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vast_serval546
怒り狂うことの重要性
職場の優しい同僚は、何でも助けてくれる。
ちなみに男性。
女性全員に優しいのかなとおもったけど、
男女関係なく、誰にでも優しい。
スイーツ好きな彼は、高価なデパ地下お菓子を突然プレゼントしてくれたりもする。
こんな優しい人がいるんだな、と思ったことを覚えている。
そんな彼がある日、鬱になった。
心療内科に通い、食欲がないと言って食事をしない日もあった。
会社や上司への罵詈雑言を聞かされ、二重人格かと思うくらい不機嫌になった。
私も辛く当たられ、無視をされたりすることもあった。
彼の変わりようは、ホラー映画で登場人物が豹変する場面を見てるようで、本当に怖くて、本当にストレスだった。
そんな彼は数か月の休職を経て、現在職場復帰をした。
そして、また優しく戻った。
鬱に対する専門知識はないから、病気の原因は分からないけど、
長年自分より他人を優先した彼の優しさは、彼の怒りになり、他社への攻撃に変わったことをまじまじと見た私は、
現在の優しい彼の「優しさ」を素直に受け取れずにいる。
優しいって良いことじゃなかったっけ?
周りを思いやるって教えられなかったっけ?
最近私が気を付けていることは、怒りを感じきる事。
嫌なことがあったとき、
怒り狂う自分を抑えない事。(心の中で…)
幸せな人生には欠かせない、自分と向き合うということ。
見て見ぬふりをしない、自分が思ったことや感じたこと。
私が一番優しくすべき存在は、私。
そんなことを考えながら、彼の回復を喜びたい。