鹿児島がホームで福岡に連敗・B2西地区首位攻防戦は福岡が制す
2024.11.24(Sun) 鹿児島レブナイズ vs ライジングゼファーフクオカ
会場:西原商会アリーナ
観客数:3247名
◆2024-25シーズン第9節GAME2◆
B2リーグ西地区首位攻防戦。昨日行われたGAME1は終始拮抗した展開となるが、強力なインサイドを軸に攻撃を組み立てた福岡が鹿児島を要所で上回り、77-86で決着した。鹿児島はエースの#23 アンソニー・ゲインズジュニア(AJ)が3Pシュート4本を含む22得点、6アシストと攻撃の要となる活躍を見せた。
中を固める鹿児島のディフェンスに対し福岡は、Bリーグ1の巨体を誇る#8ジョシュア・スミスや、#25ジャスティン・バーレルに加え、シーズン途中から加入の#5アンドリュー・ランダル、#50アイラ・ブラウンら経験豊富なベテラン勢が巧みなボールさばきを見せ味方の得点を演出。
さらにリバウンドを支配し存在感を見せつけた。
(B2リーグでこのメンツのインサイド守るのは厳しいって…という気持ち笑。豪華すぎますよね。どうやって守るん)
前半は鹿児島のトラップディフェンスが機能している印象もあったが、後半の福岡はしっかりアジャストしていた印象。
鹿児島の攻撃はアップテンポで展開する方が、福岡は守りにくいイメージ。
今日のGAME2では鹿児島のカバーディフェンスからのローテーションと、攻撃のテンポ、さらにアタックしてファウルが鳴らない場合のキックアウトなどに注目していきたい。
(今日勝って西地区首位確保、福岡に勝ち越しするぞ!!!)
▼STARTING5
鹿児島
#3 マット・ハームス(マット)
#10 駒水 大我 ジャック
#14 兒玉 貴通
#23 アンソニー・ゲインズ・ジュニア(AJ)
#93 上良 潤起
福岡
#0 會田 圭佑
#7 西川 貴之
#8 ジョシュア・スミス
#23 村上 駿斗
#25 ジャスティン・バーレル
---(以下小言)---
ティップオフ直前にまさかのショットクロックの機材トラブルでリングを下げる・・・
表示盤変えても直らず、予備のリングと入れ替え・・・
福岡側のリングは空いてるけど、誰もシュートしない福岡さんも良き。
当たり前のことだけどなかなかそういうことできな人もいる。
こういう時集中切れて入り悪くなりそうで嫌やな。
およそ20分遅れでスタートした第1クォーター
スタートダッシュに成功したのはホームの鹿児島。
#14兒玉のジャンパーが綺麗に決まると、続けて#93上良がスティールから走り3Pシュートを射抜く。
福岡は早々にメンバーを4人入れ替えるが、鹿児島は#3マットの3Pシュートでリズムを崩さない。
福岡は#5スミスのポストアップでマットのファウルを誘いFTでなんとか得点に成功。
しかし鹿児島は#14兒玉を中心に得点を重ね勢い止まらず、17-7と二桁点差になったところで福岡が1回目のタイムアウト。(4:32)
タイムアウト明け、鹿児島#93上良のジャンパーが決まると、対する福岡は#1中村の3Pシュートで応戦。
その後、攻撃がやや停滞してきた鹿児島は#11森田、#7飴谷を投入してオフェンスの循環を図る。
しかし福岡は徐々にリズムを取り戻し、#1中村のピックから#25 JBの豪快なダンクや、#1中村の強引なタフショットで点差を縮めていく。
福岡はディフェンスリバウンドを確実に掴み、鹿児島にセカンドチャンスを与えない。
終盤、鹿児島は#5バンバの3Pシュートなどで繋ぎ、26-19。スタートダッシュに成功した鹿児島のリードで第1クォーターを終える。
(福岡のPIPが昨日より抑えられている印象。)
第2クォーター
スミスの重量級ダンクからスタートすると、#50アイラ・ブラウンの3Pで追いかける。
鹿児島は#7飴谷の3Pシュートが決まるが、#5バンバの痛いDFローテミス(に見えた)で相手に得点を許すと3点差に。
鹿児島はここでエースの#23 AJをコートに戻す。
しかし福岡は#5ランダルお得意のドライブから上手すぎバスカンで流れ渡さず。
鹿児島は#12森田のジャンパーや相手の隙をつくアタックで返し一進一退の攻防に。
35-31でオフィシャルタイムアウトに入る。
(鹿児島は相手がON3でどうしてもファウル積んでくるので気をつけたいところ)
鹿児島が思うように得点できず我慢の時間が続く中、福岡は今日好調の#1中村が起点となり、#25 JBへのアシストや自らのドライブで残り1分55秒で同点とする。
鹿児島は#34カイルのポップジャンパーや#14兒玉の3Pシュートで再び前に出るが、福岡はガードポジションのミスマッチを活かし#1中村のアタック、さらに#5ランダルのFTで福岡がこの試合始めてのリードを奪う。
残り34.1秒で鹿児島がタイムアウトを取るが、ドロープレーが成功したのか不明だが、AJがトップから3Pシュートを放つもリングに弾かれる。
