水野もと子 参議院議員(立憲民主党)
皆さん、こんにちは。立憲民主党 参議院議員の水野もと子です。
共同親権、合意がない場合に認められてしまうということは、本当にありえないと思うんですね。
私も実は共同養育をしてきて、もし合意ができる方であれば、その選択肢の中で共同親権ということがあり得ると思いますけれども、今回はその合意がなくても、そしてその裁判所がどんな基準で認めるかということもはっきりしない。
そして共同親権になると何を共同でやらなきゃいけないかということもはっきりしない。
この生煮えの状態で、なぜ法務省さんはこのような法案を出してきたのかということ。
法案が出てしまうと、やはりどうしても数の論理になってしまいますので、私たち大きな大きな声を上げて、とにかくとにかく少しでも緩和したいということで、立憲民主党、野党の方でまず衆議院の方で丁寧な付帯決議、これは運用指針ですけれども、付けさせていただきました。
でも、やっぱり、もともとは法案の中にそのようなシステムをしっかりと組み込むべきであると思います。
また、私は養育費の問題が置いてかれていることも、日本においては、本当に母子家庭貧困というのは激しいので、なぜ払わない人でも共同親権になることができるのか?
もともと親権というものが、自分と同じような程度の子どものレベルの成長を見守るものというふうに言っていただいているのに、なぜそれをちゃんと履行しない人も親権者となれるのか?
今の法定養育費というのは大変低い筋になるというふうにも聞きました。
それではある意味逃げ得になってしまうと思いますし、今、明らかになってきている合算の問題ですね。
ぜひとも参議院の方でしっかり丁寧に議論させていただいて、結局、親権の結果が合算になった方が今までもらえている補助金もらえないとか、保育園料が高くなるとか、あるいは無償化に対して享受できないということになってしまったら、もっともっと母子家庭大変なことになってしまいますから、この辺、もっと参議院でしっかり声を上げていきたいと思っています。
ありがとうございます。頑張ってまいりましょう
打越さく良 参議院議員(立憲民主党)
皆さん、こんばんは立憲民主党の参議院議員の打越さく良です。
本日はこのように集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
私は5年前、参議院議員になる前は、DV被害者の代理人を務める弁護士でございました。
ですから、本当に反対する皆さんの恐怖とかご不安、私も本当にリアルに感じるところです
そもそもは確か、上川法務大臣がおっしゃっていたのはチルドレーファーストっておっしゃってたはずなんですよね。
子どもたちの父母の離婚に関わらず、どちらも関わることというのは素晴らしいことじゃないかって。
この理念というか、そういうことは抽象的に考えればそうかなって思うところだと思うけれども、でも本当に私が接してきた様々な家族というものは、やっぱり離婚後であっても関わるべきだと到底言えないような恐怖の中にいらっしゃる方たちもいた。
本当にチルドレーファーストっていうことだったら、そもそも子どもの意見というか、気持ちをじっくり丁寧に聞くという手続きを入れるべきだったのではないかと。
そこがそもそも法制審のところで省略されてしまった。
皆さん、本当に有識者の方たちが物分りよくて、それは無理でしょうねみたいな形で、スクリーニングすることは諦めて、協議離婚もそのままにしてっていうのが、私としてはやっぱりチルドレーファーストっていうにはあまりにも省エネであったんじゃないか、と。
共同親権を望まれる方たちも本当にお気の毒な方もいて、私たち会派としてご意見伺った方はDVも受けてたし、いろんなことがあったのに、子ども連れ去られてしまって会えないというお母さんの話、聞きました。
本当に気の毒だと思うんですけど、でも、「もしあなたのところにお子さんが戻った場合は共同親権できますか」って聞いたら、「できません」って話だったんですよね。
だから、面会交流したりとか、子どもが連れ去られちゃったとか、悲しみがいろんなところで誤解のもとに、それでこれで解決するわけじゃないってところがですね。
いろんな人の思いがこういうふうにここまで来てしまったのかなって思っています。
それを私たち数の力でですね、なかなか是正できない。
今までこうしてきていることを申し訳なく思っていますが、本当にお詫びを申し上げまして、ともに何とかいい方向に、と願いながら、ご挨拶させていただきます。
本当に申し訳ありません。ありがとうございます。
吉良よし子 参議院議員(日本共産党)
皆さん、こんにちは日本共産党の参議院議員 吉良よし子です。
様々な恐怖や不安を乗り越えてストップ共同親権と声をあげ続けている皆さんに心からの敬意と連帯のご挨拶を申し上げたいと思います。
この法案、政府は子どもたちの利益のための法案だとずっと言い続けている。
でも、本当にそうなのかと。
私は違うと思うんですよ。
だって、進学とかもしくは医療とか自分自身、子どもたち自身の人生とか命に関わる重大な局面で父母の争いに巻き込まれるかもしれない。
もしくは高校の支援から外れるかもしれない。
それが子どもたちの幸せになるとは到底思えないわけです。
そうじゃなくても、この間、面会交流を強制される中で、深く傷ついている子どもたちがいるというお話を皆さんから伺ってまいりました。
そういう今、傷ついている子どもたちを救うどころか、さらに傷つく子どもたちを増やすことになるかもしれない。
この法案、もっと言うならば、それだけ子どもたちの幸せ、自分の命や暮らしに関わりがある問題なのに、その子たちの意見表明権意思を尊重するということすら書かれていない。
この法案は、このまま通すわけにはいきません。
最後の最後まで、皆さんとともに戦い抜く決意を申し上げまして、ご挨拶いたします。
ともに頑張ってまいりましょう。