろんな
歌を聞いてきたと思います。3歳の私のお気に入りの曲はPUFFYの
『アジアの純真』と『渚にまつわるエトセトラ』。実物を知らないのに
パンダやらカニやらを嬉しそうに口ずさんでいた記憶があります。
小学生になった頃には、母の中で空前絶後の洋楽ブームが来ていたようで、
QUEENやBON JOVI、Aero Smithなどを聞いて過ごしていたので、
なかやまきんに君のネタで『It's My Life』が流れたときも、
友人たちの間でQUEENが流行った時も、あ、車で流れている曲だ!!
となったのです。

そんな母が一時期よく車で流していたのがB'zでした。
その頃流行っていた曲といえば、『衝動』や『イチブトゼンブ』とか
だったはずなのに、母はずっと昔の曲を聴いていて、その中でも
『裸足の女神』だけは他の曲より多く流れていました。
なんでその曲ばっかり聴くのか気になって、母に尋ねると
「う~ん、特理由はないけど、この曲が好きなんだよね」と笑って答えた
その顔がなぜか頭から離れなくて。そこからは、私もB’zの曲を聴きたく
なると、必ず『裸足の女神』を聴いてしまう癖がついてしまいました。
母と同じように『裸足も女神』が一番好きな曲になったのです。

大学進学と同時に上京してしまったので、もう母の運転する車で、
母セレクトの音楽を聴く機会はめっきり減ってしまったのが寂しいです。
今、母は何を聴いているのだろうと思いながら、今日は『裸足の女神』
を聴くことにします。
お母さん、いつもありがとう。これからもどうか元気で。

そんな母の日です。

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