自民・和田政宗氏らが新議連 派閥全廃を主張、近く発足自民政治資金問題.自民・青山繁晴氏、派閥全廃目指す「政治変革会議」を発足 初会合に15人2024/1/22 17:50.青山繁晴氏にLGBT法案採決で退席した思いを聞いた 当初は「行動をともにしたい」という議員が16、17人  山東昭子議員、和田政宗議員も退席2023.6/17 15:22PDF魚拓MEGA



自民党の青山繁晴参院議員ら有志議員は22日、党派閥パーティー収入不記載事件を受けて、派閥全廃の実現を目指す「政治(まつりごと)変革会議」を立ち上げ、国会内で初会合を開いた。代理を含め15人の衆参議員が出席し、青山氏が代表に就く人事を承認した。和田政宗参院議員が事務局を務める。同会議は法改正に基づいた派閥の全廃と国会議員の在り方を巡る提言を早期に作成する。

派閥パーティーの開催、派閥による人事の差配、利益配分などを禁止することで派閥の全廃を実現するという。政治資金規正法を改正し、政治家と会計責任者双方の責任を問える連座制を導入する。個人の国会議員の政治資金パーティーは認めるが、外国人によるパーティー券の購入は禁止する。

青山氏は会合後の記者会見で、自民党の派閥について「世の健全な常識と一致していない。常識ならざることを推進した派閥は全部廃止して立て直さないと国民に理解される政党に脱皮できない」と訴えた。青山氏も無派閥だが、議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」の代表を務めている。「政治団体に登録していない。お金を集めることをしない。人事差配をしない。派閥の要素がない」と述べ、政策実現のための議員集団は認めるべきとの考えを示した。

会合には谷垣グループ(有隣会)の代表世話人を務める中谷元・元防衛相も出席した。中谷氏は「この会議はワクワクする。今まで派閥政治に阻まれて、自分の良心が発揮できない場面をずっと経験してきた」と語ったという。青山氏が会見で明らかにした。

同会議は趣意書で、派閥の弊害について「ボスが存在し、カネを作り所属議員に配分し、政府、自民党の人事も隅々まで支配し、私的集団でありながら、公的な存在かのように振舞ってきた」と指摘し、「主権者のみによって立つはずの国会議員が、この私的集団に依存し、政治資金についても派閥の指示を絶対視し、『裏金作り』と指摘された未曾有のスキャンダルを生んだ」と言明した。



自民党の政治変革会議の初会合=22日午後、参院議員会館

初回会合の出席者は石橋林太郎、大岡敏孝、桜田義孝、中谷元、穂坂泰、務台俊介、保岡宏武、尾﨑正直の各衆院議員と、青山繁晴、朝日健太郎、三原じゅん子、若林洋平、和田政宗の各参院議員。代理出席は石川昭政衆院議員、柘植芳文参院議員。23日にも第2回会合を開く。

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LGBT法は16日の参院本会議で、自民党と公明党、日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決、成立した。「女性や女児のリスク」や「教育現場の混乱」「新たな公金利権スキーム」「皇室の危機」「米国の内政干渉」などが懸念されるなか、自民党議員3人が採決時に退席した。その一人、青山繁晴参院議員に思いを聞いた。

「私は記者時代、性犯罪の取材もしたが、被害者には『一生の傷』になる。立法府として(女性のスペースを守る)十分な備えができていない。学校現場の混乱も避けられない。女性のため、子供たちのため、LGBT当事者を含めた日本社会全体と、自民党が健全であるために賛成票は投じられなかった。正しい選択と考えて退席した」

青山氏は、こう語った。

自民党の山東昭子前参院議長と、和田政宗議員も退席したが、党内には当初、「行動をともにしたい」という議員が16、17人いたという。

青山氏は、党の部会で「賛成少数、反対多数」にもかかわらず、部会長らに一任という結論を強引に取り付けた手法について、「自民党の民主主義を内部から壊している」と指摘した。

十分な国会審議も行われないままに法制化へ至ったことについても、「推進派議員が『審議をしっかりやると、いろいろな問題が噴き出てきて手が付けられなくなる』と発言していた」と明かした。
自公案の「性同一性」という言葉が、英語の「ジェンダーアイデンティティ」と修正されたことも、「日本国民が今までほとんど使ったことがない言葉だ。わざわざカタカナに置き換えたことも『政治的ごまかし』に受け取られる」と懸念した。

自民党が、LGBT法の成立を急いだ背景には岸田文雄首相の意向があったとされる。岸田首相は13日、衆院解散について突然、「情勢をよく見極めたい」と〝解散風〟を煽り、15日に「今国会での解散は考えていない」と打ち消した。

青山氏は「党幹部からも『解散権をもてあそんだ』という批判が漏れている。LGBT法への対応も、党議拘束もあったから表面化していないが、党内に生じた岸田首相への疑念は深刻。すごく深くて大きいと思う」と語った。

今後、LGBT法にどう対峙(たいじ)するのか。

青山氏は「施行して、何事も(問題が)起きないということはほぼあり得ないと思う。いったん成立した法律を改正したり、その法律を無くしたりするのも立法府の務めだ」といい、チェックし続けることを誓った。

青山繁晴氏にLGBT法案採決で退席した思いを聞いた 当初は「行動をともにしたい」という議員が16、17人  山東昭子議員、和田政宗議員も退席

2023.6/17 15:22