トランスジェンダーと性同一性障害は無関係、私たちは共同通信社に抗議します性同一性障害特例法を守る会性同一性障害特例法を守る会2024年9月20日 20:46PDF魚拓


2024年(令和6年)9月20日
性同一性障害特例法を守る会

私たちは性同一性障害特例法を守る会は、性同一性障害当事者による団体です。これまでも、マスコミが流布する「性同一性障害とトランスジェンダーの混同」について、強い抗議の意思を表明してきました。
https://note.com/gid_tokurei/n/n26b6a1c0b895
しかしまたもや、共同通信が配信したニュースで次のように報道されました。
心と体の性が一致しないトランスジェンダーが障害ではないとの考えの広がりを巡り、政府が2027年の施行を目指す世界保健機関(WHO)の「国際疾病分類」最新版の和訳で、性同一性障害ではなく「性別不合」を採用したことが19日分かった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c5315ef3b4fab783d082a15658ed793d84d778c
記事のヘッドラインに当たる「心と体の性が一致しないトランスジェンダーが障害ではないとの考えの広がり」と、後段の「政府が2027年の施行を目指す世界保健機関(WHO)の「国際疾病分類」最新版の和訳で、性同一性障害ではなく「性別不合」を採用したことが19日分かった。」とは内容的に結びついていません。もしこれが、意図的なものであるのならば、読者のミスリードを狙った、イデオロギー的な偏見に基づくものであり、公平中立を旨とすべきマスコミとして、大きな問題があると言わざるを得ません。

「トランスジェンダー」には実は正確な定義はありません。

WHOなどでも、「性別二元論に収まらない」と考える人々を大雑把に括った「アンブレラ・ターム」として紹介しています。その中に「性同一性障害・トランスセクシュアル」と呼ばれる人々を含む、としているだけのことであり、明白に「性同一性障害(性別不合)」は「トランスジェンダー」のごく一部だけを示すことは明白です。
参考:https://note.com/mojamojappa/n/nd0e85be74373

ですから「トランスジェンダー」の大多数は、性同一性障害当事者ではないのです。これは「令和元年度 厚生労働省委託事業職場におけるダイバーシティ推進事業 報告書  https://www.mhlw.go.jp/content/000673032.pdf」でも、「出生時の性別と自認する性に食い違う」と回答をした「トランスジェンダー」の中でさえ、「性同一性障害の診断を受けた」数は15.8%、さらに「性別適合手術を受けた」「戸籍上の性別を変更した」数は 5.9% に過ぎない結果になっています。事実上「トランスジェンダー」とは、「自分がトランスジェンダーだと思えば、トランスジェンダー」という程度の意味しかないのです。今までも医療が真剣に対応すべき問題として取り上げられてきた「性同一性障害」との違いは明白でしょう。

今回の報道に即して言い換えると「心と体の性が一致しないトランスジェンダーが障害ではないとの考えの広がり」は、性同一性障害の「性別不合」への名称変更とはまったく無関係です。ただ「障害という言葉を使うことで」医療から当事者を遠ざける懸念から、「gender identity disorder」という言葉を言い換えたに過ぎないのです。そして「精神病というカテゴライズによって差別を受ける」懸念から「精神疾患」から新設の「性の健康に関連する状態群」へ、移動になっただけのことです。取扱いに関しては大きな変更は行われていないのです。今まで通りに医療が必要とされ、それが提供され続けることに変わりはないのです。
精神神経学雑誌オンラインジャーナル「ICD11 で新設された「性の健康に関連する状態群」」https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1240020134.pdf

実際「トランスジェンダー」には「性同一性障害(性別不合)」以外にも、次のような人々が含まれます。

・いわゆる「女装家」。多くの女装家は男性としてのアイデンティティを持ち、「男だから女装を楽しむことができる」と考えます。
・ゲイのサブカルチャーである「女装して女性をパロディ的に扱って楽しむショーの従事者」であるドラァグクイーン。
・自身に強制される「女性の性役割」に反発して、「女性としての社会での性役割」を拒む人々。
・狭苦しいジェンダー規範に縛られずに生きていきたい、と願う人々。

