旅先建築探訪|岩手県立美術館
今日はお盆休みの東北旅初日に
ふらっと訪れた美術館について🤗
わざわざ岩手にまで来て美術館?
って思われるかもしれないですが
建築とアート好きなら分かってくれるはず👍
僕の場合は学生の頃から
特定の建築物を見るために旅行するのが
比較的多かったように思います
ここ最近は芸術祭目当ても増えてきました🎨
なので旅先で建築やアート鑑賞は
特別なこととは思ってません🌱
ただ、今回は当初の予定になく
天候不良に伴う思いつき訪問😆
モーニングしながら探して
見つけたのが岩手県立美術館でした
美術館の前後、この日の旅記事はこちら
岩手県立美術館をめぐる
いちおう建築関係に携わってますが
デザインや構造は専門ではないため
素人目に少し髭生えた程度の目線で
感じることを率直に書いてみます😂
盛岡市中央公園
美術館は市内を流れる雫石側に隣接した
盛岡市中央公園の中に建っていました
公園内には美術館のほか
科学館、先人記念館などの文化施設や
道路をまたぐ小高い丘(展望台)もある
この日は天気良ければ
山登りする予定でした🌱
だからってわけではないけど
丘に登ってみました😆
晴れてれば岩手山も見えるんかな
土地勘がないのでよく分からんけど
周辺に高い建物が無いため眺めは良い
雨上がりで蒸し暑さが凄かった💦
美術館の外観
美術館は公園の西端にあるが
展望台から見えたのは
工場かと思うくらい地味な外観😂
入口は公園側と駐車場側にある
外壁、床、天井、ドアまでが
グレー系なので統一感はある👍
入口付近の閉鎖的な雰囲気とは違い
ピロティに面する外観はガラス張りで
中央公園を眺めることができるみたい
ただせっかく公園に面するなら
もっと開放的な外観の方が良いな〜
(というのは個人的な気持ちです😂)
こちらはバス停があるため
大きな木を囲むロータリーがある
公園側の遠景では工場のようでしたが
こちらは凹凸のある外観になってる
ただ美術館というよりは役所のような・・
重みのある雰囲気からそう感じるのかな
入口までのアプローチ
形状は違うものの色の統一感は
公園側と同じような雰囲気
ロータリー部分から見た外観で
窓かなって思ってた部分
外から見ても内から見ても
四角い壁にしか見えない何か・・
なんなんやろうって思うけど
美術館建築の場合こんな場所は
よくあることなので
考えないようにします😆
常設展示室へのアプローチ
公園側、駐車場側どちらから入っても
同じエントランスに行き着きます
(エントランス:全館案内の下の方)
エントランスから館内に入ると
吹き抜けの細長いスペースがあります
外観の雰囲気とは違い開放的で
一気に美術館や〜って思えました😂
ちなみにこの日は祝日で雨天やからか
開館直後でも受付混雑してましたが
目的は江口寿史氏の企画展やったようです🎨
鑑賞者が殺到してるのを見ると
有名な方なんやと感じたけど
あまり興味なかったのでスルーして
常設展を鑑賞することにしました
受付から吹抜(グランドギャラリー)を
奥へ進むと白い階段が見えてくる
階段を正面に見て右側にある
エレベーターを利用すれば
最短距離で行けるが
今回はアプローチを楽しみながら
内部空間を見て回ることにした
ここから常設展示室へ
向かうまでの内観を写真で紹介
この日は何もなかったが
展示スペースの一部なんやろか
車椅子対応なのかと思ったけど
ここまでは階段しかなかったから
デザインだけのもの?
さっきのスペースで展示ある時の
車椅子導線なんかな・・🤔
緩やかにカーブする空間
グランドギャラリーの明るさは
柔らかな自然光だけのようでした
(照明らしきものが見当たらない)
上部は天窓から、側面は高窓から
柔らかな光のお陰で
外観と同じく同系色の内装なのに
明るいとこ暗いとこの陰影によって
引き締まった雰囲気に見える
全壁面から光が入れば明るいが
陰影ができにくいと思うので
違った雰囲気になるやろな・・
外観を見た時に公園側をもっと開放的に
すれば良いのにって思ったけど
早々に意見を撤回します💦
木目があるコンクリート壁
型枠に木目があり細い木材を使い
あえて木目と目地を残したと思われる
というのをある番組で語ってるのを見た
全てがそうとは限らないにしても
鏡面のようにピカピカな壁面が印象的で
頬ずりしても気持ちよく美しいって感じる
ただここの木目と目地の残る壁面も美しい👍
頬ずりしたら痛そうやけど・・
常設展示室前のホールでも
凹凸のあるコンクリート壁面で
グランドギャラリーからの光により
陰影ができ変化のある壁になってる
作者の意図かどうかは分からないが
それが面白さを出してる気がした
館内のその他空間
グランドギャラリーに面し
3方向がガラス張りのラウンジは
中央公園が一望できました
別料金を払う必要もないので
時間あればのんびり過ごしたい場所
2階へのアプローチとして
先に紹介した階段とスロープとは別に
受付すぐ横からライブギャラリーへ
向かう階段がありました
今回は帰りに使ってみましたが
地味な感じだったので行きはあっちやな😂
人が居なかったのを見計らい
2ヶ所のトイレを撮ってみました
美術館内で内壁が違うことに驚き🤗
小便器の形も違いました・・
コスト面を考えたら1つの建物なら
同じ壁で同じ設備を使う方が良いはず
にも関わらず異なるものを使用している
どういう意図があるのかは不明ですが
美術館やからということにしときます😙
ちなみに建物でトイレを見る
ってのは学生時代の先生の教えです
美術館や商店はもちろん
居酒屋であってもトイレは見とけ
って授業中急に語られてました
居酒屋はどうか分からないですが
美術館に関しては建物へのこだわりが
トイレにまで及んでるように感じます
人がいる場合写真撮れないので
残すことはしにくいですが
今までの印象的にはそう感じる
まとめ
現地での滞在時間はおよそ2時間で
そのほとんどは常設展示の鑑賞でした
展示されてるのは岩手県出身や
ゆかりのある方々の作品だったため
正直なところ初めて知った人ばかり💦
逆を言えばここでしか
知ることができなかった作品でした
旅先で美術館に行く意味は
そういうとこにもあるのかなと感じます
現代アートを展示する美術館は魅力的で
展示される方々も有名な方が多いが
つい知ってる方の作品にばかり鑑賞し
新規開拓ができにくくなってる気がする
今回岩手で知ったのは
萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武、ほか
作品を見て良いなって感じたけど
語れるほど知れてないので名前だけ紹介
また別の地域で名前を見かけたら
岩手で知った人や✨って思うんやろな♪
今後も旅先アート鑑賞で
いろんな作家さん知っていければいいな🤗
さいごに、現地で建築を鑑賞したのは
10分も満たないほど短かったです
なのでこの記事では写真を見返し
今感じたことを書いてみました🌱