『トランス女性は「女性」ってほんと?』 冊子発行記者会見について郡司 真子 Masako PDF魚拓と郡司 真子さんのこのnoteについて転向療法誘導に反対しかつ今後も性同一性障害者が性別適合手術を受けられ未成年のうちから性同一性障害の診断が必要との私の意見。

『トランス女性は「女性」ってほんと?』 冊子発行記者会見について郡司 真子 Masako PDF魚拓と郡司 真子さんのこのnoteについて転向療法誘導に反対しかつ今後も性同一性障害者が性別適合手術を受けられ未成年のうちから性同一性障害の診断が必要との私の意見。



1. 性別適合手術は当事者が必要とするものであり、今後も安心安全に手術が受けられる環境整備が必要

 2019年の意見表明において、私たちは「性別適合手術は、強制断種手術ではない」という立場をとりました。現在においてもこの立場は変わりません。性同一性障害における性別適合手術は、本人の強い希望によってのみ行われており、現在もその手術のほとんどは自費診療です。私たちは身体に違和を持ち、自らの意思で手術を受けています。そもそも性別適合手術は、身体に対して強い違和感があり、それを解消するためのものです。精神科医が患者を診察して、本人が強く希望し、性別に対する違和感からくる苦痛・苦悩を取り除くためには手術をするしかないと判断して行われるものです。特例法の要件を満たすための手術ではありません。
 ちなみに、2018年4月から性別適合手術を含む手術療法は健康保険の適用となりました。しかしホルモン療法が保険適用となっていないため、ホルモン療法を行っている当事者の手術は混合診療と判断され、自費診療となります。性別適合手術後にはホルモン療法が必須となるとの理由で保険適用での性別適合手術は行われていないのが実情です。
 このような中、当事者の多くは特例法の要件に手術要件の有無にかかわらず手術を希望します。今回の判断が手術を希望する当事者を阻むことにならぬよう、強く要望します。

2. 特例法が制定された歴史も踏まえ、残された課題の改善を求める

 性同一性障害特例法の成立は当事者の悲願から果たされたものであり、これまで当事者に生きる希望を与えてきました。特例法が施行された2004年から2022年までの19年間で、戸籍上の性別を変更した人数は11,919人にのぼります。
 特例法には今回違憲とされた手術要件のほかにも、私たちが一貫して改正を求めている第3条1項3号(現に未成年の子がいないこと)などについても議論の余地が残されています。来るべき性同一性障害特例法改正議論では、これらの課題解決も念頭に進められることを望みます。

https://gid.jp/opinion/opinion2023111101/
2023年(令和5年)10月25日、性同一性障害特例法の手術要件に関する意見表明

2023年11月18日

確かに郡司真子さんの言う通り、児童を性暴力から守る必要である。
私自身、親族等の虐待等から逃げてきた、親族等からの愛情はうけてないと思います。しかし千田さんのいう転向療法のセラピーではむしろ自殺リスクが増えるだけだ、私が親族等にホルモン治療やSRS受ける事を否定され続けてきてより生きづらくなった事と転向療法は本質的に同じと感じるからだ。
つまり性同一性障害者の私には転向療法は精神的DVに思えます。
性同一性障害者の生きづらさについて