これらの人々は、「自らの選択」において生きている人々です。明白に「病気」「障害」ではありません。その上に「トランスジェンダー」のごく一部しか性同一性障害当事者はいないのです。多くの「トランスジェンダー」は病気でも障害でもないのです。としてみれば、この点ではこの記事のヘッドラインは正しいのです。
しかし、性同一性障害当事者はこれらの「トランスジェンダー」とは立場と利害がまったく異なる人々です。別な取扱いが今までなされ、しっかりと区別されてきた「性同一性障害」を「トランスジェンダー」と同じ扱いにしてしまえば、「性同一性障害」の利害が明白に損なわれるのです。「トランスジェンダー」を引き合いに出されることによって、私たちを「トランスジェンダー」と同一視しようとするのは大変な迷惑でもあり、かつ侮辱であるとさえ感じます。

私たち性同一性障害当事者は、医療を真剣に求めます。ですから、私たちのこのニーズから、「性同一性障害(性別不合)」が真面目な医療の対象としてこれからも存続し、より充実していくことを求めています。この名称変更でも、医学界が「性同一性障害(性別不合)が病気ではない」と宣言したという事実はまったく存在せず、おかしな世論誘導がなされていると私たちは捉えています。

ですから、性別不合という言葉を改めて採用し、日本精神神経学会とGI学会が共同で先日発表した「性別不合に関する診断と治療のガイドライン(第5版)」であっても、医療の重要性が薄まったという認識は存在していません。今まで通り、真剣な医療の対象であるべきですし、またそれは専門医の間でも共有されている認識でもあります。

https://www.jspn.or.jp/uploads/uploads/files/activity/gid_guideline_no5.pdf

あたかも「性同一性障害が病気でなくなった・医療の対象ではなくなった」と匂わすかのような報道に対して、その誤りを指摘し、正確な事実の報道を行うように、共同通信社に抗議し、のみならずマスコミ全体に対し、私たちは当事者として強く要請いたします。

このような利害の違い・ニーズの違いから、私たち性同一性障害当事者は「トランスジェンダー」と呼ばれることについて、最近では非常な嫌悪感を抱きつつあります。ぜひ皆さまにおかれましては、今後は性同一性障害当事者が「トランスジェンダー」の一部ではなく、全く別のカテゴリーであるということを、しっかりと認識して頂けるようお願いいたします。

追記:朝日新聞による報道でも、問題のある個所があります。
新しい和訳では、性同一性障害は疾病や障害ではなく、性の健康に関する状態として「性別不合」に変わる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36ddda472a1b298c52560b14134ecbb15bd49ebe
同性愛は脱医療化されましたから、ICDにもDSMにも項目が存在していません。今回の「性の健康に関する状態」に存在しているという事実は、医療が真剣に取り組むべき問題として性同一性障害(性別不合)が残り続けている証拠です。けして「疾病」「障害」でなくなった、ということではありません。



以上

トランスジェンダーと性同一性障害は無関係、私たちは共同通信社に抗議します


性同一性障害特例法を守る会

2024年9月20日 20:46


2023年(令和5年)11月24日
性同一性障害特例法を守る会

私たち「性同一性障害特例法を守る会」は、性同一性障害当事者による団体です。まさに当事者として、このところの最高裁判決などの報道で見られる「トランスジェンダー」と私たち性同一性障害とを混同させて報道する、メディアの姿勢について、私たちは強く抗議します。

10月25日の最高裁判決の朝日新聞デジタルの報道は次のようなものです。
トランスジェンダーが戸籍上の性別を変えるのに、生殖能力を失わせる手術を必要とする「性同一性障害特例法」の要件が、憲法に違反するかが問われた家事審判で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は25日、要件は「違憲」とする決定を出した。
https://www.asahi.com/articles/ASRBP7T8YRBNUTIL009.html
これが報道各社による典型的な書き方です。しかし当事者としては、

特例法は「性同一性障害当事者のための法律」なのに、なぜ「トランスジェンダー」の問題として取り上げるのか?

