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冬に老化が進む!

今年の秋は暖かかったですが、立冬をすぎて冬らしくなりましたね。

漢方では冬といえば、『腎養生』の季節です。
漢方は、五臓の機能・性質を、季節にたとえて説明しています。
人間も動物ですから、季節の変化に身体を合わせなくてはならないわけです。

漢方でいう『腎』は腎臓と=イコールではないのですが、
西洋医学でも、腎臓の研究が進んで、健康寿命は腎臓機能に起因するとも言われ始めました。(腎臓病の患者は年々増えています。)

漢方はそのことを昔から知っていました。
人の成長、生殖、加齢には『腎』に蓄えられている『腎精』に関わっていると考えていましたから。

漢方では、腎養生して『腎精』を減らさない、というのが、若さを保つために大事なこと、というのが常識なのです♪
私の、目標としている、
自分のカラダは自分で養生してメンテナンスする” を実行するためには、漢方からの学びがとても便利です!

今回は、漢方で考える『腎』を今一度考えてみましょう。

腎の腎精が元気度を決める

腎精が不足すると、子どもだと成長が遅れる、成人だと性機能が減退する、高齢になると老化が早まる、という現象になります。

もう少し掘り下げると

腎精が不足すると(細かく分類すると『腎気』)
●膀胱では、尿が漏れ出る、頻尿 などの 尿トラブルが起こる。
不妊、流産、早産になる。
●腎は肺の呼吸を一部下方に引き下げてくる働きがあるので、息切れ、吸気(呼吸の)呼吸困難、が起こる。
難聴、めまい、記憶力低下、視力低下、脱毛、骨が弱くなる 足腰に力はいらない

おわかりになりましたでしょうか。
そうなんです、老化現象に関わる全てが『腎』に関係しています!
そして、『腎』は寒さに弱く、冬に負荷がかかってしまい、この時期に病気の種をつくります。

腎養生してこれ以上老化現象を加速させない

まずは、冷やさない!! 冷えは腎を痛めます。
冬は腰から下は、いつもあたたかい履き物でカバーするという気持ちでいてほしいものです。
温泉療法も良いですね。血行が良くなります 腎臓は、糸球体という細い血管の毛糸のかたまりのようなものがたくさん集まっているところ。『瘀血』が腎機能を低下させますから、温めて血流を良くすることが大切です。

『瘀血』にならないためには、脂っこいもの(トランス脂肪酸など)、甘いもの、加工品(添加物)を食べ過ぎないことも忘れないでください。

黒っぽい食べ物

黒ゴマ、きくらげ、黒豆、金針菜、海藻類、くるみ、等
は腎養生に良い食べ物です。

薬膳茶で腎養生

黄精
クコの実
杜仲葉

尿の排出を助けるという意味では
ヨクイニン
地膚子(膀胱)
南蛮毛

『高貴薬』で腎養生

冬虫夏草 コウモリガ科の蛾の幼虫に寄生した菌 で古来から、万病に効く  
     不老長寿の秘薬と珍重 
三七人参 雲南省の高地で栽培される、ウコギ科の多年草 
     デンシチン、三七ケトン、アセチレン化合物、フラボノイド、
     アミノ酸、有機ゲルマニウム、ビタミン、ミネラル豊富な『瘀
     血』『水滞』改善する生薬

腎養生の漢方薬

五苓散
猪苓湯
五淋散
茵蔯五苓散

水滞による、むくみ、や頭痛、排尿トラブル、尿路結石、腎臓結石などに効能があります。
構成されている生薬がすこしづつ違いますので、ご興味のある方はご相談ください。

『腎養生』できることから初めましょう♪

40歳を過ぎたら、人のカラダの機能は下降線をたどります。
これを読まれた方は、この冬、『腎養生』を始めるチャンスです♪
腎の健康 = 健康寿命の長さ です。
長~く、元気はつらつでいられるための『腎養生』おすすめします❕

腎養生のための生薬(食品でもある)をブレンドした『腎養生茶』もベイスショップで販売しております。ショップも覗いてみてください。

この内容はポッドキャストでもお話しています。
よろしかったら聴いてください♪

自分にはどんな薬膳茶が合っているのか、現在の体質はどうなのか、など、気になることがある方、体質改善したい方、カウンセリングもご用意しています。
薬膳茶の他に、漢方薬、健康食品、等をご提案することもあります。
お気軽にご連絡ください♪

上級漢方養生士、医薬品販売業者、登録販売者、生態生薬研究会会員 
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