2. 性同一性障害医療の成立:医療行為の正当性
(1

)ガイドライン策定と当事者団体
この章では、医療従事者が性同一性障害医療を正当化した論理を検討し、当事者のニー
ズの原因から、性役割を演じきれないことで受ける社会的不利益が除外されていく過程を
分析する。まず、ガイドライン策定の過程と当事者団体の呆たした役割を概観する。「性向
一性障害に関する診療と治療のガイドラインJ は、当事者団体の働きかけと、埼玉医科大
学倫理委員会(以下埼玉医大委)の答申を受けて、日本精神神経学会の取り組みによって
1997年に第 1版が作成された。以降、 2002年に第2版、 2006年に第3版が発表されている。
第l版策定までには、以下のような経緯があった(野宮 2005;南野 2004。)
1992年7 月、埼玉医科大学の原科孝雄の診療をF T Mが受診したことをきっかけに、 95年
5 月、原科が同大学倫理委員会に「性転換治療の臨床的研究J として「男性一女性の性転
換j の施術を申請するはこびとなる。原科は、 1995年8 月横浜で「第12回世界性科学会議」
が行われたさい、関連プログラムとして開催されたシンポジウム「日本におけるトランス
ジェンダリズムJ に参加した。このシンポジウムには、ミニコミ誌 rFTM日本』の創刊者
虎井まさ衛も出席し、当事者と医師、性科学の専門家が一向に向かい合う、象徴的な場と
なる。 1996年7月、埼玉医大委が条件付きで「外科的性転換術」の実施を認める答申を発

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現代社会学理論研究
表し、同年12月、「ジェンダークリニック委員会Jが設置された。同月、記者会見の席でジ
ャーナリスト森野ほのほが委員長の山内俊雄に講演を依頼し、以降、医療従事者と当事者
が研究の場をもちはじめる。 1997年3 月には、森野の呼びかけを受けて「TSとT Gを支える
人々の会Trans-Net-Japan (TNJ) J が発足、集会や勉強会を行い、各方面に影響を与えてい
った。そして1997年5 月、ついに日本精神神経学会「性同一性障害に関する特別委員会J
により、「性同一性障害に関する答申と提言J が発表され、診療と治療のガイドラインが作
成されたのである。これを受け1998年10月に、原科の執万で性別適合手術が実施されるに
いたった。
「ガイドライン」と後に法制化される「特例法j の流れには、当事者団体の動きが大き
く関与し、あまた催された勉強会や研究会が、医療従事者の学習の場となった。森野によ
ると、医療従事者の中には、生々しい当事者の痛みを聞き取ることで、ガイドライン作成
の必要性を理解していく人が多かった(森野 1999)。原科も「性転換手術j の申請が承認
されて施術をひかえた時期に、「その人は、自分の女の声が嫌で、金串を喉に突っ込んだ、と
いうんです。喉を潰そうとしたんですね(中略)そこまでやるのかと思って、それで私、
この道に引き込まれたという感じです」と述べている(原科 1998: 262)。またこの策定の
中で、埼玉医大委と日本精神神経学会特別委員会の両方で委員長を務めた山内俊雄による
と、議論に関わった医師たちに、「この問題を真正面から捉え、積極的に関わろうとする意
識の変化が起こった理由の一つは、性転換を望む人たちの苦痛、悩みを知ったことJ であ
ったという(山内 1999: 49) ( 3 ) 0
当事者団体からの働きかけを受けて「性転換を望む人たちの苦痛、悩みj に動かされた
医療従事者たちは、ガイドライシを整えていくためにクリアしなくてはならない条件を前
にしていた。ひとつは、「フ、、ルーボーイ事件」判決に示された優生保護法と傷害罪への抵触
であり、もうひとつは、医療が身体に介入するときの根拠となる病因の特定である。以下
に、埼玉医科大学と日本精神神経学会の両委員会が、性向一性障害医療を成立させるさい
にもちいた手続き一一違法性阻却事由、病因論ーーを検討したい。

(2 )優生保護法と傷害罪に関する違法性阻却事由
性同一性障害と診断された人の身体への介入を医療行為として正当化するさいに、ガイ
ドライン策定過程の中で繰り返し言及されたのが、「ブルーボーイ事件j である。この事件
は、 3名の男性「性転向症者」である「男娼j に対して宰丸摘出、陰茎切除、造睦などの
「性転換手術」を行った産婦人科医が1969年に告発されたものである。この手術は旧優生保
護法28条「何人も、この法律の規定による場合の外、故なく、生殖を不能にすることを目
的として手術又はレントゲン照射を行ってはならないj という規定に抵触し、医師は同年
に有罪とされた。
山内は、埼玉医大委の答申作成の時にはこの「ブルーボーイ事件j の存在を知らなかっ
た。後にこの判決文をとりあげて山内は、違法という結果が下されたのは、単純に当時の
「性転向症者j や「男娼」に対する偏見のせいではないと述べているO 以下は、東京地方裁
判所1969年2 月15日判決の一部である。