という疑問を持たざるを得ないのです。この裁判での原告は「性同一性障害」の診断を受けています。この診断と「性器手術をしたくない」という個人的な希望との間での、法の前提の食い違いについての最高裁の判断であるのです。それをなぜか「トランスジェンダー」の問題として、マスコミ各社は報道しようとするのです。

「トランスジェンダー」には、広い意味での「性別移行者」という程度の意味しかありません。女装趣味の方やゲイの娯楽として一時的に女装してショーをするドラァグクイーン、「男女の社会的な役割に違和感を持ち、それにとらわれずに生きたい」と考える方も含む、あいまいで広い範囲を大雑把にくくる概念でしかないのです。

実のところ、私たち性同一性障害の当事者も大きなカテゴリとしては「トランスジェンダー」には含まれもするのですが、「トランスジェンダー」の中で性同一性障害の診断がある人は15.8%に過ぎません。*1「トランスジェンダー」の大多数は「性同一性障害」ではない、女装趣味や自分のジェンダーに不満を持つ人であり、積極的な医療を求めない「生き方」の人々なのです。

私たち性同一性障害当事者が「トランスジェンダー」と一緒にされたくないのには、理由があります。私たちは「性別移行の医療」を求める人々です。ですので「性別移行の医療」がより充実し安全で後悔もない医療を受けることに重要な利害と関心を持っているのです。「トランスジェンダー」の大部分は医療を求めない(だから当然手術をしたくない)人たちですから、性別移行の医療が条件になることをそもそも嫌う傾向があります。

まさに私たち性同一性障害当事者とは、医療を巡って「トランスジェンダー」とは利害が対立するのです。性同一性障害特例法とは、私たち性同一性障害当事者のための法律でした。この法律は私たちの利害と医療を直結するものとして制定されたのですが、いつの間にか「トランスジェンダー」のための法律にすり変えられようとしています。

性同一性障害当事者である私たちは、これにまったく納得していません。性同一性障害当事者の間でも、意見は実に多様なのです。LGBT活動家と一緒に「トランスジェンダー」を名乗りたい当事者もいますが、手術をして戸籍を変えて社会に埋没する当事者は、現行の特例法に感謝し手術要件が当然必要だとする意見も多いのです。
 当会も参加する「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」で集めた署名【最高裁判所に、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の「性別適合手術の要件」につき違憲判決を下さないよう求める】(https://voice.charity/events/534)にも、違憲判決に反対する当事者の声が数多く寄せられています*2。

私たち性同一性障害当事者の意見をなぜマスコミは無視するのでしょうか?

私たち手術をして戸籍を変えた人たちはすでに1万人を超えていますが、その人の意見はまったく調査もされていなければ、マスコミに取り上げられることもなく、「手術がしたくない」人たちの意見だけがマスコミに取り上げられているのです。法律を変えようとするのに、その法律に今まで守られてきた私たちの意見は大事ではないとマスコミは考えているのでしょうか?

これはおかしなことではありませんか?

マスコミのこの問題の取り上げ方は明らかに不公正です。私たちには「トランスジェンダー」とは異なる利害があるのです。ですから、私たち性同一性障害当事者の間では、「トランスジェンダー」と呼ばれること自体をもはや拒絶しようとする動きもあります。

特例法を性同一性障害当事者から奪い、「トランスジェンダー」のものにしようとする、人権を隠れ蓑とした人たちに、私たち性同一性障害当事者は怒っていますが、マスコミはその共犯者となっているのです。

最高裁で手術要件の違憲判決が出てしまいましたが、そうなれば「性同一性障害の診断」というものの意味がまさに重大になってきます。現状で「一日診断」と呼ばれるモラルを欠いた医師による診断が横行しているという、当事者の間で広く知られる事実があります*3。ならばまさに安易な医療による健康被害を「自己責任」として免責し、また面白半分な性犯罪者による勝手な利用などもすでに耳にする状況*4でもあります。

これらは「性同一性障害」と「トランスジェンダー」とを同一視することから起きている現象でもあるのです。このような異常な状況をマスコミが助長するようなことは厳に戒められるべきであると、当事者として改めて訴えます。

