トランスジェンダリズムとは、セルフID制を推進する思想と運動のことです
トランスジェンダリズムとは、セルフID制(自認ないし自己申告による性別にもとづいて法律や施設運用などがなされる制度)を推進する思想および運動です。基本的には「生物学的性別(sex)で区切られた領域」であるものを、「性自認で区切られた領域」として書き換えようとします。
「トランスジェンダー」と「トランスジェンダリズム」は、同じではありません。
女性の人権と安全が守られなくなっています
トランスジェンダリズム(性自認至上主義)が広まっている国々では、身体的な性別で区切られていた社会の領域(トイレや風呂やシェルターや刑務所など)の線引きがなくなり、女性が男性と違う身体を持つからこそ受けるべき社会的な配慮が消失しました。その結果、女性の人権と安全が守られなくなっています。
トランスジェンダリズム(性自認至上主義)は様々な国において、まずは施設の利用基準の変更や学校教育などを通してセルフID制を広めて社会を変えていきます。そして、法や制度を変更することを目指し、セルフID制の徹底を企図します。
トランスジェンダリズム(性自認至上主義)への批判は、トランスジェンダーへの批判ではなく、差別でもありません。
セルフID制が導入された諸外国で起きているような問題が日本で引き起こされることを防ぎ、女性の人権と安全を守りたいという願いによって、このような批判はなされているのです。また、トランスジェンダリズムへの批判の声は、トランスジェンダー当事者の方々からもあがっています。
日本では現在、残念ながら、「トランスジェンダリズム」への批判が「トランスジェンダー」への批判であるかのような誤解が広まっていますが、当会はこの誤解を解くための努力を惜しみません。