性転向症者に対する性転換手術は次第に医学的にも治療行為としての意義を認めら

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性同一性障害医療と身体の在り処

れつつあるが、性転換手術は異常な精神的欲求にあわせるために正常な肉体を外科的
に変更しようとするものであり、生物学的には男女いずれでもない人間を現出させる
不可逆的な手術であるというその性格上それはある一定の厳しい前提条件ないし適応
基準が設定されていなければならないはずであって、こうした基準を逸脱している場
合には現段階においてやはり治操作為左 Liゐ主当住を持ち得ないと考える。(山内
1999: 87-8)

その条件として挙げられたのは、精神・心理面の検査と観察、家族関係・生活環境の調査、
複数の医師による手術の決定、診療記録の作成・保存、本人の同意である。この条件は、
山内たちが旧優生保護法に照らして「故なく j と判断された状況を乗り越え、性別適合手
術を正当化するために立てた基準とほとんど同じものだ、った。
法学者たちによると違法性を回避するための事由とは、「’性別適合手術について患者の同
意・承認がある」、「性別適合手術は性同一性障害に対する治療を目的としているJ、「性別
適合手術は医学的に承認された方法に依拠して行われるj である(大島 2002;石原 2004;
津田 2000)。医療行為は、病気の原因があり、治療効果が見込め、医師に治療意思があり、
治療内容に関する患者の同意が得られ、適切な方法で行われる場合に正当化される。医師
が当人の同意をとらず患者の身体に介入することや、治療効果のない場合でもコストのか
かる医療行為を行うこと等を規制して、患者の生命、身体、自由を保護するために、患者
の自己決定権が形成されたのだという。したがって、原理的には、医学的理由がなかった
り、社会的強制状況に左右されたりして、医療が選択されてはならないというのである。
さて、性別適合手術は、「生殖を不能にするJ、また、機能的には「正常な器官」に、不
可逆で侵襲性(身体への介入の度合い)の高い外科的処置をもって介入する。医療行為と
して同定されなければ、それらは取り返しのつかない傷害行為になってしまう。医療従事
者たちは、これらの行為を医療行為として正当化するために、旧優生保護法第28条と刑法
上の傷害罪について、違法性阻却事由を提示しなければならない。そこで医療従事者たち
は、前節でみた「性転換を望む人たちの苦痛、悩みJ が性同一性障害を原因とするものか
否かをチェックし、厳格なインフォームド・コンセントで患者の合意を真撃に取りつけ、
一連の行為を医療として正当化しなくてはならない。
ガイドラインによる治療の第一段階(精神療法)から、医師が患者に確認するのは、身
体違和による深い悩みと、自らの望む性での生活に対するゆるぎない安定感である。国際
診断基準として採用されている世界保健機構ICD-10とアメリカ精神医学会DSM-IV等を参
照して、治療の適用範囲外となる除外診断が作られる。とくに注意すべきは、「精神分裂病、
人格障害などの精神障害のために自己の性意識(gender)を否認するもの」、「文化的、社
会的理由による性役割の忌避、商業的利得のためj である。診断と治療を組み立てる作業
の中で、「中核的性同一性障害J からその「周辺群」が削り取られていったのである(日本
精神神経学学会 1997;山内 1997a, l99 7b;山内ほか 1999。)
このように、性別適合手術を医療行為として正当化するには、患者の真の苦痛や悩みの
存在が前提とされ、さらにそれが性同一性障害を原因にするものである、と証明されなけ
ればならなかった。しかし、次節で検討するように、医療側の語りは、性同一性障害に該
当しない「文化的、社会的理由による性役割の忌避j を除外しようとしながら、性役割を

