インド当局、バングラデシュ政権転覆の背後に中国とパキスタンがいると主張岩本龍弘岩本龍弘2024年8月11日 09:53PDF魚拓


インドのインテリジェンス機関は火曜日、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相が辞任し国外逃亡に追い込まれた抗議活動は、中国とパキスタンによって画策されたものだと表明し、両国を非難しました。ブライトバート・ニュースが8月6日に伝えています。



インドの非難によれば、その目的はハシナ氏に代わって、北京とイスラマバードの国益にとってより友好的な政権を樹立することでした。



タイムズ・オブ・インディア(TOI)によると、インド当局者は、強硬派のジャマーアト・エ・イスラミ・バングラデシュの学生組織であるイスラミ・チャトラ・シビル(ICS)が、あまり巧妙ではない仕方で抗議活動に関与していることを発見していました。



ジャマーアト・エ・イスラミは、「イスラムの集会」を意味する名称を持つ、ムスリム同胞団のフロント組織です。



このムスリム同胞団のフロント組織である政党は、1971年にバングラデシュがパキスタンから独立した後、党員がパキスタンに協力し、ベンガルの自由の闘士に対して残虐行為を行ったと非難され、活動を禁止されました。



ジャマーアト・エ・イスラミはパキスタンで引き続き活動し、影響力を持ち、最終的にはバングラデシュの政治に復帰することができましたが、2013年にバングラデシュ選挙委員会によって再び選挙活動から締め出されました。



2度目の命令は2023年にバングラデシュ最高裁判所の控訴部によって支持され、先週木曜日、今や逃亡してしまったシェイク・ハシナ政権は、単に選挙への立候補を禁じるだけでなく、ジャマーアト・エ・イスラミとその学生組織の双方を全面的に活動を禁止しました。内務省はイスラム主義政党が街頭での暴力を煽動しているとして、反テロ法を発動して活動を禁止しました。



ジャマート・エ・イスラミ党のアミール・シャフィクール・ラーマン党首は、テロ容疑を否定し、同党への禁止措置は違憲だと主張しました。



インドの治安当局者はTOIに対し、ジャマーアト・エ・イスラミはパキスタンの悪名高いインテリジェンス機関ISIから作戦支援を受けており、さらに「パキスタンで活動する中国団体」から「多額の資金援助」を受けていると語りました。



インドの治安機関は、ジャマーアト・エ・イスラミ、特にその青年組織ICSを「バングラデシュに隣接するインド領土でのジハード主義の宣伝を含む反インド活動への積極的な関与」を理由に「長期間」監視下に置いていると表明しました。



インド当局は、ICSの若者たちがアフガニスタンとパキスタンで準軍事訓練を受けている「視覚的証拠」があると表明しました。この準軍事訓練は、パキスタンが支援する別のイスラム主義テロ組織「ハルカトゥル・ジハード・アル・イスラミ」の支援を受けていました。



「ジャマートやICSの最終目的は、バングラデシュにタリバンのような政府を樹立することであり、ISIはこの目標達成への支援を確約しています」とインド当局者は語りました。



資料:https://www.breitbart.com/asia/2024/08/06/indian-officials-say-china-behind-overthrow-of-bangladesh-prime-minister/

インド当局、バングラデシュ政権転覆の背後に中国とパキスタンがいると主張

岩本龍弘

2024年8月11日 09:53