マスコミ各社は性同一性障害の問題について、「トランスジェンダー」との間の区別に留意し、公平な報道をお願いいたします。これは「国民の知る権利」の問題なのです。

*1 「令和元年度 厚生労働省委託事業 職場におけるダイバーシティ推進事業報告書」105ページ
https://t.co/uxU46b752k

https://www.mhlw.go.jp/content/000625160.pdf

*2 「最高裁判所にあっては、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の「性別適合手術の要件」につき違憲判決を下さないよう求め、各政党にあっては、この要件を外す法案を提出しないように求めます。」
https://voice.charity/events/534
「私は手術を実費でしてやっと性別変更をして女性になりました。長く苦しかった日々に終止符をうつことができたあの日の喜びは忘れられません。 手術なしでの性別変更はありえないことだと思います。 断固拒否します!(2023/10/19)」
「僕はFTMですが、同じ当事者として、男性器のある女性が法律的に認められることには反対です このような法律が認められないように微力ですが協力したいと思います(2023/10/18)」
「私は性同一性障害であり、性自認は女性です。正直、違憲にするより性転換手術費用の補償等に手を回して頂きたいと思っています。そちらの方が社会的にも個人的にもwin-winであり、皆さんが安心して暮らせる社会があると思います。(2023/10/14)」
など多数の性同一性障害当事者の声が寄せられています。

*3「性同一性障害の即日診断の実態と、当会会員による即日診断の陳述書」
https://note.com/gid_tokurei/n/na73a7c0a1bd1
*4「振り袖に“墨汁” 被告の男が起訴内容認める 弁護側「性同一性障害で晴れ着に強い憧れ」 福岡地裁支部」
https://news.tnc.co.jp/news/articles/NID2023042717580
「「心は女なのになぜ女湯に入ってはいけないのか」逮捕された女装男性(43)は今年4月にも浜松市内の女湯に入り逮捕の過去…地元ではドスのきいた大声で近隣トラブルも…〈桑名・女湯侵入事件〉」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a64c98cc89462f4957c5fb5e158571ddc49e135

メディアは「トランスジェンダー」と性同一性障害を混同させて報道するな


性同一性障害特例法を守る会

2023年11月24日 22:48


最高裁判所にあっては、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の「性別適合手術の要件」につき違憲判決を下さないよう求め、各政党にあっては、この要件を外す法案を提出しないように求めます。

提出先:最高裁判所戸倉三郎長官&各国政政党代表 担当者:女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会(性同一性障害特例法を守る会、女性スペースを守る会、平等社会実現の会、白百合の会、性別不合当事者の会、性暴力被害者の会、No!セルフID女性の人権と安全を求める会及び有志) ※担当者は提出先の機関内の担当者や関係者を想定しており、提出先を想定しています。本活動と直接関りがない前提でのご記載です。

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作成者:女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会

活動詳細
経過報告13
コメント3857

活動詳細

署名終了 2023年10月23日(月)23時59分→10/24提出します
2023年10月25日が最高裁の判決日と決定しました。前々日23時59分までで締め切りとし、翌24日に第一次集約分とともに、まとめて全ての署名を提出します。


★ 第一次集約分
2023年9月25日23時59分に集約し、合計14,935 名の署名を、2023年9月26日に最高裁裁判官宛に提出いたしました。秘書官を通じて、速やかに各裁判官へ資料とともに配布されました。(署名計14,935 名のうち、オンライン署名14,652名、用紙署名283名)

特例法の手術要件について、
違憲と判断して効力を失わせたり
これを外す法改正をして、
「男性器ある女性」を出現させないで下さい!