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現代社会学理論研究

配分する社会編成が当事者に与える苦痛を対象にし続けていくのである。

(3 )病因論と性役割
性同一性障害医療は、しばしば美容整形術と対比される(石原 2004)。美容整形術は、
その緊急性の低さや、患者の主観的な状況改善が治療の主な判断基準であること等を理由
に、医療行為の境界線上にあるとされてきた。医療行為には、病気の発生の原因そのもの
を治療する根治治療と、原因に技術的に介入できないが患者の苦痛を軽減する救済治療が
ある。さらに後者のなかでも正当な医療とは、病気といえる原因がないのに医療技術を用
いるような便宜的利用(技術の濫用)であってはならない(山内 1999・: 62)。性同一性障
害医療における外科的措置の一切、咽頭切除、乳房切除、性器切除、性器形成等は、救済
治療か技術の濫用なのか。それは治療行為なのか美容整形術なのか。この境界線が揺らい
でいる。
したがって、医療従事者たちは患者の苦痛について疾病の原因を特定して、それが便宜
的利用ではないことを示さなくてはならない。前節でみたように日本精神神経学会特別委
員会は、患者の真正な悩みを受取りながら、その悩みを疾病からくるものと特定しなけれ
ばならない。疾病の名は「性同一性障害j である。さらに特別委員会は、この疾病の原因
を特定しなくてはならない。日本精神神経学会から埼玉医科大委にさかのぼろう。埼玉医
科大委のメンバーが、「きわものあっかいj されてきたこの問題に対して姿勢を変化させた
理由を、山内は次のように言っている。第2章 1節で引用した「性転換を望む人たちの苦
痛、悩みj にくわえて、もう一つの理由として挙げられたのが、病因の発見である。

もう一つの理由は、生物学的性と性の自己意識の不一致の背景に生物学的な成因が
考えられるという事実であった。(中略)性同一性障害を疾患と位置づけることは、医
学的には、この疾患の原因を究明し、治療の方策を考え、苦痛を軽減する努力をする
ことができる医学的対象であると位置づけすることをも意味している。そのことによ
る“患者”への恩恵は限りないものである。(山内 1999: 71)

疾病の原因がある限りで、医療は疾病がもたらす苦痛を医学的対象として取り扱うことが
できる。委員会は、「自分が男であるか女であるかj という「性自認」が、「胎生期からの
生物学的機序j によって形成されると仮説を立てた。さらに「文化・風習・社会のあり方j
により形成される「性役割j を切り離し、性同一性障害の原因を、性分化過程でのホルモ
ン異常という「生物学的機序」に求めたのである。
ところが、性同一性障害当事者の負担の原因は、「生物学的機序j ではない場所に移動し
ていく。性別適合手術を正当化しようとする医師も法学者も、「性役割j を配分する杜会編
成からくる不利益をしっかりと見定めている。医療従事者が当事者から聞き取る典型的な
苦悩として、例えば原科による以下のようなものがある。

女性から男性への転換症の場合には、皆さん女の声が嫌で、あまり喋らなくなる。
男の格好をしているのに、声を出したとたん、パッと顔を見られてしまうわけですか
ら。(中略)女子校に通っている場合は、スカートの制服が嫌さに不登校になって、退

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性同一性障害医療と身体の在り処

学してしまう。フリーターになったり肉体労働に従事するんですけど、夏に薄着にな
ると胸の存在が気づかれてしまう。(中略)男性から女性への性転換症の人では、ペニ
スの存在が、とくに勃起が不愉快で、医療従事者で、すがペニスを切ろうとして大出血
した話もあります。あるいは、一流大学を出て一流企業に勤めたけれども、男でいる
のに耐えられなしミ。どうしても髪を長く伸ばしちゃうんですが、職場で「その髪を切
れj と年中言われてついに退職してしまう。(原科 1998: 267)

