6.【高千穂パワースポットひとり旅(日帰り)】⑫向山(むこうやま)神社 、⑬二上(ふたがみ)神社 、⑭秋元神社編
Chakiです。
これまでの記事がコチラ。
ようやくこの記事がパワースポットひとり旅の最終章になります!!!
しかしこの3か所が。孤独で長い旅でした…。
向山(むこうやま)神社
こちらの神社、名前は全然存じ上げなかったのですが。他の方がブログにて「高千穂神社巡りのメイン」と言われているのを見て、行ってみることにしました。道のりが大変険しいという噂の神社です。
■向山神社について
御祭神 伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冊命(いざなみのみこと)
素戔嗚命(すさのおのみこと)
天照大神(あまてらすおおみかみ)
端津姫命(たぎつひめのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
天津彦根命(あまつひこねのみこと)
沽津彦根命(いくつひこねのみこと)
熊野杼樟日命(くまのくすびのみこと)
天穂日命(あめのほひのみこと)
天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
御利益 夫婦円満、家内安全、航海祈願
■向山神社の見どころ
・仁王像と20基の石灯籠
わわ、めちゃくちゃ神様がおられますやん。ここは凄そうだぞ。
高千穂峡から、約20分ほどの道のりだったでしょうか。距離的にはそんなに遠くはなかったのですが。でも、その道中がすごかったーーー!
道が…葉っぱで覆われていて見えません…!左側はひたすら崖が続きます。対向車が来たらアウトな道です。
軽自動車で良かった…。ファミリーカーとかだと結構しんどそうな細い細い道をひたすら走ります。分け入っても分け入っても青い山。無意識のうちに、種田山頭火のあの句が頭に浮かんできます。
淋しいぐにゃぐにゃした道を進んでいくと
突然パッと開けた場所で、一本の銀杏の木が出迎えてくれました。
おぉ…ここが向山神社か。
時刻は午後3時。既に何となく辺りが暗くて。何というか…千と千尋の神隠しの世界観というか…、控えめに言ってちょっと怖い印象の神社です。えーと、えーと、石灯籠がたくさんあるのか。
鯛を持っているコチラは恵比寿様かしら。
打ち出の小槌を持っているということは…大黒天様?
鳥居をくぐると、仁王様たちがお出迎えしてくれました。お邪魔しまーす…。(どうぞお手柔らかにお願いしますね…)
参道には木の根っこが張り巡らされていて。こけないように歩くので精一杯です。ちょっと怖いな、怖いな。ビクビクとしながらも進んでいきます。
そして、出たーーー!先の見えない階段!!!なんか全体的に鬱蒼としているよぅ…!でも、ここまで来たら、行くしかありません。
社殿まであともうちょっと!
…あれ、階段横に何か写ってる?
気のせいかな?と思ったら
緑色のオーブが!はっきり写ってくれました!!
よかった…、これはもしかしたら、歓迎してもらえているかもしれない…!!!
そしてそして
やっとやっと!社殿に到着しましたよ!!!
道中は険しいし、参道も険しいしで大変だったけど、社殿がほわ~んと発光しているような印象を受けます。はぁーーー、やっと着いた!
山奥でこれだけ多くの神様が祀られているということは、高千穂の中でもとびきりのスポットなのかもしれないなぁ。
参拝を済ませ、社殿をぐるりと回ろうとすると
霧のような雨が、サァーっと降ってきました。濡れるような雨粒ではなく、ミストのような、やわらかい雨が。
「神社で雨が降ってくる」、これも神様の歓迎のサインなんです!わーい、わーい!!!
空気を浄化してくれるようなやわらかい雨が、キラキラと降り注ぎます。キラキラ、キラキラ。とってもいい気持ちです。
こちらが御神木かな。悠然と立つ姿がかっこよくて。
「見守っているよ」というメッセージをいただきました。
(ちなみにこちらの神社では御朱印は見当たりませんでした)
参道の階段を歩くのにだいぶ時間がかかりましたー。所要時間は20分ほど。でもでも「オーブ」に「参拝後の雨」、「人払い」とたっぷりのご歓迎をいただいて、胸が熱くなりました。頑張ってやって来てよかったよーーー!お邪魔しました!!
