全然参考にならないサンコチョ(コロンビア料理)の作り方 屋外編
こんにちは!!!
このnoteでは、コロンビアを代表する郷土料理サンコチョ Sancochoの作り方を大変大雑把に解説していきます。
そもそもサンコチョとはなんなのか?
基本的には「鶏ガラベースの具材たっぷりスープ」といった感じで、素朴な味わいが魅力です。コロンビアを含む中南米で広く食べられる料理ですが、国の数、家庭の数だけレシピがあって、みんな自分のレシピが唯一にして最高だと強く信じています。
だからレシピに正解なんてないんですね!みんな違って、みんなうんちゃら、とかいうやつです。
(これを書いておかないとサンコチョ警察の補導対象になる)
今日のキッチンはこちら!!天気が良い!
こんなあっつい地域でよくスープなんて作ろうと思ったな。
(ちなみに詳細レシピの紹介はありません。勢いで作ってください。)
調理開始!
コロンビアの田舎へ行くと、玄関先でサンコチョを煮ている光景をよく見かけます。ガスのある家庭でも、サンコチョは焚き火で作ることが多い印象です。理由としては、①時間がかかる料理なので一気に大人数分作ることが多くコンロにかからないような大きな鍋を使うから。②長時間強火で煮込むのでガス代の節約。③昔からそうやっているから。④アジア人の旅行者にオモロイものを見せてやりたいから。などが挙げられます。
今回は④です。
ということで、焚き火をするためにレンガを組みましょう。
かなりの重さの鍋を乗せることになるので、しっかり安定した足場が必要です。
準備ができたら火を起こします。
火の起こし方はどこでも一緒です。可燃物にマッチを放り込んで、ありったけの酸素を供給すれば燃えます。
水をなみなみ注いだデカ鍋を火にかけます。当然ですが、煤で真っ黒になるので、焚き火専用鍋を使いましょう。
水の量が多いので温まるのにかなり時間がかかりますが、まあ急ぐ旅でもないですから、ゆっくりしていきなさい。
温まるのを待たずして、パクチーを切り刻んで投入します。同時にPerejil(パセリ)やcimarrón(日本語訳発見できず)を少量入れても良いですが、お好みで。なくても全然大丈夫です。
完全に側溝にたまった泥水の色をしてますが、最終的には美味しそうな色になるのでご安心ください。
この間に具材の準備をしていきます。
まずはメインとなる鶏肉。どこの部位でも良いです。
すごい量を買ってきたな...
適当な大きさに切っていきます。
今回使うのはこれくらいです(20-30皿分ぐらいかな)。
その他の野菜も切っていきますよ。
コロンビアといえば、のやつ。トウモロコシ。
甘くないけど、もちもちした食感と旨味があります。
今日は南瓜も入れましょう。ハロウィンも近いので(全然関係ない)
そしてコロンビアといえば、のやつ。ユカ(キャッサバ)
でっかいな。
皮を剥ぐのにはコツが入ります。
皮がむけたら軽くすすいで、
こちらも適当な大きさに切っていきます。
こんな感じですね。
さらにコロンビアといえばのやつ、プラタノ(調理用バナナ、甘くないやつ)を切っていきます。
普通のバナナと違って皮がめちゃめちゃ硬いので、まずは両端を落として、
上から下に包丁で切れ込みを入れると簡単に皮がむけます。
プラタノは一口サイズ派と大きめ派に別れますが、判断は家庭で最も力のある人(通常母)に委ねましょう。
プラタノは包丁でなく、手で千切り分けるのが「正しい」やり方とされています。
具材の準備ができたら全部入れましょう。
鶏肉から入れるのが倫理的に正しい気がするので、そうしましょう。
水が跳ねないように低い位置からゆっくり入れる...
必要は全くありません。
屋外なので。
盛大に熱湯をぶち撒きながら、文字通り投入します。大地にスープのお裾分け。
実はこれコロンビアという国名の由来にもなっています。
「コロンビ」〜鶏ガラスープの染み込んだ
「ア」〜場所、地域
これは本当です。信じてください。
そして、これで調理はほとんど終了です。
あとはでっかいフタをして、煮込むだけ。
「中鍋にでか蓋」とは良く言ったものです。
????
あとは火をガンガン焚いて、放置しましょう。
火力にもよりますけど、2-3時間くらい煮込めば十分でしょう。
まあまあ、ビールでも飲んでいきんしゃい。
二匹の犬が見つめ合っているように見える。
少しでもそう思った方はふぁぼお願いします。
これは、犬です。
太っているなあ、と思った方はリツイートお願いします。
と、そんなアホなことを言っている間に...
よし!!!!!
できたぞ!!!!!!完成!!
火からおろして、皿に盛りましょう。
スープにも多少のとろみが
(背景が汚い)
美味しそうだね〜
汁だく派はこれくらいが良い。
アヒ(パクチー、玉ねぎ、ライム、酢などなどが入ったソース)をかけると酸味が追加されてなお良い。
鶏肉は取り分けて、別でご飯と一緒に食べても良い。
はい。
ということで美味しい昼食でした。
皆さんも作ってみてくださいね〜
(追記)
結局、翌日の夜に酔っ払いながら食べる煮詰まったサンコチョが一番うまい。
カレー理論はユニバーサル。