「お母さんには内緒」10代の義娘に繰り返し性的暴行の罪 小学5年生の頃から家族がいない時を見計らって 男が初公判で語ったことテレビ山梨2024年11月1日(金) 12:30PDF魚拓






被告人:
「一番身近な人だったので手を出しました」

弁護人:
「被害者のお母さんに今、伝えたいことは何ですか?」
被告人:
「本当に勝手なことをして、本当にごめんなさい」

そして検察官からの質問。

検察官:
「書籍で『魂の殺人』という言葉を知ったそうですが、どういう意味だと考えていますか?」
被告人:
「一生ものの傷を背負うことです」

検察官:
「今回の逮捕をきっかけに今後はどうしますか?」
被告人:
「2度と犯罪を犯すことのないように、仕事をして被害者の家族も支援したり…」

検察側は、
・4年以上の長期に渡って100回もの極めて多数で常習的な虐待だった。
・被害者が経済的に頼っていることや立場を悪用していた。
・動画の撮影は流出などの二次被害も懸念される悪質な態様だった。
・動機は極めて自己中心的で身勝手などとして被告人に懲役12年を求刑。
対する弁護側は
・可能な限り金銭面で被害回復を行う意思がある
・自らに問題があったことを自覚し専門の治療を決意するなど更生の意欲があるなどとして寛大な判決を求めた。

2時間にも及んだ初公判。被告は「今となっては」「事件になってから」「当時は考えていなかった」と言葉を繰り返した。

逮捕されてから、性犯罪に関する書籍や再犯防止プログラムに触れるまで、自分が悪いことをしていたと思っていなかったように記者の目にはうつった。

しかし、被害にあった10代の少女は義理の父親に対し、調書でこう述べているという。

「もうされないんだなと安心できた。お父さんが帰ってきたとしても、今までされたことが蘇って気持ちがやられるから、顔も見たくないし、名前も見たくないし、話したくない」

「お母さんには内緒」10代の義娘に繰り返し性的暴行の罪 小学5年生の頃から家族がいない時を見計らって 男が初公判で語ったこと
テレビ山梨

2024年11月1日(金) 12:30


監護する立場を利用して当時15歳だった義理の娘に性的暴行を加えた罪などに問われている男の裁判で懲役9年の実刑判決が言い渡されました。



山梨県内に住む会社員の被告の男は今年2月、監護する立場を利用して県外の宿泊施設で当時15歳だった義理の娘に性的暴行を加えた罪などに問われています。



先月の初公判で被告は起訴内容を認めていて、そのあとの冒頭陳述で検察側は、被害者が小学校5年生のころから日常的に性的暴行を加え、「お母さんには内緒。バレたら家族が壊れる」などと話していたと指摘しました。

そのうえで検察側は、4年以上の長期に渡った常習的な性的虐待などとして懲役12年を求刑していました。



一方、弁護側は被害者に対し金銭面で可能な限り被害回復を行う意思があり、専門の治療も決意して更生の意欲があるなどとして寛大な判決を求めていました。



きょう甲府地裁で開かれた裁判で、三上潤裁判長は「長年に渡る常習的犯行の一環で、わいせつ行為にとどまらず児童ポルノの製造など極めて卑劣、被害者とその母親の処罰感情も理解でき、自らの欲求を満たすための犯行で酌量の余地がないことは明らか」と指摘しました。



その一方で「更生の意欲を示し、被害者とは離縁し、妻とも離婚し、今後の接触はせず、損害賠償にも真摯に対応するとしている」として、被告の男に懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

【速報】「お母さんには内緒。バレたら家族が壊れる」義娘に性的暴行の男に懲役9年の実刑判決