そして、この下りの階段でいよいよ右膝が曲がらなくなりました。
でも、当初の予定ではあと2か所行くことにしています。
Show must go on.(かっこよく言ってみましたが日頃の運動不足です)
ここまで来たら、行くしかないのです。行くぜ行くぜ逝くぜ!!!
二上(ふたがみ)神社
向山神社のくねくねした道から戻り、次なる目的地へ。
ここもどうやらパワースポットらしく。二上神社の道も険しいとは言われているものの、向山神社への道のりを経験したあとなら何のことはなく。20分かけてスイスイっと到着しました。
■二上神社について
御祭神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
御神木 二上銀杏
御利益 結婚、礼儀、絵画
男岳、女岳の二つが岳が一つになっていることから「二上山」と呼ばれる山にある神社で高千穂町と五ヶ瀬町にまたがる山です。
鳥居を車で進んでいきます。先ほどと同じ山奥の神社ではあるものの、こちらは明るい印象を受けます。
で、出たーーー!!!また出たーーー!!!先の見えない階段!!!でもでも黄葉でキラキラしていて明るい印象は変わらず。
先ほど膝をやってしまったので。そっと杖を借りることにします。念のためですよ、念のため。使わないかもしれないし。
えっちらおっちら、長い長い階段を上っていきます。
はぁはぁ、無事に到着しましたよー!
手水が…お水がとても澄み切っています。
お水って、こんなにキラキラしてるっけ???天真名井で見た御神水に似た、透明で鮮やかなブルーです。
わぁ…なんだかここは大好きな神社だなぁ…。
こちらが社殿。近づいてみると…
なんと…!神様ならぬ、宮司様からの歓迎を受けました!!!御神木から獲れた銀杏ですって。嬉しいよう、嬉しいよう!(銀杏大好き)
ありがたーく、ひとつ頂戴してまいりました。
社殿左の建物に御朱印の書置きがあったので、そちらもいただいてまいりましたよ。
御代は賽銭箱にお納めしてきました。
参道を一緒に上ってくれた相棒の杖です。帰りもよろしく頼んだ!(結局上りも下りもガッツリ使わせていただきました)
御神木、大銀杏のところに言い伝えが書かれてあります。
御神木 大銀杏(推定樹齢三百年)
その昔、お年寄りが杖を突いて階段を登ってこられた。ようやく拝殿にたどり着いたお年寄りはお参りをするとたちまち元気になりそのまま歩いて帰ったそうです。
ところが元気になったお年寄り、突いてきた杖を忘れて帰ったのです。
その杖が根をはり枝葉が伸びたのがこの御神木だと伝えられています。
不思議ないわれの銀杏の樹です。
二上神社
ふーん…お年寄り…杖、忘れて帰ったのか・・・。ふ、ふーん・・・。
私は帰り道も杖を使わせてもらうけどね!!!
杖からここまで育ったとは思えないほど、本当に立派な銀杏の木です。この銀杏の落葉が
辺りを黄金に染めています。
素敵~~~!と、ついウットリしてしまいました。
ここの神社の空気、とてもとても好きだったな。
キラキラ、キラキラ。そして、やさし~い、やわらかい空気に包まれていました。
来た道を、戻ります。下が…遠い…。
言い伝えのお年寄りのようにはいかず、ヨボヨボと杖を頼りに何とか車まで戻りました。こちらの神社では20分ほど楽しませていただきましたよ。「人払い」も、ありがとうございました!
さて遂に!残すはあと1か所です…!
秋元神社
時間が余れば最後に行きたいと思っていた秋元神社。なんとかギリギリいけそうです、行ってみることにします!