 2023年9月27日、最高裁大法廷は、性別適合手術をしていない男性の「戸籍上の性別の変更」について弁論を開き、その上で「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の手術要件が憲法に違反するかどうかの判断をします。

 原告はこれを違憲だと主張し、その論者らは法的な性別を変えるのに手術をしなければならないのは酷だ、「断種手術だ」といいます。

 事案は、性同一性障害と診断されている男性で、高額の手術費や後遺症への不安から、精巣の摘出手術さえ受けていないということです。

―朝日新聞6月27日 https://www.asahi.com/articles/ASR6W3JM2R6RUTIL02Q.html


しかし、特例法は、身体違和が耐えがたい性同一性障害の人のうち、性別適合手術を終えた人が生きやすくするための法律です。法的性別を変更したいから手術をするのではなく、望んで受けた後に生活のために戸籍の性別も変えるのです。過去、知的障害者らにされた「断種手術」とはまったく違います。法的な性別を変更した当事者は、「手術要件があるからこそ社会から信頼される根拠になっている」と実感し、かつ公に主張しています。

 違憲の余地はありません。


 万一、特例法の手術要件が違憲と判断されると、男性器があるままの法的女性が現れます。性別が変わった後に「生物学的には父となる女性」「生物学的には母となる男性、出産する男性」もあることにもなります。

 法的女性となれば、女子トイレはもちろん女湯などあらゆる女性スペースに男性器のあるまま入れる権利があることになります。手術要件をなくしてしまった諸外国と同様に、社会的に大きな混乱が起きることは明白です。

 法を改正することは不適切です。


○ よって、最高裁判所にあっては、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の「性別適合手術の要件」につき違憲判決を下さないよう求め、各政党にあっては、この要件を外す法案を提出しないように求めます。


■ マンガですぐ分かる!
https://gid-tokurei.jp/pdf/comic.pdf
『今、目の前に迫る危機』手術無しで性別を変えられる?



■ 漫画チラシをポスティングなどしてみようという方は、ぜひご連絡ください。

漫画チラシをお知り合い等に渡す、各戸にポスティングしていただく場合は、200枚単位で無料送付もいたします。ご協力いただける方は、送付先のご住所・お名前・希望枚数を

save@womens-space.jp(女性スペースを守る会)

へメールでお送りください。「漫画チラシの送付希望」というタイトルでお願いします。

※局留めも可能です。希望される方は郵便局の住所と名称、それにご自身の氏名をお知らせください。局留めの場合は受け取りの時に身分証明が必要ですので、本名でないと受け取れません。

※頂いた住所・氏名など個人情報の秘密は厳守致します。


■ 郵送での署名も受け付けております。

署名チラシのダウンロードはこちらのURLから。

https://gid-tokurei.jp/pdf/shomei.pdf



■ 連絡先

女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会

 【E-mail】 info@gid-tokurei.jp

 【FAX】 046-263-0375

 【WEB】 https://gid-tokurei.jp

 【郵送先】 〒242-0021 神奈川県大和市中央2-1-15-5階 大和法律事務所内


■ SNS

性同一性障害特例法を守る会
 https://gid-tokurei.jp
 https://note.com/gid_tokurei

女性スペースを守る会
 https://womens-space.jp/
 https://note.com/sws_jp

平等社会実現の会


白百合の会
 https://note.com/morinatsuko

性別不合当事者の会
 https://note.com/ts_a_tgism/

性暴力被害者の会
 https://reliefkids.wixsite.com/---------victim-surv
 komaken602@gmail.com

No!セルフID 女性の人権と安全を求める会
 https://no-self-id.jp/wrws/
 no.self.id.jp@gmail.com


【署名活動およびエール(寄付金)の経費精算についてのご報告】

2023年11月12日配信 経過報告

求署名にご協力いただいた皆様、こんにちは。
女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会です。
署名活動およびエール(寄付金)の経費精算についてのご報告をいたします。

このたびの署名につきまして、数多くの署名に加え、エール贈呈者様 813名、また、銀行振込9名と、たくさんのエールをありがとうございました。

【経費報告】
 エールは署名サイトからのほか、銀行振込も合わせて 計 1,557,400円をいただきました。
署名サイトの手数料を控除し、当連絡会へ1,142,136円が入金されました。
そのうち1,026,183円を経費として使用し、残金合計 115,953円となります。
残金についてはロビイング用の小冊子を作成し国会議員を中心に配布する予定となっておりますので、そちらの費用にも充てさせていただきます。

