国民民主党の玉木雄一郎代表は3日の記者会見で、NHKラジオの国際放送などで中国籍のスタッフが沖縄県の尖閣諸島を「中国の領土」などと発言したことについて、「自民党にも立憲民主党にも申し上げたい。なぜ閉会中審査をやらないのか」と述べた。
玉木氏は会見で、これまでに党所属議員が総務委員会の理事懇談会でNHK側から説明を聞いたとした上で、「非常に疑問に感じるのは、発言した中国籍のスタッフと連絡が取れないということだ。すでに出国しているのではないかとも言われている」と指摘。
その上で、「中国政府とどういう関係があったのか。まずは本人に事情聴取することが必要だが、それができない状況になっている」と述べた。
そして、玉木氏は、事実関係の解明のため、総務委員会での閉会中審査の開催を求める考えを示した。