性同一性障害当事者のライフヒストリーでは、「第二次性徴」での身体変化への違和感が
しばしばクローズアップされる(針間・相馬 2004)。たしかに、声、胸、ペニス、体つき、
これらの変化は身体違和を理解しやすい。しかしその負担を語るさいに、「パッと顔を見ら
れてしまう」や「胸の存在が気づかれてしまうJ という視線、性役割という規律を課され
る職場環境を実例として挙げていることからも、当事者の負担は社会的不利益であると明
かされている(鶴田 2004;竹村 2005)。それでも医療従事者たちは、あえて便宜的利用で
はない性同一性障害医療の成立に賭けた。その理由は答申の中で、「性役割j の当面の改革
は望めないので「性転換を望む人たちの苦痛、悩みJ を鑑みて医学的処置を行う、と説明
されているのである。
以上、この章ではガイドライン策定のさいにメルクマールとなった違法性阻却事由と病
因論をみてきた。そこで、医療側が「性役割の忌避」による苦悩を「中核的性同一性障害」
の「周辺群j へと切り離していったことを確認した。だが、当事者の負担には、身体違和
と社会的不利益が区別し難い仕方で存在したのだ、った。このため後に検討するように、性
同一性障害医療の正当性は、原理的には不安定な状態にあるのである。

性同一性障害医療と身体の在り処
一一ガイドライン・特例法とトランスジェンダリズムの分析から一一

高橋慎一





女性の権利保護を目指す「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」は15日、東京都内で記者会見し、戸籍上の性別を変更する要件を盛り込んだ性同一性障害特例法に関する最高裁の決定に否定的な考えを示した上で、男性器を有した人による女性トイレの利用を公認しないための法整備などを訴えた冊子の発行を公表した。

最高裁は10月に性別変更する上で特例法が求める生殖機能の喪失要件について憲法違反と判断し「変更後の性別の性器部分に似た外観がある」と求めた外観要件については高裁に審理を差し戻した。性別適合手術に否定的なLGBT活動団体などは特例法に対し「人権侵害の懸念が極めて強い手術要件を中心に撤廃すべきだ」などと主張していた。

会見で、性別適合手術を経て女性に性別変更した「性同一性障害特例法を守る会」の美山みどりさんは「LGBT活動家の主張だけを鵜呑みにして、イデオロギー的な偏った立場で判断を下したとしか思えない」と最高裁の決定を疑問視し、「マスコミは活動家の意見を取り上げた半分でも(特例法の堅持を求める)われわれの意見を報道したのか」と苦言を呈した。

「性暴力被害者の会」の郡司真子さんは、性交の多様な在り方や自慰行為の快楽性を子供たちに教える性教育が欧米で先行する状況に強い懸念を示した。「行き過ぎた性教育を一方的に進めていくのではなく、海外の事例について検討して議論を進める必要がある」と訴えた。

「女性の権利を守るトランスの会」の森永弥沙さんは、トランスジェンダー女性(生まれつきの性別は男性、性自認は女性)と女性の権利衝突に懸念を唱えるとLGBT活動家から糾弾される現状について、「懸念を示す女性を蔑み、汚い言葉で踏みしだくなど論外だ」と述べた。「戸籍を変更しなくてもトランスジェンダーが社会に適用しやすいように(法制度が)運用されることが肝心だ。将来的にはトランスジェンダーなど多様な属性が意識されることなく、ありふれた、ただの人間と認識される社会を目指さないといけないと思う」と語った。

「女性スペースを守る会」の森谷みのりさんは、6月に施行されたLGBT理解増進法について「性の多様性を承認し理解増進を掲げたもので、それに従った法令上の取り扱いを受ける権利を予定したものではない」と指摘し、「最高裁は性別をないがしろにして、性自認至上主義で安易に女性や男性の定義を変更しようとしている」と批判した。

「マスコミはLGBT活動家の意見ばかり‥」女性スペース守る連絡会が会見

2023/12/15 19:04奥原 慎平


女性トイレや更衣室など「女性専用スペース」の利用は生物学的な女性に限るべきだと主張する女性有志のデモ活動が21日、東京都新宿区であった。性被害は女性が男性から受ける傾向にあり、性自認が女性でも生物学的な男性と、密室を共有することを懸念する女性は少なくない。一方、デモに抗議する人々も現れ、「トランスヘイトを振りまくな」「帰れ、帰れ」などと参加者の女性らに大声で叫んでいた。