以下、署名活動の経費内訳です。

コピー代 ¥214,630
印刷代 ¥225,576
郵送費 ¥124,232
交通費 ¥293,094
通信費 ¥51,810
物品購入費・その他雑費 ¥116,841
合計 ¥1,026,183
残金 ¥ 115,953


【活動報告】
署名活動は、2023年8月10日から始まり、第一次集約を2023年9月26日、署名終了を2023年10月24日とし、最高裁には署名の2度の提出行動・要請行動を行いました。
また、これに基づいた記者会見を計3回、さらに政党あての活動を随時行いました。

署名数は、オンライン署名19,756名、紙署名346名を含め、合計で20,102名です。メッセージは非公開分も含め7,261名の方からお寄せいただきました。これも最高裁裁判官と、国政政党すべてに提出しました。

紙署名チラシ54400枚、漫画チラシ26400枚を希望者など各所に郵送し、ポスティングなどで配布して頂きました。また、有楽町の街頭で計3回、チラシの配布を行いました。これは世論を盛り上げるため、またその世論の動きを議員らに伝えるためです。


【活動の結果】
 最高裁あての署名の目的「手術要件を合憲とせよ」ということに至らず、思い通りの判断をいただくことはできませんでしたが、特例法の5号の外観要件については違憲と確定せず、高裁へ差し戻しとなりました。しかしながら、女性スペースの重要性は少しずつメディアにも出るようになり、この問題に気づいてくれる方が増えてきました。ようやく国民的な関心事になってきたと実感しております。

 連絡会は、こちらで見られる2023.10.30付の連絡会の声明にある考えであり、10個の活動などを提起しています。これからも国民的な議論を進めて参ります。

 様々なご協力を誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2023.11.10 女性スぺースを守る諸団体と有志の連絡会

最高裁判所にあっては、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の「性別適合手術の要件」につき違憲判決を下さないよう求め、各政党にあっては、この要件を外す法案を提出しないように求めます。



福岡県北九州市で今年1月に開かれた「二十歳の記念式典」に参加した女性らの振り袖に墨汁のような黒い液体をかけて汚した罪に問われている男が、27日の初公判で起訴内容を認めました。




器物損壊の罪に問われているのは、北九州市若松区の会社員・平井英康被告(33)です。

起訴状によりますと、平井被告は今年1月、北九州メディアドームで開かれた「二十歳の記念式典」に参加した女性2人の振り袖に墨汁のような黒い液体をかけて汚した罪に問われています。




27日、福岡地裁小倉支部で開かれた初公判で、平井被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

その後、被告人質問で平井被告は「二十歳の記念式典」当日の朝、犯行を思いついたことなどを語りました。

<弁護側による被告人質問>
Q.「いつ犯行を思いつきましたか?」
A.「当日の朝です。そのとき、振り袖の人っていいなと思いました。そして悔しいとか嫉妬心とか悲しい気持ちで怒りがこみあげてきました」

Q.「なぜですか?」
A.「自分が成人式の時に振り袖を着れなかったから」

Q.「なぜそんな気持ちになったのですか?」
A.「八つ当たりとか、そんな気持ちです」

Q.「どうして墨汁なんですか?」
A.「交際相手の家から墨汁を見つけたからです」

また弁護側は、平井被告が2017年に「性同一性障害」と診断されていたことを挙げ、「晴れ着に対して強い憧れがあった」「被害者への弁済の意志も示している」などと主張しました。

一方、検察側は「性同一性障害と犯行に因果関係はない。身勝手な嫉妬心や怒りのままに犯行に及んだことは許されるものではない」と指摘しました。

次の裁判は6月8日に予定されています。

振り袖に“墨汁” 被告の男が起訴内容認める 弁護側「性同一性障害で晴れ着に強い憧れ」 福岡地裁支部


2023/04/27 17:15



https://www.mhlw.go.jp/content/000673032.pdf

https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1240020134.pdf

https://www.jspn.or.jp/uploads/uploads/files/activity/gid_guideline_no5.pdf