建築思考で考える持続可能なセルフブランディング術
セミナーでさせていただいた建築思考で考えるセルフブランディングを公開します!※今後有料にする予定です。
どんな幸せな未来がほしいですか
いきなりですが、みなさんは、どんな幸せな未来がほしいですか。
5年後、10年後はどんなことをしていたら⾃分は幸せだと思いますか。。。そんなことは考えたことがありますか。
建築の設計のはじめの打合せは、ここまでダイレクトではないですが、このような質問からはじまります。
なぜセルフブランディングが必要なのか?
それは、「AI時代」と「高寿命化」
価値観が変わるときだから!
2016年にでた100年時代の⼈⽣戦略「ライフシフト」という本を読んで衝撃を受けた⽅も多いと思います。
コロナの影響もありましたし、去年、chatGPTが全世界に広まり、AIの影響を無視できなくなり、寿命がどんどんのびてきたことなどで、従来のキャリ
アプランでは難しくなってきました。
不確かで答えがない時代に突入した今、私たちは、⾃分の幸せの定義を⾃分で決めてどんな時代にも対応できるスキルを⾝につける必要があります。
住宅でもその変化をみてみましょう
戦後の⽇本は、国の復興のために、よく⽿にする夢のマイホームといった幸せの提案の型をつくり、住宅を規格化・⼯業化することで⼤量に住宅をつくり、これだけの経済成⻑をとげてきました。
しかし、時代がかわり、価値観も多様化してきているため、従来の型では収
まらず、個々の幸せの定義を決める必要がでてきました。
いわゆるwell-beingな状態を⾃分で発⾒する必要があるということです。つまり⾃分の⼈⽣の設計図がより必要になったわけです。
時代は変わっています。
わたしたちは、今の⾼校⽣などのように⾃分の⼈⽣をクリエイトするような教育などを受けてきたわけではありません。
私たちは、学んでいく必要があるのです。
人は人の何をみているのか?
何を私たちは見せるべきなのか。
前置きがながくなりましたが、まず今回ご紹介するブランディングの特徴です。
今回はよく聞くとがらせるためのブランディングではなく
私たちがどんな時代もどんな季節の時も変わらずに
いきていくためのセルフブランディングです。
何かに左右されない自分をつくるのです。
それが建築思考で考えるセルフブランディング術です。
ブランディングを建築に例えてみる
通常のブランディングは他者の欲望を体現したものです。
東京タワーもお寺も世代を超えて残る建築には独特の形、⾊、そして主体性があるコンセプトがあります。
よく四⾓に間取りで普通につくることが建物をながくもたせるコツだといわれるのですが、残念ながらかなりコスパが悪いのはみなさんご存知ですよね。
強いコンセプト、強い想いがあるからこそ何度でも建物はリノベーションで⽣き返ります。
建築思考で考えるセルフブランディング術で考える
まず図のように建物をキャリアに置き換えていきます。
建物を鍛錬してきた「スキル」と「マインド」に置き換えます。
敷地の広さ(環境を整える広さ)を学歴・職歴・⼈間関係・情報・資格・語学・体験とします。
⼟地:⾃分がスキルを発揮する業界・です地域です。
⼤切なのは①の建物!!
⾃⼰紹介でこの積み重ねてきたスキルにあったやりたいことを⾔えるのがベストです。
また編集者の⽅などもここを⾒ています。
●●会社の●●ですというよりも、●●会社で
大好きな●●にこだわってきたました。
などと⾔ってもらえると⾃⼰紹介ってわかりやすいですよね。
芸能⼈やモデルさん、スポーツ選⼿などにたとえると積み重ねてきた美や練習の成果を知りたいのであって、職歴や⼈間関係などは次の情報になるかと思います。
もちろん、スキルを建てていくための⼟台は必須です。
このバランスをどう保っていくこともポイントになります。
読みながら何もつみあげてないと思った方も大丈夫です。
しかも、経験・学歴・社歴などもおじけづいてしまったりします。
なので、今からするべきことは何かということを知ってもらうためにつくりました。
⼟地の広さは代替え可能だと考えていいと考えています。
⼀番は効果的なことが幅広い⼈間関係をつくっていくこと、情報もはい
り雇⽤されるチャンスも増えます。
はやい段階で⾃分にしか積み重ねられないスキルを⾒極め積んでいき、
建物を建てその適した⼟地を探すというこをすすめています。
目指すべきは文化財的セルフブランディング
そうして、さきほどのブランディングに置き換えるとこうなります。
通常のセルフブランディングはタワーのように形成していると考えられます。
インフルエンサーとよばれる⽅が敷地に対して合理的により⾼く⽬⽴つよう
につくるイメージを想像できるかと思います。
この⾼く建てていける技術は素晴らしいですが、その対価として時代が変わったときに応⽤がきかないということがおこりやすいです。
持続可能なセルフブランディングは⽂化財になるようなイメージをしてい
ただけるといいと思います。
何度も何度も生き返る建物とは
コンバージョン=ジョブチェンジ
1回建物を建ててしまえば役目を終えても生き返る!
みなさんもよくご存じなコンバージョンという考え⽅を思い出してください。
役⽬を終えた建物の使い⽅を変えて再⽣するという建築⼿法です。例に、横
浜⾚レンガや奈良の牢獄などの例があります。
これを⼈に置き換えて考えてみると、ジョブチェンジしたいと考えたときにタワーはタワーにしかならないので応⽤が効かないのです。
スポーツ選⼿が引退後キャリア転換が難しいのもこのパータンです。
広い⼈間関係などがあればそこに新たな建物を建てたりできますが、、、難しいというパターンです。
急にお⾦持ちになった⽅で事業にしっぱいしがちなのもこの考え⽅で考えておくと、まわりにあせらずじっくりキャリアをつめると思います。
じっくり積み重ねたスキルの建物のようなキャリアは、ジョブチェンジができたり、広い⼟地をかえる努⼒をしていれば、増築したりなど応⽤が可能です。
大きな城をドカンと建てる素質があるのでいろいろな人に設計図の書き方をきいて建てるのもよし、このまま城の中のクオリティをあげつづけるのもあり!
ここまでいかがでしたでしょうか。よければ感想などいただけるとうれしいです!
次回は、実際の例をあげていきます…!