デモは杉並区を拠点に活動する「女性と子どもの権利を考えまちづくりにいかす杉並の会」が主催した。この日は海外で、性に対する感じ方や考え方が未熟で不安定な子供への性転換治療に反対するデモ活動が予定されており、それに合わせたという。

参加した約20人の女性らはプラカードを手に、「男女以外の性別はない」「女性スペースに身体男性は入るな」「女らしさ、男らしさから自由になろう」と訴えながら、新宿駅周辺の車道を練り歩いた。

だが、こうした参加者の訴えをかき消すような怒声も飛び交った。

参加者を上回る数の抗議者らが、レインボカラーの旗や「トランスジェンダーの権利は〝人権〟」「ヘイトスピーチ、許さない」と書いた紙やフラッグを掲げ、歩道からデモの参加者の顔を撮影したり、「トランス差別をやめろ」と声を張り上げたりした。

抗議者側の主張は、心と体の性が一致しないトランスジェンダーに対し、デモの参加者が「差別」や「ヘイトスピーチ」を行ったというものだが、デモ参加者からトランスジェンダーの人々を侮辱し、その属性を中傷するような言動は確認されていなかった。

むしろ抗議者の中には、記者に対して、所属企業を明かすよう求め、応じると、中指を立てて、「バカ」と罵声を浴びせる人もいた。

デモ活動の後、同会の青谷ゆかり代表は「(抗議者から)ヘイトスピーチと批判される意味が分からない。トランスジェンダー(の存在)がダメとか、おかしいとか一言も言っていない。トランス女性は生物学的には男性であり、女性スペースの利用などでは線引きをしてほしいと言っているだけだ」と語った。最近も同様の被害にあったといい、「(抗議者に)『トランスジェンダーへの差別とは具体的になにを指しているのか』と尋ねたが、答えはなかった」と指摘した。

デモ参加者には過去に男性から性暴力を受けた女性も含まれているといい、マスクやサングラスで顔を隠してデモに臨んだ人も少なくない。それでも、デモの数日前にSNS(交流サイト)で「(デモに)参加した女性の顔写真をさらす」といった投稿があったため参加をあきらめた人もいたという。(奥原慎平)

理想を強制せず防犯考えて 女性スペースを守る会、森谷氏

https://www.sankei.com/article/20231021-CARNNUUVPROPZP764SXHTX4AVY/
「女性スペース守れ」有志デモに罵声 新宿

2023/10/21 21:52奥原 慎平



「性同一性障害特例法の規定は私たちと社会との『約束』。それを覆す判断は認められない」。性別適合手術を経て女性に性別変更した当事者で「性同一性障害特例法を守る会」代表の美山みどりさん(61)は、生殖不能要件を「違憲」とした25日の最高裁決定に憤りをあらわにした。

「私たちは手術を受けることで社会に受け入れられてきた」とする美山さんらは8月以降、最高裁に生殖不能要件をはじめとした手術要件を違憲としないよう求めて署名活動を行ってきた。性同一性障害の当事者を含め、2万筆を超える賛同が集まったという。

美山さんは多様な生き方を尊重しつつも「手術は、客観的に性別変更の証明が可能なほぼ唯一の手段。それが社会の判断の根底に置かれるべきだ」と説明。今後、生殖不能要件が撤廃されれば「当事者が警戒の目で見られ、差別が一層深まることも考えられる」と懸念する。

海外でも性自認をめぐって社会の分断が生じており、「社会全体で丁寧な議論を積み重ねていくことが重要だ」と訴えた。

https://www.sankei.com/article/20231025-SCSXJVEAIZKYDEW5IQSMYJI6FA/
「手術は唯一の客観的基準」 手術で性別変更の女性、最高裁決定に憤り