■秋元神社について
御祭神 国常立命(くにとこたちのみこと)
国狭土命(くにさづちのみこと)
豊斟淳命(とよくむぬのみこと)
御神木 銀杏
御利益 心身健全・国家鎮護
神社の拝殿が鬼門を向いていることから、大きなパワーが宿るとされており、参道入り口と拝殿横の御手水は、秋元の山水で昔から御神水として信仰されています。
いやーーーー、最後の目的地にして。遠い&道が険しい。二上神社から45分かかりました。くねくねに次ぐくねくねでした。対向車と何度かすれ違って「ひー…!」と言いながら狭い道の脇を通り抜けました。
こちらも強力なパワースポットらしく。
なんとか17時前に到着しました。
(何時まで参拝できるか分からなかったものの、17時過ぎて日が落ちると少し怖いな、と思っていて。自分の中では17時を参拝の最終時間と決めていました。)
最後ということで、気が引き締まります。鳥居をくぐって進んでいきますよー。(鳥居右手の御手水も御神水だったようですが、気付かず通り過ぎてしまいました…)
こちらも階段ですが…、よかった。先が見えます。
社殿に到着しましたよ~。
こちらが御神水といわれる手水舎です。キレイな水で手を清めます。
そして、ご参拝しようと社殿に近づいたら…
パッとライトが点きました!明かりがあると安心します。笑
お賽銭を済ませて、書置きの御朱印もいただくことができました。
こちらの神社も、御神木の銀杏の木が立派だなぁ…。黄葉の季節の参拝ってこんなに圧巻なんだなぁとしみじみ。
そして「何となくこの光景、好きだな」と思って。社殿裏もパチリと写真に収めさせていただいたのですが、ここの岩山には昔山伏が修業したと言われる洞窟があるようで、実はパワースポットの一つだったようです!
ちゃんと私のアンテナが働いているようで、安心しました。
10分ほどお邪魔させていただきました。「人払い」、ありがとうございました!(実は何か所か、同じ参拝客の方と入れ違いになっていたのですが、神様が時間帯が被らないようにご調整くださったようでした。)
これにて…
前日に立てたプラン
①天岩戸(あまのいわと)神社(西本宮・東本宮)―②天安河原(あまのやすかわら)
③八大龍王水神―④八大之宮(はちだいのみや)
⑤槵觸(くしふる)神社―⑥天真名井(あまのまない)―⑦高天原(たかまがはら)遙拝所―⑧四皇子峰(しおうじがみね)
⑨荒立(あらたて)神社
⑩高千穂神社
⑪高千穂峡
⑫向山(むこうやま)神社
⑬二上(ふたがみ)神社
⑭秋元神社
なんとーーーー!
無茶苦茶プランを、無事に全制覇することができました!!!!!(パチパチ)
時間があれば「お蕎麦が食べたいな」とか「温泉にも入りたいな」と思っていたのですが、ただひたすらにパワースポットを廻り続け、食事休憩を挟む間もなく一日を終えました。
廻る順番とそれぞれの見るポイントを大まかにメモしていったのが役に立ちました。
今回は行程に入れなかったのですが、今の時期は気象条件さえ合えば「国見ケ丘」から雲海を一望できます。国見ケ丘は5本の指に入る絶景スポットなので、遠方からお越しの方には是非訪れてほしい場所です。(この日は早朝に雨が降る天気予報だったため、行くのを断念しました。…もしも国見ケ丘から雲海を見るのであれば5時半には到着しておく必要があったので、更に過酷なスケジュールになってたな…笑)
そもそも天岩戸神社を参拝した時点でほぼ高千穂行きの目的を果たしたようなものだったのですが、プラスアルファでたくさんの御加護をいただくことができて、とっても素敵な一日になりました!
神社によって空気がガラリと変わるのを肌で感じることができて。五感をたっぷりと刺激していただきました。また会いに来ますね~~~~!!!
結論
一日で回れないこともないけど、このプランはやめといた方がいい
高千穂パワースポットひとり旅の手記は、以上です!
もしも全てをお読みくださった方がいらっしゃったなら。私の旅の振り返りにお付き合いくださり有難うございました。
皆様にも素敵な御加護がありますように。