ラオスの小学校あれこれ②
サバイディー🙏
協力隊員としてラオスはウドムサイで体育を教えています。
今回はラオスの小学校あれこれその②をお届けします。
任地ウドムサイへ派遣されて約1ヶ月、学校に勤務しはじめて約3週間、まだまだ知らないことだらけで、日々驚きの連続です。
改めて異なる文化に入り込むことについて考えさせられています。
休み時間、向かうは開放的な食堂?
ラオスの授業時間は日本と異なり、1教科あたり2コマぶっ続けであります。
正直、小学校段階の子どもたちに90分間 集中力を持たせるのは難しいです、いや、日本の大学生も同じでしょう😂
なので、私も体育の授業の際は間に10分ほど小休憩を取るようにしています。さすがに90分丸々動くのは子どもたちも疲れます。
さて、本日行った学校でもそのようにしてきたのですが、小休憩残り数分のところで何やら貫禄のある後ろ姿が見えたので近づいてみるとコレ⇩⇩⇩
いや、あくまで授業中なんですが!!!!
というわけにもいかず、とりあえず一言だけ。
「食べ終えてから戻ってきーやー🥵」
いつも担任の先生がT2として一緒に見てくれているのですが、
授業中に買いに行こうが食べていようが先生も、売店のおばちゃんもぜーんぜん気にしてないので
イマイチ指導に困っているのが本音です。
やっぱり、体育を教えるにあたって、技術の向上ももちろん大切な要素ですが、
それよりも安全面であったり、仲良く活動することであったり
そういった指導も大切にしていきたいので、授業中の買い食いについては
先生たちにもしっかり説明をして、一緒により良いルールを作っていけたらなと考えています。
というか、日本の授業に慣れていると、90分の内容を考えるのは教員側も大変です😅
ラオスの先生方、尊敬です🙏
ケンカは自分たちで解決!
ラオスの小学生はすごい!と感心させられることももちろんたくさんあります。
その一つが、ケンカを自分たちで解決するというところ。
休み時間、日本との決定的な違いとして木に登ろうが、校外へ買い物へ行こうが、おやつや軽食を食べようが、、、いい意味でも悪い意味でも自己責任で
文字通り自由です笑
だからこそ、ケンカや揉め事もよく発生します。
この間は一年生同士がケンカをしていたのですが、泣いている女の子を見かけるや否や上級生が駆け寄ってきて、話を聞き、解決に至っていて感心しました。
日本の、特に規模の大きい学校では、そもそも学年の異なる子たちが一緒に遊ぶことってなかなかないと思うのですが、ラオスはどの学年の教室にも入り放題ですし、休み時間に先生が見守ったり、一緒に遊んだりということもないので、最上級生である5年生の頼もしさは、私からみても大人顔負けです。
木から落ちた、服が汚された、ジュースをひっくり返されたetc…
日本では保護者に連絡!!という出来事が休み時間ごと、
いえ、数分おきに発生しています😅
この国ではこれがスタンダード、わかっていても私の日本での20数年がそんなにすぐに覆るわけもなく、、、
しかしやはり安全の指導を全くしないというのもモヤモヤするので
体育の際のルールが遵守され、休み時間にもつながっていけばなおよしと思っています。
蛇に虫に!?ラオスの食育!
バランスよく食べましょう、日本では高学年の家庭科で習う内容だと思います。
しかし、ラオスではວິທະຍາສາດ、ສິ່ງແວດລ້ອມ(科学と環境)として、
おおよそ理科の扱いになっていました。
しかも、この食育単元は3年生の内容でした。
さて、早速3年生の教室へ潜入し、教科書をパラパラめくるとコレ。
ははー、なるほど、栄養的な話ね〜
なーんて思っていたのですが、よく見ると、、、
いますね
で、聞いてみたんです。子どもたちに。
「蛇とかさ、カエルとかさ、食べたことあるの」
と。
するとみんなあるよ!と元気よく返事をくれました。
ちなみに味も美味しいそう。
それで思い出しましたが、以前小児科に見学に行った際、こんなポスターもありました。
改めて虫やカエルなどはラオスの人々にとって貴重なタンパク源としてカウントされてるんだなぁと思いました。
あと、主食にカオニャオ(もち米)やカオプン(米粉の麺)がいたり、果物がしっかり東南アジア仕様でいい感じです。
ということで、ラオスでも食育がなされてたという話でした。
蛇は今度見かけたら食べてみます笑
では、また今度、ぽっぷかんまいー!!