2023/10/25 18:49







私は千田有紀さんがトランスジェンダーと性同一性障害者に対し転向療養を求める事に抗議する。
同性愛者に対する転向療法が禁止になったイギリスでトランスジェンダーと性同一性障害者が含まれなかった事に抗議がおきリーラ法が求められてる事がありました。



イギリス政府は3月31日、イングランドとウェールズで同性愛者やバイセクシュアル(両性愛者)の人々に対する「転向療法」を禁止する法案を発表した。ただし、トランスジェンダー(出生時の身体的性別と性自認が異なる人)は含めないとしている。

政府は当初、転向療法の禁止そのものを全面的に中止すると発表したが、数時間後に方針を転換した。非合法の転向療法を規制する方法を模索するとしているが、この発表に、性的マイノリティ―(LGBT)の権利団体や議員らからは批判の声が上がった。

国民保健サービス(NHS)イングランドによると、転向療法とは性的指向やジェンダー・アイデンティティーを変更しようとするもの。

しかしNHSイングランドや心理学団体などは、あらゆる転向療法は「非倫理的であり、有害な可能性がある」と警告している。

政府関係者によると、今回の転向療法禁止は、次の議会開会式の女王演説に盛り込まれる予定だという。

<関連記事>ハリポタ作者、プーチン大統領に擁護され反発 「キャンセル・カルチャー」めぐり
英俳優レッドメインさん、トランスジェンダー役を演じたのは間違いだったと
米国初のトランスジェンダー大将が就任 公衆衛生局士官部隊
新法案では、人の性的指向を変えようとする行為は違法となるが、ジェンダー・アイデンティティーについてはこの限りではない。

転向療法の禁止項目にジェンダー・アイデンティティーを含めないこの法案に、慈善団体や議員からは批判の声が上がっている。

権利団体「レインボー・プロジェクト」は、トランスジェンダーの人を対象に含めない法案は「本当の禁止法案ではない」と指摘。最大野党・労働党のナディア・ウィットム下院議員は、「この法案は不十分だ」とした上で、「LGB(同性愛と両性愛)とT(トランスジェンダー)は一体なのに、保守党は我々の味方ではない」と述べた。

転向療法の被害者で、「 #BanConversionTherapy (転向療法を禁止せよ)」連合の会長を務めるジェイン・オザンさんはBBCのラジオ番組で、ボリス・ジョンソン首相がLGBTの人々を見捨てたと批判した。その上で、トランスジェンダーの人への転向療法が禁止対象に含まれないのは「全く馬鹿げている」と述べた。

https://www.bbc.com/japanese/60964297


米国でトランスジェンダー(身体の性と心の性が一致しないこと)のリーラー・アルコーンさん(17)が自殺したことを受け、トランスジェンダー転向療法の禁止を要請する署名が30万を超えている。

アルコーンさんの本名は、ジョシュア・ライアン・アルコーン。男の子としてこの世に生まれたトランスジェンダーであった。先月28日、自ら命を絶ったアルコーンさんは、自身の遺書が自殺後にブログサービス「Tumblr(タンブラー)」で公開されるように設定していた。

アルコーンさんは、自身の自殺がトランスジェンダーの人々の助けになることを願っていると、遺した最後のメッセージでつづっている。「私の死が何か意味をもたらすことになる必要がある」「今年自殺をした多くのトランスジェンダーの方たちがいるが、私の死もその中のうちの一つに数えられる必要がある」。そして遺書は「社会を何とかして。お願いです」という文で終わっている。

トランスジェンダーの人権擁護団体は、署名募集サイト「Change.org」で、バラク・オバマ米大統領宛ての請願書を作成。トランスジェンダー転向療法の禁止を呼び掛ける署名を募っている。