一方の福岡は、#5ランダルと#8スミスのピックでランダルがアタック、シュートともパスとも取れるレイアップで逆サイドゴール下のスミスにボールが渡り、ブザービーター成功。
43-46と福岡がリードを奪い、試合を折り返す。
(#1中村がすでに15ptsはやられすぎている感。& 最後のスミスの飛び跳ねてのファウルアピールがちょっと可愛かったですね笑)
第3クォーター
鹿児島のガードは#12森田からスタート。
福岡は#5ランダルのパス上手すぎやろがいアシストから#8スミスのイージーショットを演出。
さらに#8スミスの豪快なダンクが続く。
一方の鹿児島はセカンドチャンスから負けじと#3マットのダンクが炸裂するが、またも早めにファウル積みで苦しい展開となる。
しかし#12藤田がコートイン早々にスティールからそのまま3Pシュートで勢い付けなんとか1点差で食らいついていく。
福岡はフリースローの確率が高い#5ランダルがクレバーなプレーでファウルドローしていく。
鹿児島はカレロHCがレフリーの判定に大興奮でコートインして(恒例の)コーチテクニカルファウル。
さらに#3マットと#12藤田のグッドブロック(に見えた)をレフリーがファウルコールし、#10駒水と#3マット激おこでレフリーに抗議して#10駒水のテクニカルファウルに…
この一連の流れで福岡のリードが6点に。
(ここの流れが痛かったなと。本日もレフリーはアウェイのご様子。うん。)
なんとか切り替えたい鹿児島は、#23 AJがペイントアタックするもノーコール、しかしセカンドチャンスでなんとかFT獲得。
続けて#23 AJがなんとか3Pシュートをねじ込む。
(でも鹿児島の得点がAJに偏っているから厳しい展開になってきたなとひしひしと感じる)
一方福岡は、インサイドに寄った鹿児島のディフェンスを上手くかわして#24谷口が3Pシュートを決める。
この点差きついぞと思っていた残り15秒で鹿児島#14兒玉の3Pシュートが決まり、58-63。
福岡の5点リードで第3クォーター終了。
(兒玉さんいいよね、ほんとに)
第4クォーター
開始早々レフリーが(また余計な)笛鳴らす。
(※個人の見解です)
笛に負けず鹿児島#3マットがポップからジャンパーを決める。
(マットさん外角シュート上手だからポップでいい気がするよね)
(福岡#50アイラ・ブラウンさんは42歳とは思えない跳躍でブロックショットに飛んでくる笑)
(あー藤田さんGD)
などとぶつぶつ言ってたら、福岡は#1中村―#25 JBのPOBで連続得点し7点リードとしたところで鹿児島後半1回目のタイムアウトを取る(残り6:48)。
(中村くんにあそこまでドライブで切っていかれたらセンターがカバー出ざるをえないから、その前に抑えて欲しい感)
タイムアウト明けクロックダウンの中、鹿児島#23 AJの3Pシュートで会場が熱狂すると、さらにAJが連続スリーで会場爆沸きの1点差に。(66-67・5:38)
しかし今日絶好調の福岡#1中村が3Pシュートを決め返し(66-72)残り4:38でオフィシャルタイムアウトに。
(中村にこんなにやられていいの?感はあるけどどうしてもミスマッチだからなあ。厳)
せっかく鹿児島の流れだったのに、タイムアウト明け、福岡#50アイラ・ブラウンのプットバックや、#5ランダルのアタックで福岡の10点リードに…(66-76)
残り3:04で鹿児島2回目のタイムアウト。
このまま終われない鹿児島は、エース#23 AJが3Pシュートで魅せるが、福岡#8スミスの巧みなアシストから(ここでくるか〜の)西川の3Pシュートで流れ渡さず。
互いに攻め合うも残り1:25 福岡10点リード変わらず。
鹿児島はなんとか追いかけるが届かず、71-84で福岡がアウェイで連勝し西地区首位に立った。
▼スコアリーダー
鹿児島
#23 AJ 17pts・4AST
#14 兒玉 13pts
#3 マット 12pts
福岡
#1 中村 22pts・8AST
#5 ランダル 17pts・3AST
#8 スミス 15pts・8REB
#25 JB 14pts・4AST・9REB
▼最終スコア
鹿児島|26|17|15|13|71
福 岡|19|27|17|21|84
個人的に、福岡さんの攻撃の組み立てすごく良いなと。
スミスもランダルも本当によく周りの選手を見て合わせてる。
(鹿児島はマットがキックアウトできたらなあというシチュエーションがあるけど、基本的にキックアウトせず自分でアタックしてファウルもらうことが多いから、そこで外の選手とかに打たせていけたらチームとしてもっとリズム良くなるんじゃないかなあと思ったり)
ランダルはFTを落とさない選手のイメージだったので、1本落とさせた鹿児島のブースターDFあっぱれでした。(笑)
福岡強かったなああああああ。
楽しいゲームでした。