アルコーンさんは遺書の中で、「母は非常に否定的な反応を示し、『あなたは本当の女の子にはなれない。神は間違いを犯さない。あなたが間違っている』と言いました」と記している。遺書によると、家族は、アルコーンさんを一定期間学校に行かせず、またソーシャルメディアとの関わりからも隔離させることを試みたという。

https://www.christiantoday.co.jp/articles/15013/20150110/leelahs-law-petition-signatures.htm
トランスジェンダーの転向療法改善求め署名30万超 米17歳の自殺受け

2015年1月10日23時55分 翻訳者 : 小又香織



On Sunday, December 27, 2014, Leelah Alcorn a 17 year old transgender youth wrote a suicide note (NEW LINK for note- http://i.imgur.com/6cZjm4P.png) ;, posted it on Tumblr and then walked out to a highway and out in front of a semi-truck tragically ending her life. In her last post, Leelah explained how her parents had forced her to attend conversion therapy, pulled her out of school and isolated her in an attempt to change her gender identity. One of the last things Leelah wrote is as follows:

"My death needs to be counted in the number of transgender people who commit suicide this year. I want someone to look at that number and say “that’s fucked up” and fix it. Fix society. Please.“ -Leelah Alcorn

In the pursuit of honoring Leelah's last request we the petitioners call upon the President of the United State- Barack Obama, and the Leadership of the House and Senate to immediately seek a pathway for banning the practice known as 'transgender conversion therapy'. We ask that you name the bill in memory of Leelah as the Leelah's Alcorn Law and protect the lives of transgender youth.

'Conversion therapies' have been documented to cause great harms and in this case, Leelah's death. Therapists that engage in the attempt to brainwash or reverse any childs gender identity are seriously unethical and legislation is needed to end such practices immediately. Transgender youth have one of the highest suicide rates in the nation. We must not allow therapists to increase those rates with therapy methodologies that have been demonstrated in harming trasngender youth.

All major psychological associations speak to the heart of harms that can happen to transgender youth when attempting to discriminate and change their gender identity.

From the American Association of Pediatrics

“According to the study, "Characteristics of Children and Adolescents with Gender Identity Disorder Referred to a Pediatric Medical Center," in the March 2012 Pediatrics (published online Feb. 20), gender-dysphoric children who do not receive medical treatment or counseling for GID can be at high-risk for certain behavioral and emotional problems, including psychiatric diagnoses. Of 97 patients younger than 21 years who met the criteria for GID, 44 percent had a prior history of psychiatric symptoms, 37 percent were taking psychotropic medications, and 21.6 percent had a history of self-mutilation and suicide attempts.”

From the American Psychological Association:

“APA calls upon psychologists in their professional roles to provide appropriate, nondiscriminatory treatment to transgender and gender variant individuals and encourages psychologists to take a leadership role in working against discrimination towards transgender and gender variant individuals.”

From the National Association of Social Workers:

“People seek mental health services for many reasons. Accordingly, it is fair to assert that lesbians and gay men seek therapy for the same reasons that heterosexual people do. However, the increase in media campaigns, often coupled with coercive messages from family and community members, has created an environment in which lesbians and gay men often are pressured to seek reparative or conversion therapies, which cannot and will not change sexual orientation. Aligned with the American Psychological Association’s (1997) position, NCLGB believes that such treatment potentially can lead to severe emotional damage. “

From the American Counseling Association:

Standard A.1.a. ("Primary Responsibility"), states that "the primary responsibility of counselors is to respect the dignity and to promote the welfare of clients." Referring a client to a counselor who engages in a treatment modality not endorsed by the profession and that may, in fact, cause harm does not promote the welfare of clients and is a dubious position ethically. This position is supported by Standard A.4.a. ("Avoiding Harm"), which says, "Counselors act to avoid harming their clients, trainees and research participants and to minimize or to remedy unavoidable or unanticipated harm."

Please consider sharing and signing this petition. Together we can make the world a safer place for transgender youth everywhere.

https://www.change.org/p/president-of-the-united-states-enact-leelah-s-law-to-ban-transgender-conversion-therapy
Enact Leelah's Law to Ban Transgender Conversion Therapy